金メッキのアクセサリーなどで、金属アレルギーを起こす人が増えています。

金属アレルギーを起こす原因はなぜ起きるのか気になりませんか?

ピアス、ネックレス、ブレスレット、指輪をして赤くなったり、かゆくなる場合があります。

それらは、金メッキによる金属アレルギーが考えられます。

今回、金メッキのアクセサリーのお手入れ方法も書いてみましたので、参考になさって下さい。

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ピアスで金メッキの金属アレルギーはなぜ起きるの?

金メッキのアクセサリーを着けて、こんな事はない?

ピアスのアクセサリーで、針が本物の金(K18など)ではない金メッキのトラブルが起きる人がいます。

「気にいったピアスを着けて出かけたら、昼頃から耳に違和感を感じてかゆくなってきた!」

「金メッキのネックレスを着けると肌がなぜか赤くなり、その内、かゆくなってきた!」

このような症状が出る場合は、「金属アレルギー」かもしれませんから放置する前に予備知識が必要になります。

こちらの記事も金属アレルギー対策に参考になりませんか?
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ピアスの金メッキでアレルギーを起こす原因

そもそも、金属アレルギーとは何?、どうして起こるの?その原因は何?

金属アレルギーの起きる原因は、「接触皮膚炎」という皮膚炎の一種で、アクセサリーと皮膚の摩擦などで敏感な人が違和感を感じます。

ピアスを着ける時に耳のピアスホールにキズをつけてしまったり、汗などに反応を起こし溶けだしたネックレスの金メッキの中に、アレルギー反応を起こす物質がある場合があります。

赤くなったり、かゆくなる原因は、人体には異物が体内に侵入してくると追い出そうとする働きが自然と備わっているんです。

その人に合わない特定の金属成分が体内に侵入すると、皮膚が守ろうとして「抗体反応」して金属アレルギーが起こり、赤くなったり、かゆくなります。

このように、その人による金属アレルギーの原因となる特定の金属を「アレゲン」と呼んでいます。

人によってはアレゲンとなる物質は違い、蕎麦(そば)を食べてもなんともない人と、蕎麦を食べると蕎麦アレルギーを起こす人がいます。

金属の場合は食物アレルギーとは違い、金属アレルギーの場合は「遅延型アレルギー」と呼んでいます。

この特徴は、金メッキなどにアレルギーを起こす金属を身に着けるだけでアレルゲンの物質が溜まり、ある時から急に症状が現れる事があり注意が必要です。

医学的にも金属アレルギーの原因を特定するのは難しい事だと言います。

これは金属アレルギーの原因となる物質が人により異なりますので、反応する金属を特定するのに時間と手間を要するからと言います。

金メッキの金属アレルギーの原因には、「真鍮」・「ステンレス」・「サージカルステンレス」などでも反応を起こす場合があります。

なので、体に着ける宝飾品はアクセサリーと呼ばれる金メッキ品ではなく、金(K18など)やプラチナなどの素材の確かなジュエリーを選ぶようにしましょう。

稀にですが、金やプラチナなどでも金属アレルギーを起こす人もいます。

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金メッキによる金属アレルギーの原因による症状とは

金属アレルギーが現れやすい場所は、皮膚の柔らかい部位や、薄い部位に現れやすいのが特徴です。

耳や首筋、胸元が赤くなったり、かゆくなった場合には金属アレルギーを起こしている可能性があるので注意しましょう。

ピアスを着ける穴が炎症を起こして、赤くなったり、汁がでる。

着けている部位が我慢できないぐらいにピリピリしたり、かゆくて荒れている。

着けている部位とその周辺の皮膚が粉を吹いたり、かぶれてくる。

アクセサリーを着けた部位やその周りが腫れたり、赤くなったり発疹が出来ている。

もし、金メッキのピアスやネックレス、ブレスレット、指輪などのアクセサリーを着けて上記のような反応がでたら注意が要ります。

これらを着けていて体に症状が現れた場合には金属アレルギーの可能性を疑ってみるべきです。

このような症状が出ている場合には、一時的にアクセサリーやジュエリーの使用を止めたほうが良いと思います。

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金メッキの金属アレルギーと別の原因がある場合もあります!

単に金属アレルギーの場合は、アクセサリーやジュエリーを着けるのを止めればある程度は改善できます。

しかし、中には金属アレルギーとは別の原因から、かゆくなったり、赤くなる症状が現れる場合もあります。

金属アレルギーと良く似た症状を起こす原因には、下記のような病気の場合もあるんです。

汗疹(あせも)

夏場に多く症状がでて、締め付けや、汗が溜まったまま放置した状態が続くことで湿疹やかゆみが伴います。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の表情の出る人は多く、原因には食べ物、ハウスダスト、ペット、ダニ、ストレスなどが考えられる症状です。

白癬菌(はくせんきん)

白癬菌は「水虫」と呼ばれるもので、切り傷などから水虫菌(カビの一種)が侵入してかゆくなる状態が起きます。

その他の物質によるアレルギー

洗剤による過敏反応や衣類の化学薬品、革・ゴム・化粧品や日用品などが原因となるアレルギーの場合もあります。

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金メッキのアクセサリー のお手入れ方法

金メッキのお手入れ方法

金やプラチナではない品質で、メッキやコーティンが施してあるお気に入りのアクセサリーを長く使用するにはどうしたら良いのでしょうか。

特に金メッキなどのアクセサリーは、皮脂や汗による酸化や、空気中の硫化水素との反応でいつの間にか変色してしまいます。

しかし、日頃のお手入れやメンテナンスに注意すれば長く愛用することも可能になります。

アクササリーを着けて出かけた後には、メガネふきなどの研磨剤の付いていない柔らかい布で拭いて表面の汗や汚れを取ります。

でもね、金メッキはいつのまにか変色している場合もありますから、くすみや黒ずみが感じたら、ぜひ次の方法をお試しください。

くすみが気になる程度や部分的な軽度の汚れの場合

中性洗剤(食器を洗う時のお肌に優しい洗剤)を、ぬるま湯に溶かしてから優しく振りながら洗ってみてください。

汚れが落ちたようですと、しっかりとすすいでから水分を取り自然乾燥させます。

中性洗剤でも綺麗にならない時

耐熱容器の鍋などの内側にアルミホイールを敷いて、沸騰前くらいのお湯200CCに、重曹小さじ1杯とアクセサリーを5分ほど入れます。

そうする事で、アルミホイールのアルミと重曹とが化学反応を起こして汚れが落ち、その後は、しっかりとすすいで水分をお取りください。

黒ずみが濃くて汚れがひどい場合

少しぬるめのお湯に重曹を混ぜた溶液を作り、柔らかい布などに付けて黒ずみを拭き取って下さい。

最後はやはりしっかりとすすいでから水分を取ります。

正し、金メッキが薄い場合にはこするとメッキが剥がれる場合もありますから注意が必要です。

摩擦などで金メッキが剥がれていて、地金の出ている場合には残念ですが今回ご紹介した方法でも元通りには復元できません。

素材に、真珠や珊瑚、べっ甲、琥珀などの「有機質宝石」が付いているアクセサリーは、専門店でご相談ください。

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