毎月にそれぞれ、誕生月に合わせたラッキーストーンの誕生石が定められています。
あなたはご存知でしたか?
1月から12月までの誕生石の内、63年ぶりに一度に10個が新しく追加されました。
誕生石が10個も追加されたのは、63年ぶりの改訂らしく増えて嬉しいですね。
1年の1月から12月までには、それぞれ生まれた月には誕生石があります。
誕生石の中には、あなたがすでにご存知の宝石や、初めて聞く宝石種類があるかもしれません。
では、9月誕生石として新しく追加されたクンツァイトの意味や効果をご紹介いたします。
目次
誕生石が63年ぶりに追加?10種類の宝石種類とは?
誕生石として新しく追加された、10種類の宝石種類とは?
あなたは何月生まれですか?
あなたは、ご自分の誕生石の宝石種類はご存知でしょうか?
63年ぶりになりますが、それぞれの月に割り当てられる誕生石が今までの宝石種類に新しく10個も追加されました。
1月はそのままで、2月から12月まで新しく追加された誕生石の種類はどのような宝石なのでしょうか。
新規に誕生石として追加された新しい宝石種類の10石は、下記の通りです。
新規に追加された月別の10個の誕生石の宝石種類
■ 2月:クリソベリル・キャッツアイ(新規)
■ 3月:アイオライト(新規)
■ 3月:ブラッドストーン(正式に認可)
■ 4月:モルガナイト(新規)
■ 6月:アレキサンドライト(新規)
■ 7月:スフェーン(新規)
■ 8月:スピネル(新規)
■ 9月:クンツァイト(新規)
■ 12月:タンザナイト(正式に認可)
■ 12月:ジルコン(正式に認可)
日本と他国の「誕生石」の違いとは?
日本では1958年に、全国宝石商組合によって誕生石が制定されましたから、今から64年前ですから最近の話です。
そして誕生石として2021年12月20日に63年ぶり改訂され、10種類の宝石が正式に追加されました。
国や地域によっては誕生石の種類は多少変わりるのをご存知ですか?
日本・アメリカ・フランス・イギリスではお国柄、誕生石の種類は若干、違います。
日本ではなじみの深い「水晶」が、イギリスでは4月誕生石に、クリソプレーズが5月誕生石に取り入られています。
日本では7月誕生石は「ルビー」ですが、アメリカでは「ルビー」と「アレキサンドライト」です。
フランスでは、7月誕生石は「ルビー」と「カーネリアン」になります。
また、日本ではラピスラズリは12月誕生石ですが、フランスでは、9月誕生石に「サファイア」とともに追加されている宝石になります。
ちなみに時代やお国柄で違う誕生石ですが、「1月誕生石 ガーネット」・「2月誕生石 アメシスト」・「11月誕生石 トパーズ」の3宝石。
これらの3つの宝石種類は、発祥から現代までほぼ世界各地で相変わらず人気もあり、共通しています。
日本では、以前から3月誕生石として「ブラッドストーン」はありました。
そして、12月誕生石の「タンザナイト」・「ジルコン」、6月誕生石の「アレキサンドライト」などです。
これらの誕生石は、今までは非公式でしたが、今回の改訂で正式に追加されたので誕生石としての選択肢が増えたので宝石商としては嬉しいですね。
10種類の誕生石が増えたことで、プレゼントする場合や、ご自分にご褒美の時の選択肢が増えるから楽しいと思いませんか。
私の個人的な話ですが、今回追加された宝石の中では、一部の変更も見られたので頭の切り替えを必要としています。
今回選定された4月誕生石の「モルガナイト」は、今までは「3月誕生石」として、このブログでも、またネット上でも紹介されてきました。
誕生石の新規追加では、モルガナイトは「3月誕生石」から、正式に「4月誕生石」に決まりました。
あなたの生まれた月の誕生石には、宝石としての魅力は勿論ですが、パワーストーンとしての意味があります。
誕生石を大事に身に着けることにより、あなたを守護するお守りとなり、遠方からも幸せを運んでくると言われています。
お願い事をする場合には、必ず清水で綺麗に洗い、気持ちを込めてお願いをしましょう。
9月誕生石 クンツァイトの意味やパワーストーン効果とは?
新しく追加された9月誕生石 クンツァイトの意味とは?
今回新しく9月誕生石として認可された赤色のクンツァイトは、宝石にすると名前が変わります。
クンツァイトは別名で「スポジュミン」とも言います。
和名では、「黝輝石(ゆうきせき)」や「リチア輝石(りちあきせき)」と呼んでいます。
和名でリチア輝石と呼ばれる「ケイ酸塩鉱物」に属するパイロクシーン(輝石)の一種が、今回誕生石に追加されたクンツァイトです。
クンツァイトの原石は、熱を加えることで砕ける特徴があり、灰色に変色します。
それで、ギリシャ語の「燃えて灰になる」という意味の「spodumenos」が宝石名の語源です。
クンツァイトは、1902年に発見された比較的に新しい宝石です。
ピンク色の他にも同じ仲間の宝石種類には、白・黄色・緑・紫などがありますが、いずれも淡い色彩で繊細な外見です。
白い色のスポジュミンは200年以上前から存在は知られていましたが、1877年に黄色の「トリフェーン」がブラジルで発見されました。
1879年には、緑色の「ヒデナイト」がアメリカ・ノースカロライナ州で発見されました。
これらの宝石種類の中でも人気は、ピンクから薄紫色の「クンツァイト」で、高い気品と妖艶な輝きが魅力と人気があるのが今回の9月誕生石です。
宝石名は、鉱物学者のクンツ博士にちなんで命名され、同じ結晶でも産地により色合いや石の特徴が違います。
最近の宝石市場では、主産地でもあるパキスタンやブラジルの産出量の激減から、希少性が高まっている宝石が、ピンクから薄紫色の「クンツァイト」です。
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9月誕生石 クンツァイトの気になるパワーストーン効果とは?
今回9月誕生石に決まったクンツァイトには、恋愛で「仲直りしたい!」時のパワーストーン効果があります。
また、「慈しみ深い無量の愛」を与える宝石として知られています。
宝石の言葉は、「無限の愛」・「自然の恵み」・「気高さ」・「許し」・「慈愛」などです。
クンツァイトのパワーストーン効果の魅力は何といっても「慈悲深い心を目覚めさせる」のが大きな特徴です。
他者に寛大な気持ちになれ、穏やかな気持ちで接する事が出来、毎日心にゆとりが生まれ、プラスの方向に価値観を変えてくれます。
新規追加の9月誕生石クンツァイトは、身に着けることで人生のステージを上げてくれるパワーストーンとしての効果も人気の秘密です。
また、優しい人間でいたいと思いながら、相手に対してうまく愛情表現が出来ていないと感じている場合には、心配がありません。
この宝石は、宝石言葉にあるように「無限の愛」で相反する気持ちの葛藤に橋を架け、両者をほどよく統合する力があります。
「慈愛」と「許し」のパワーストーンですから、感情のしこりや思考のこだわりをほぐして、イライラや憎悪の気持ちも愛情に切り替えてくれるでしょう。
恋人や夫婦などで意見の違いなどで喧嘩になっても、持ち主に慈悲の心を自然と授けるため、無理なく相手を許せるようになるでしょう。
相手もその思いやりのある愛の波動に影響されて少しずつ理解を示して、円満に物事が進みます。
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誕生石の意味とは、そもそもどういうものなの?
誕生石の意味や由来はご存知でしょうか?
あなたは何月生まれでしょうか?
また、ご自分の誕生石が63年ぶりに追加されたのをご存知でしょうか?
ご自分の誕生石を知らない人はおそらくいないと思います。
しかし、新しく追加された誕生石の宝石種類は知らない人も多いかと思われます。
もし、新しく追加された宝石をご存知なければこの記事を参考になさって下さいね!
誕生石の宝石名を何となく分かっているつもりですが、その意味や由来を知らない人が多いです。
誕生石とは、あなたが生まれた月にちなんだもっともポピュラーな「守護石」で、あなたの「お守り石」になります。
1年の12ヵ月をそれぞれの月に守護石を当てはめたのが「誕生石」と言われ、災いから身を守り、幸運を呼び寄せる効果を持つと考えられています。
誕生石には、恋愛運・金運・仕事運・健康運などの運気を高める効果があると、パワーストーンとして人気があります。
そもそも、誕生石の意味や起源とは?
誕生石の種類は、宝石店や宝石関連業者が儲けるために勝手に決めたんではないの?
歴史や宝石を決めた根拠があるの?
こんな風に思っている人が実際にいたのには正直な話、仕事柄とは言えビックリしたこともありました。
実は誕生石の起源をたどっていきますと、なんとその歴史はとても古く、約3500年前の旧約聖書までの時代にさかのぼります。
旧約聖書「出エジプト記」に記載してある、イスラエルの司祭が身に着けていた12の宝石の種類に由来すると言う説や、多くの逸話も残っています。
一説では、ユダヤの高層が12種類の宝石があしらわれた胸当てを守護石として着けていたという記述が、誕生石のルーツになったとも言われています。
そのことに因んでヨーロッパでは約1300年前から、12種類の宝石が幸せになるための方法だと口伝えで広がったとも言います。
その幸せになる方法は、「12種類の宝石を保有し、月替わりで相応しい石を身に着ける」という文化です。
しかし、月替わりの宝石を一度に12個も所持するのは余程のお金持ちの富裕層の話で、一般人には12個の宝石の所持は困難です。
そこで、「自分が生まれた月に当てはまる宝石を身に着ければ、幸運が訪れる!」という簡単なルールへと変わりました。
つまり、ご自分が生まれた月の宝石を守護石(誕生石)として、身に着けて大事にするという事です。
また、誕生石の由来や起源は別でもとても古くからあり、新約聖書「ヨハネの黙示録」の時代にさかのぼり、神殿の土台に置かれた12の宝石に由来すると言う説もあります。
そもそも誕生石という概念は、18世紀にユダヤの人たちが進んでいて、婚約指輪として女性に誕生石を贈るという風習から広まったようですね。
しかし、どのような宝石を誕生石としていたのかは疑問も残ります。
現在のように、誕生石が一般的に明確にそれぞれの月別にリスト化されたのは20世紀に入ってからだと言われています。
1912年にアメリカ合衆国(宝石商組合)で提案され、宝石を各月に当てはめるという誕生石の選定が行われたのです。
選定には、上記でご紹介した聖書の記述などをもとに行われて、その時に聖書の記述にはなかったダイアモンドなどが追加されました。
追加の理由は、当時の人たちにダイアモンドが人気が出始めたので取り入れされたそうです。
やがて、宝石商による貿易などにより誕生石の意味が各国に広まり、それぞれの国の人の考えや好みなども付け加えられました。
そうして、宝石の人気と共に自然と誕生石の地位が各国で定着していったとされています。
その後も月による誕生石は何度か見直しされて、イギリスでも貴金属協会が誕生石を選定しました。
現在の誕生石は国によっては若干異なる場合もありますが、上記の2つの選定(アメリカ・イギリス)が大きな基準となっていると思われます。
世界中にはいろいろな誕生石にまつわる説がありますが、なぜか不思議と誕生石には、他の宝石にはない不思議な愛着を感じませんか?
生まれた月の誕生石には、「自分を守ってくれる守護石」として、一つはお持ちいただきたいパワーストーンだと思います。
あなたの誕生石は、ここぞと言う時には必ずあなたの力強い味方になってくれる、パワーストーン効果を発揮してくれるでしょう。
63年ぶりに追加された誕生石や宝石の関連記事
今回追加された10種類の誕生石と関連情報のご紹介!!
■ 2月:クリソベリル・キャッツアイ
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63年ぶりに新規に10種類も追加された誕生石の種類
今までの誕生石の種類や新しく追加された宝石種類(* 赤色)
■1月:ガーネット
■2月:アメシスト・*クリソベリル・キャッツアイ
■3月:アクアマリン・コーラル(珊瑚:さんご)・*ブラッドストーン*アイオライト
■4月:ダイアモンド(ダイヤモンド)・*モルガナイト
■5月:エメラルド・翡翠(ひすい)
■6月:パール(真珠)・ムーンストーン・*アレキサンドライト
■7月:ルビー・*スフェーン
■8月:ペリトッド・サードオニキス・*スピネル
■9月:サファイア・*クンツァイト
■10月:オパール・トルマリン
■11月:トパーズ・シトリン
■12月:ターコイズ・ラピスラズリ・*タンザナイト・*ジルコン
誕生石が新規に10種類も追加された理由とは?
今回追加された宝石の中には、すでに誕生石として正式に認められる前から紹介されていたものもありました。
3月誕生石の「ブラッドストーン」、そして、12月誕生石の「タンザナイト」や「ジルコン」などです。
これらも含めて、新しく追加された宝石は、3月の「アイオライト」、7月の「スフェーン」、9月の「クンツァイト」。
これらの宝石などの種類を合わせて10石ですが、なぜ、この時期に宝石が増やされたのでしょうか?
理由を、全国宝石卸商協同組合 望月英樹さんは下記のように話されています。
『コロナ渦で非常に困っている状況の中、ジュエリー業界で何かできる事が無いかと思い、お客様の選択肢の幅を広げる事を第一に考えました。』
今までの宝石市場はリーマンショック後も順風満帆でとても順調に推移していましたが、コロナ渦の影響をもろに受けて業界は大きく縮小しました。
2020年の売上高は、前の年と比べてマイナス16.8%で、リーマンショック以上の過去にない下げ幅になり、大変な不況に見舞われています。
そこで、なんとか宝石業界全体を盛り返したいとの思いから、今回の誕生石の追加が決められたようです。
多くの人が誕生石に興味を持ち、宝石業界が活気づくと良いですね!