宝石の世界は楽しいし、学ぶことも沢山あります。

同じように見える宝石種類の中でも、色や形にも違いがあれば呼び方も違います。

ジュエルとジェムや、貴石と半貴石の違いも分かりにくいですね。

また、宝石の中でも貴石と半貴石の違いや、パワーストーンの意味をお知らせします。

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ジュエルとジェムの違いや意味とは

ジュエルとジェムの違いは読み方なの?

何気なく宝石の意味が分からなくても「ジュエル」「ジェム」の言葉は見聞きしています。

でも、「ジュエル」「ジェム」の違いや意味を説明しようと思っても、上手く言葉で言えないのも事実です。

この二つのカタカナ語である「ジュエル(jewel)」と「ジェム(gem)」の大きな違いは何でしょうか?

この二つの言葉は、宝石用語では「貴石(きせき)」「半貴石(はんきせき)」に分類されています。

「ジュエル」は通常、4月誕生石のダイアモンドや、7月誕生石のルビーなどの「precious stone(貴石)」を指して使用されています。

「ジェム」は、5月誕生石のジェダイト(ヒスイ)や、1月誕生石のガーネットなどの「semiprecious stone(半貴石)」などに使われています。

また、普段何気なく使用している「ジュエリー(jewelry)」と言うカタカナ語も頻繁に私たちは使用しています。

この言葉は、「貴石」「半貴石」と言う概念から少し離れて「宝石類」「装身具」というような幅広い意味で使われています。

 

石と宝石の違いと関係とは

石と鉱物の関係や違い

「石」「宝石」の違いの前に、「石」「鉱物」の違いは何だと思いますか?

石と鉱物の違いを明らかにしますと、「鉱物」と呼ぶには定義があるんです。

鉱物とは「天然に生成されて、一定の科学組織をもった無機質結晶質の物質である」と書いてあるのですが、なかなか難しいですね。

ここの大事なポイントは、「一定の化学組成をもった」と言う事です。

この条件を「石」に当てはめると、道端に転がっている石などには色々な形や模様などがあり、一定の化学組成では無いようです。

また、石の集合体の「岩石」の特徴では、一定の化学組成では収まらない多くの種類の鉱物の集合体から形成されています。

この事から、「石とは単一の鉱物ではなく、複数の鉱物の集合体である」となります。

鉱物の種類は時代の流れにより新発見の石が見つかり、見つけると国際鉱物学連合の「新鉱物・命名・分類委員会(CNMNC)」に申請します。

ここで承認された鉱物の種類は、今日では「4000種類以上」と言われているから驚きです。

 

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石と宝石の違いや関係と、人気の10大宝石の種類

「石」「鉱物」の違いは、何となくご理解していただきましたか?

では、「石」「宝石」の関係や意味を明らかにしていきたいと思います。

あなたの住んでいる地域が郊外ですと、家の周りや散歩の途中でも道端に転がっている石は誰も貴重だと思いませんよね。

まして、宝石だと思う人がいないのは、なぜでしょうか?

実は宝石と言える石には、宝石と呼べる下記の「3つの条件」が決められているのです。

宝石と呼べる「3つの条件」

見るからに美しいと感じる事

めったにお目にかかれないとても希少性がある事

簡単に崩れる事のない石の硬さが備わっている事

宝石には上記のような3つの条件が備わっている事が定義されていて、この条件に当てはまるのが「宝石」と呼ばれます。

先ほど承認された鉱物の種類は4000種あると書きましたが、この鉱物の中で宝石として認知されている石は約70種類です。

実際に宝石の世界では、市場で取引されている石はその3分の一弱の20種類ほどと言われます。

その中でも人気の高い10大宝石と呼ばれるものには「ダイアモンド」・「エメラルド」・「キャッツアイ」・「ルビー」

そして、「サファイア」・「アレキサンドライト」・「スタールビー」・「ジェダイト」・「スターサファイア」・「ブラックオパール」などです。

 

あなたは、宝石がどのように出来るのかご存知でしょうか?

宝石はどうやってできるの?ダイアモンドやルビーやエメラルドは?

 

貴石と半貴石の違いや意味とは

人気の高い10大宝石を紹介しましたが、この「宝石」の種類でも「貴石」「半貴石」に分類されています。

英語でも「貴石」「貴重な」と言う意味を持つ「precious」と言う言葉が使われ、「precious stone」と言われています。

また「半貴石」は、その言葉の通り「semiprecious stone」と表現されています。

 

では「貴石」と「半貴石」の大きな違いは何でしょうか?

 

貴石は、宝石と呼べる「3つの条件」でも書きましたが、要約すると「美しさ」「希少性」「高硬度」がすべて揃った宝石を意味します。

高級宝石と呼ばれて人気のある、ダイアモンド、サファイア、ルビー、エメラルド、アレキサンドライトなどが当てはまります。

このように「貴石」とは、宝石の中の宝石、すなわち高級宝石として位置付けられます。

一方の「半貴石」はどのような宝石を意味しているのでしょうか?

これは、宝石の3つの条件の中でいずれかの条件が欠けていて、「美しく硬度も十分だけど、比較的に手に入りやすい」石が、「半貴石」に当てはまります。

代表的な半貴石では、アメシスト、ガーネット、アクアマリン、シトリン、トパーズなどです。

だだ例外では、宝石の組成は鉱物(無機質結晶物)と言うのが常識ですが、中には「有機質宝石」と呼ばれる種類があります。

鉱物では無いのですが、「アンバー(琥珀)」・「コーラル(珊瑚)」・「パール(真珠)」・「ジェット」と言った有機起源のものも宝石として扱われています。

 

鉱物では無いけれど、宝石で「有機質宝石」の種類とは?

ジュエリーの意味や宝石種類で有機質宝石とはどんなものなの?

 

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パワーストーンの意味

パワーストーンの意味や効果とは

ジュエルとジェムの違いや、貴石と半貴石、石と宝石に関して説明してきました。

ジュエルやジェムの違いや、宝石の中でも「貴石」「半貴石」に分類されているのはご理解していただいたと思います。

沢山の宝石種類で、貴石や半貴石がある中でも、「パワーストーン」の意味に興味がある人の方が多いと思います。

先ほどは、地球上にある鉱物は4000種類以上あると言いましたが、その中のどの鉱物がパワーストーンであるか、ないかのルールはありません。

ですから、あなたの目にする好きな鉱物で、それが効果があると思えば、すべてがパワーストーンと呼んでも間違いではないのです。

パワーストーンと考えられるのは、守護石や身に着けてお守りにする人や、観賞したりと利用面から考えると、宝石に近い条件に近い石になります。

私が今まで店頭などでパワーストーンの意味があり効果があると販売したパワーストーンとして思うのは、せいぜい100種類ぐらいだと思います。

宝石関連のインターネット情報や、パワーストーンに関する書籍などでは200~300種類の石たちがパワーストーンとして紹介されています。

パワーストーン「Power Stone」と書きますが、実は和製英語ですから語句を調べてもこれに該当する単語はありません。

和製英語でも作られた言葉の裏には、古くから石には「お願い事を叶える効果が宿る」と信じられていて、パワーが宿る石を「パワーストーン」と呼んできました。

パワーストーンであなたの誕生月の誕生石や守護石の意味や効果とは

 

日本と欧米ではパワーストーンの意味が違います!

日本ではパワーストーンと言いますが、欧米では同じようなお願い事を叶える意味合いで使われている言葉ですが、パワーストーンとは呼んでいないようです。

欧米では「クリスタルヒーリング」「ストーンヒーリング」が一般的な呼び名になります。

日本ではパワーストーンは「パワーが宿る石」と解釈できますが、欧米の「クリスタルヒーリング」「ストーンヒーリング」は、「ヒーリング(癒し)」です。

日本のパワーが宿る石ではなく、欧米では「石を用いた癒し」と言った石の利用や効果の意味合いが強く感じ取れます。

多くの人がパワーストーンで誤解するのは、「パワーが宿る石」と解釈する事で、身に着けさえすれば、願いが叶うと勘違いする事です。

宝石や誕生石のパワーストーンを身に着けるだけでお願いが叶うと思うのは大きな誤解で、身に着けるだけではお願い事は叶いません。

パワーストーンを身に着ける人の強く信じる気持ちや、石との相性やコミュニケーションがあってはじめて石はパワーストーン効果を発揮してくれます。

ご自分のお願い事に相応しいパワーストーンがあります。

このサイトでも、「恋愛」・「金運アップ」・「人間関係」・「仕事」・「健康」などのパワーストーン効果をご紹介しています。

「検索窓(虫眼鏡アイコン)」をご利用していただいて、あなたのお願い事を叶える最大のパワーストーンを見つけて下さい。

パワーストーンの選び方で願い事が叶う基本的な質問と答えはコレ!

 


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