毎年季節の変わり目にめぐって来るのが「お彼岸」です。

お彼岸には、「春のお彼岸」と「秋のお彼岸」と、年に2回あります。

暦の上では、春のお彼岸は3月で、秋のお彼岸は9月です。

これらのお彼岸はいつからいつまでの時期や、意味と由来はご存知でしょうか?

また、お彼岸月の3月誕生石と9月誕生石の宝石もご紹介いたします。

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お彼岸はいつからいつまで?意味や由来とは?

お彼岸はいつからいつまでなの?

お彼岸は、春と秋の年2回あるのをご存知でしたか?

毎年やって来る「春分の日」「秋分の日」前後に行われるのが「お彼岸(おひがん)」の年中行事です。

お彼岸には、ご先祖さまのお墓を掃除したり、お墓参りを恒例行事としている人も多いかと思われます。

 

また、ご先祖さまに「ぼたもち」には「おはぎ」をお供えしたり、食べたりします。

お彼岸は、私たち日本人にとっては大変なじみ深い、一年の中での大切な伝統文化の一つとして考えられています。

 

私は、いつも何気なくお彼岸を迎えているので、改めて理解を深めるのに意味や由来を簡単にまとめてみました。

そして、お彼岸の月でもある3月誕生石と、9月誕生石の意味やパワーストーン効果もご案内いたします。

 

春のお彼岸はいつからいつまで?意味とは?

春のお彼岸

春のお彼岸は、いつから始まりいつまでなんでしょうか?

「春分の日」の当日と、その前後の3日間の「合計7日間」です。

 

2021年の春分の日は、3月20日でした。

このように、春分の日が3月20日の場合ですと、彼岸の入りが3月17日、彼岸明けが3月23日となります。

春分の日は年により異なりますが、統計的に見てもだいたい3月20日、または21日になる場合が多い傾向にあります。

お彼岸の中間日にあたる事から「中日(ちゅうにち)」と呼ばれることもあります。

 

お供え物の「ぼたもち」と「おはぎ」の違いとは?

私は、「ぼたもち」「おはぎ」もどちらも大好きです。

ご先祖さまに春は「ぼたもち」、秋には「おはぎ」をお供えしたり、食べたりするのが我が家の習わしです。

なんか、どちらもとても似たような甘くておいしい食べ物ですが、今では分けて呼ぶのも少なく感じます。

しかし調べて見ると、もともと「ばたもち」と「おはぎ」では作る季節に大きな違いがあり、別の呼び方もありました。

ぼたもちとおはぎでは、形や中に入るあんこの種類で呼び方を分ける地域もあるそうです。

簡単に言えば、「ばたもち」と「おはぎ」は、それぞれ作る季節による名前の違いでした!

 

その季節の花の名前(牡丹:ぼたん)に由来していて、ぼたもちは江戸時代に春のお彼岸に食べられていたものです。

一説には小豆(あずき)を「牡丹の花」に見立てたことから、「ぼたんもち」と呼ばれていたのが、省略して「ぼたもち」になったとか?

 

一方のおはぎは、秋のお彼岸に食べられていました。

秋の七草のひとつでも「萩(はぎ)の花」と小豆の形が似ているので、「おはぎもち」と呼ばれていました。

それがいつの間にか「おはぎ」に変わったといいます。

 

春のお彼岸は3月ですが、誕生石の種類と意味とは?

アクアマリン

3月誕生石のアクアマリンは、ラテン語で「アクア=水」「マリン=海(海水)」から宝石の名前が付いたといいます。

アクアマリンの中でも評価の高いのは、ブラジル産の「サンタマリア」と呼ばれるものです。

主な産地は、ブラジル・ナイジェリア・モザンビークですが、良質のアクアマリンの産地はブラジルです。

 

宝石の分類では「ベリル(緑柱石)」のグループに属していて、5月誕生石のエメラルドと姉妹石になります。

同じベリルの仲間の色別では、緑色がエメラルド、黄色がヘリオドール、赤色がモルガナイトと呼ばれます。

3月誕生石のアクアマリンは、淡い色から青色の宝石を指しています。

 

3月誕生石のアクアマリンはエメラルドと同じベリルの仲間の宝石なの?

 

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コーラル・珊瑚(さんご)

古くから女性のお守りや装飾品として、とても愛されてきた宝石が「コーラル・珊瑚(さんご)」です。

あなたは、珊瑚(さんご)と言うと何を思い浮かべますか?

多くの人は珊瑚というと、南海の海に生息しているサンゴ礁(石サンゴ)を思い浮かべるのではないでしょうか?

 

実は、宝石用に使用する珊瑚は、深さ100メートルから1000メートルの海底から採集される「貴重さんご」と呼ばれるものです。

他の宝石のように鉱物ではないですが、琥珀(こはく)やパール(真珠)などと同じ「有機質宝石」に属します。

3月誕生石のコーラル・珊瑚(さんご)は、女性の幸福を守り、結婚、出産、家庭の繁栄をサポートするお守りです。

 

3月ひな祭りと3月誕生石のサンゴと意外な関係やパワーストーン効果

 

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ブラッドストーン


 
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3月誕生石に取り上げられている宝石に「ブラッドストーン」があります。

古くからブラッドストーンは「健康になりたい!」人に効果があり、血のめぐりを促進して、体力を強化する健康のお守り石です。

パワーストーン効果では、心身の疲れを取り去り、スタミナをアップすると信じられ、血液に深く関わる宝石です。

古代には、戦争で血を流したりケガをしないように兵士がお守りとして身に付けて戦場に赴(おもむ)いたといいます。

 

また、戦場でケガをした兵士の止血剤としても用いられることも記録で残っています。

 

誕生石3月ブラッドストーンの意味やパワーストーン効果と相性石とは

 
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モルガナイト

3月誕生石のモルガナイトは、ベリルの中でも美しいピンク色で透明な石を指して呼んでいます。

宝石種類の中でも、1911年にマダカスカルで発見された比較的に新しい宝石です。

宝石名の由来は、モルガナイトを発見した「J・P・モルガン」からきていますが、産出されるものの多くは加工されます。

産出された多くのモルガナイトは、加熱処理をされたのちに、同じ3月誕生石のアクアマリンとして流通しています。

持ち主に「真の優しさ」を授けてくれて、女性性を高め、女性特有の優しさや相手に対する思いやりを身に付けさせてくれます。

 

宝石 モルガナイトの意味や和名とパワーストーン効果とは
 

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秋のお彼岸はいつからいつまで?意味とは?

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、いつから始まりいつまでなんでしょうか?

「秋分の日」の当日と、その前後の3日間の「合計7日間」は、春分の日と同じです。

 

2021年の秋分の日は、9月23日でした。

このように、秋分の日が3月23日の場合ですと、彼岸の入りが3月20日、彼岸明けが3月26日となります。

春分の日も年により異なりますが、統計的に見てもだいたい9月22日、または23日になる場合が多い傾向にあります。

こちらもお彼岸の中間日にあたる事から「中日(ちゅうにち)」と呼ばれることもあります。

 

なお、国民の祝日に関する法律の祝日法では、下記のように位置付けされています。

秋分の日は、「祖先を敬い(うやまい)、亡くなった人々を偲ぶ(しのぶ)」ことが趣旨とされ、お彼岸の文化が法律的に明記されているそうです。

 

秋の彼岸に咲く「彼岸花」の意味

秋のお彼岸の時期になると、愛犬と散歩の途中に毎年同じ場所で咲くのは「彼岸花(ひがんばな)」です。

彼岸花は、毎年9月の中旬、秋のお彼岸の頃になると自然と赤や白の花をつける多年生の球根植物の種類になります。

別名は、「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」と呼ばれ、田畑の周辺、土手、堤防、墓地などで見かけます。

 

彼岸花は美しいですが、実は見かけによらず「有毒植物」であり、人間が間違って摂取すると吐き気や下痢を引き起こすそうです。

重症化すると中枢神経の麻痺を起こして、やがて死に至る事もあるという怖い植物ですから、取り扱いには気を付けましょう。

 

ちなみに、赤い彼岸花の花言葉は、「情熱」・「独立」・「再会」・「あきらめ」

そして、「悲しい思い出」・「想うはあなた一人」・「また会う日を楽しみに」などの意味があります。

 

彼岸花は赤色だけではなく、白い花もあり、白い彼岸花の花言葉は、「また会う日を楽しみに」・「想うはあなた」など。

 

秋のお彼岸は9月ですが、誕生石の種類と意味とは?

サファイア

9月誕生石のサファイアは、鉱物のコランダムに属していて、7月誕生石のルビーと姉妹石になります。

コランダムの中で、赤い色を「ルビー」と呼び、それ以外の色の石は「サファイア」と呼んでいます。

サファイアはとても色の種類が豊富にあり、青、ピンク、無色、緑、紫などがありますが、これではとてもまぎらわしいですね。

そこで、青い石だけをサファイアと呼び、正式にはブルーサファイアですが、それ以外の色の石は「ファンシーサファイア」と呼びます。

例えば、イエローサファイアや、ピンクサファイアなどと、色をサファイアの名前の前につけて呼んでいます。

 

同じ姉妹石なのに、ルビーは赤でサファイアには色々な色がありますが、なぜ、色の違いが生まれるのでしょうか?不思議です。

宝石の兄弟石でサファイアが青い理由や意味とルビーの赤い理由とは
 

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お彼岸の由来や、語源はどうなの?

そもそも、お彼岸の由来や語源の意味

お彼岸の語源は、仏教用語の「波羅蜜」「はらみた」・「はらみった」・「パーラーミータ」に由来します。

「波羅蜜(はらみつ)」はインドのサンスクリット語で「到達」「達成」を意味しています。

 

仏教における修行僧が、悟りを得て到達(達成)されるものであり「到彼岸(とうひがん)」とも言われます。

仏教では、煩悩や迷い、誘惑などに満ち溢れる世界の「此岸(しがん)」から、川の向こう側の「彼岸」を例えにします。

 

彼岸では、精神の迷いが消え去り、悟りを開いた「涅槃(ねはん)」、または「浄土(じょうど)」に至るという概念があります。

この考え方がやがて日本独自の文化として根付いて、やがて「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる仏事として認識されたようです。

彼岸会が仏事として発展や継承されることで、一般庶民による先祖を敬い供養する「先祖供養」の風習へと繋がっていきました。

 

なお「お彼岸(おひがん)」の由来としては、天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめとする日本神話や神道の意味からも由来する説があります。

日本神話や神道は、太陽を信仰の対象とする太陽信仰の意味合いからも「日願(ひがん)」が語源とする説もあります。

 


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