最近、金が高値をつけています。

そこで、家の中を整理整頓して、不要になったジュエリーを断捨離する人が多いです。

ジュエリーにある刻印を調べてみると、色々な発見もあります。

例えば同じジュエリーでも、「K18」や「18K」と刻印してあるもの。

「K18GP」とあるのは、何が違うのでしょうか?

 

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K18と18Kのジュエリーの意味

金(GOLD=Au)の意味

金(GOLD=Au)は、海外は勿論ですが日本でも古くから人々を魅了させる貴金属です。

金本位制がなくなった現在でも、世界各国で通貨制度の信用を守ったり、資産運用、投資などで重要な地位を占めています。

金は個人的にも財産や資産として世界に通用して、インフレにも強いいつでも換金処分できる、換金性の強い資産になります。

今日のような金価格の高騰で、過去に購入していた金価格の相場が高値となり、差額で儲けた人も多くいます。

金はジュエリーなどの装飾品だけではなく、ハイテク製品には欠くことのできない工業用金属になります。

余談になりますが、世界で利用されている金の総需要の約60%が宝飾品などのジュエリーに使われているから驚きですね。

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K18の刻印の意味

家の中を整理整頓して、不要なジュエリーなどを断捨離して換金処分する時に見るのが「刻印」です。

ジュエリーの刻印にある、K1818金イエローゴールド(黄色の金)の略語になります。

 

「刻印(こくいん)」の意味とは?
「刻印(こくいん)」とは、ジュエリーの純度を現わす目的でK18(18金)、PT900(プラチナ900)などを刻む事です。

また、ダイアモンドやルビー、サファイアなどの石の重量のカラット数、イニシャルや記念日をジュエリーに刻むことも刻印と言います。

 

純粋な金(純金=K24)では、ジュエリーなどの製品には柔らかすぎて変形しやすく、実用的ではありません。

ジュエリーに金が使われる理由には、とにかくゴージャスで華麗な輝きがあり、しかも耐久性に優れた貴金属だからです。

ただ、ジュエリーや宝飾用にはK24(純金)では柔らかいので、白金(Pt)、パラジュウム(Pd)、銀(SV)、銅(Cu)などを加えて合金にします。

このように純金に他の貴金属を混ぜて合金にする事を、宝石業界語では「割り金」といいます。

前置きが長くなりましたが「K18の刻印の意味」は、金は24分率で表示し、18金(K18)は金の含有量が75%を意味しています。

残りの25%に他の貴金属を「割り金」して、色が特徴のあるジュエリーを加工します。

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18Kの刻印の意味

断捨離するジュエリーにある刻印の「18K」は、「K18」と同じ本物の金になります。

国産のジュエリーはK18と刻印してありますが、18Kは海外製の宝飾品の刻印に多く見られる傾向があります。

先程説明しましたが、18Kは75%が純金部分になり、残りの25%は割り金して製品に加工します。

その25%の割り金に混ぜる貴金属の種類で、金が微妙な色のジュエリーになるから不思議ですね。

では、純金(24分率では24%)に、他の25%(24分率では6%)の貴金属を混ぜ合わせるとどのような色合いになるのでしょうか?下記に書いてみます。

赤割り:金18%対銅6%の合金で、赤味が強い金になります。

青割り:金18対銀6%の合金で、少し青味がかった金になります。

黄金色:金18%対銀3%+銅3%で、通常使用されるジュエリーの色の黄金色になります。

ホワイトゴールド(WG):金18%にパラジュウム6%で、白っぽく見える金になります。

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断捨離した18KGPの意味とは

18KGPの意味とは

断捨離したジュエリーや、記念品などに「K18GP」の刻印があるものがありましたら残念ですが金ではありません。

K18GPと刻印してある「GP」は、ゴールドプレート(Gold plating)といい、他の金属の表面に18金をメッキしたものです。

K18やK24では、中心部分まで無垢(むく)の本物ですが、18KGPは銅などに18Kの箔を張り合わせたものもあります。

日本では、物置などにある記念品の金杯などのメッキ品が多く、買取では多く持込されます。

他には、「K18GF」(Gold Filledの略)と刻印されている場合もありますが、金ではありません

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