ジュエリーボックスの中の宝石類を断捨離する人が増えています。
ダイアモンド買取の場合は、品質基準は「宝石鑑定書」の中の「4C」で分かります。
しかし、カラーストーンの評価で良い石と、悪い石は区別が付きにくい面もあります。
カラーストーンの買取には、宝石買取店は何を見て判断しているのでしょうか。
断捨離したカラーストーンの「3つの判断基準」を知ると、あなたは買取で損をしません。
目次
断捨離した「カラーストーン」の判断基準とは?
カラーストーンの買取の評価はどこを調べるの?
いつのまにか、ジュエリーボックスの中に溜まってしまった宝石たち。
一度、整理整頓して「使用するもの」・「使用しないもの」を区別して、使用しない不要な宝石は買取に出そうと思う人もあります。
断捨離したカラーストーンは、買取に出す前に「色」・「内包物」・「輝き」でチェックします。
ダイアモンドの場合は買取に対する基準は「4C」に基づいて、「カラー(色)」・「カラット(重さ)」・「クラリティー(内包物)」
そして、ダイアモンドの生命でもある「カット(プロボーション)」で、信用できる買取店は評価しています。
▶ ダイアモンドの買取の評価は「カット」それとも「カラット」なの?
▶ 宝石 ダイアモンドの「4C」の意味や賢い購入方法の決め手とは
しかし、ダイアモンドと違って、カラーストーンの場合には、国際的に厳密で買取に有利なグレードと言うものがなく、お店任せです。
最終的には、買取した宝石が再販できるか、出来ないかの「担当者の好み」という感覚的な直感で選び、評価することが多いです。
ただ、買取に出す前に石の評価についての正しい知識があれば、購入した時のジュエリーの販売価格がはたして適正な価格であったか分かると思います。
閉店セールなどで「100万円のエメラルドリングが、80%offで20万円の特別価格」と掲載されています。
これらはあり得ない事で、経営者が本当に価値のある100万円もするエメラルドを20万円で手放すはずがないのです。
品質の良い天然宝石は、希少価値もあり、バーゲンしてまで売る必要がないのが本音で、そこまでして売るには理由があると思うべきです。
購入した人は、価値が100万円と思っていますから、断捨離して買取に出して評価額を聞くとガッカリします。
▶ 宝石やジュエリーのバーゲン価格は本当にお安いのか気になります!
もし、購入する前に石の評価について正しい知識があれば、欲しいジュエリーの販売価格がはたして適正価格か分かり購入しなかったと思います。
このように知識がないのは怖い事で、何も知らずに「ジュエリーは高いものが品質が良い」と、法外な価格で購入してしまったと言う事は避けたいものです。
カラーストーンのある程度の金額の石には「宝石鑑別書」が付いていますが、鑑別書は品質を保証するものではありません。
もう一度書きますが、カラーストーンの価格基準のキーワードは「色」・「内包物」・「輝き」の3つです。
この中でも色を優先して、最終的にはカラーストーンの多くはこの3点の総合で選べば間違いないでしょう。
【1】色
色を選ぶときの基準とは
「色」カラー(Color)は、基本的にはそのカラーストーンの例えば「ルビー」・「サファイア」・「エメラルド」などの色の具合で決まります。
それぞれの宝石には最高と言える美しい色があり、当然ですが買取店でも評価も高くなり、買取価格が高くなります。
しかし、宝石の場合は単純に色が濃ければ価値が高くなるわけでもなく、濃すぎて透明度もなく黒味を帯びている石は良くありません。
このような石は、薄すぎる石と同様な価値となり、業界では大きくて価値のない石は「化け石」や「スケ石」と呼んで仕入れしません。
「化け石」とは、ただ石が大きいだけで価値のない宝石です。色が薄い、透明度がないなど。
「スケ石」は、色むらもみられて透明度だけあり、宝石としての美しさが乏しい石。
【2】内包物
内包物の基準とは
「内包物」はクラリティ(Clarity)とも言い、宝石の内部に入り込んでいるものを指してます。
宝石の主成分と異なる異物や、ガーボン、気泡などの事で「インクルージョン」とも言います。
内包物が多ければ透明度に支障をきたして美しさが損なわれ、評価が下がりますから、買取に出しても高評価を得る事は出来ません。
しかし、自然の産物の宝石では石内に内包物がないと言うものは極めて少なく、あって当たり前だと思って下さい。
人に例えれば、ホクロのような感じで、どんなに美男子でも美人でも顔に何にもない方が不思議と同じです。
ですから、内包物があると言っても目立たない限りでは、あんまり神経質になる必要もありません。
【3】輝き
輝きの基準とは?
宝石は美しく輝かないと価値もなく、人の心を魅了させる事もありません。
「輝き」は「テリ」とも言い、最高の品質のカラーストーンは独特の艶やテリが感じられ、買取では評価も高くなります。
石の大きさは勿論ですが、透明感が感じてテリのあるものほど評価は高く、買取では期待できます。
このように、「色」・「内包物」・「輝き」の3点が最高級のランクであれば、当然ですが商品価格も目が飛び出す高額品になるでしょう。
このような宝石はコレクションでもあり、あくまでも総合点で評価すればよいと思います。
断捨離したカラーストーンで高価買取される基準とは
宝石の高価買取を望む前にする事とは?
宝石は天然の産物ですから、ほぼ同じものがないのが当たり前です。
宝石の「最高の色」と言われても、どのような色が良いかは分かりずらいと思います。
断捨離した宝石を買取に出す前には、インターネットなどで販売価格を事前に調べる事も大事です。
下記の買取店では、ダイアモンドはじめ、カラーストーンなどの情報を確認する事も出来、過去の買取価格も参考に出来ます。
▶ 【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
このように同じカラーストーンでも、「色」・「内包物」・「輝き」は同じものがなく、それぞれ違うのが当たり前です。
それが天然石の良さでもあり、宝石として呼ばれる所以だと思います。
買取で、カラーストーンを評価する場合には、「色」・「内包物」・「輝き」の総合点から、「A」・「B」・「C」とランク別して評価します。
あなたが、カラーストーンの評価をする場合には、信用のおける在庫のある宝石店などで、沢山の石を見比べる事です。
そうする事で、自然と「最高の色」が理解でき、カラーストーンの知識も身についてきます。
このサイトでも、宝石の買取に関して宝石別に断捨離記事として書いていますので「検索窓(虫メガネ)」から参考になさって下さい。
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