一口に「金」や「Gold」といっても含有量により純度が大きく違います。

ご自分のジュエリーの金の含有量を知ることは「買取」してもらう時に参考になります。

また、K24やK18の違いはご存知でしょうか?

その意味を知っていないと、金・貴金属の換金処分で買取の時に大きな損をします。

今回、そんな「金」に関する見分け方を書いてみました。

 

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金とはなんなんでしょうか? 意味とは

金(Gold)は初めは宝飾装身用としてよりは、象徴としてのものであったと考えられています。

古代のインカデでは、金の仮面はそれを付けることが、太陽神に少しでも近づけると考えられていました。

金を持つと「人間の品性の良好さ」「富の大きさ」「地位の高さ」が現せるとして、その黄金光沢を楽しみ、それを大塊で持っていたのです。

なを、人類が最初に金を用いたカルデアの宝飾品には、豊かに金が用いられ、その後のエジプトでも驚くべき巨大な金の分量が使用されました。

そこでは宝飾品としてだけではなく、直接に生活必需品を物々交換することから、金を仲介物とするようになっています。

このように金は、お金の代価や宝飾品に、最近では投資用にと幅広く利用されています。
 

金のK(カラット)と宝石のCT(カラット)はどう違うの

金の場合は「K●●」と表示されますが、この「K」は「K24」や「K18」といった金製品の刻印に見かけます。

「K●●」の「K」は「カラット(Karat)」の略で、「K●●」という記号は、その製品に用いられている「金の純度」を表しています。

の場合の「K:カラット」は金の含有量を表していて、宝石に使用される「カラット(Carat)」は石の重さになります。
 

金の価値を決めるのは、「純度」が重要です

金の価値を決めるのは、金の純度が大きく左右します。

同じジュエリーでもK18(18金)とK10(10金)の製品では、中に含まれている金の量が違うので、当然価格も違ってきます。

金(Gold:ゴールド)の純度は主に7種類あり、K24、K22、K20、K18、K14、K10、K9と分類されます。

断捨離などした時に、ジュエリーの金の純度を知ることで大きく、売却時での「買取」してもらう価格にも大きく差が出ます。

金を語る場合には、金の純度はとても大切で大事なことで、純度にはどのような違いがあるのかお話しさせてもらいます。

今回は、K24、K22、K18、K14、K10 の金位と純金量の説明をいたします。

金位と純度の計算は、1000分率では、K1=1.000/24=41.666 となり、従って金位数に41.666を乗じた数字がその金位の純金含有量となります。

または、24分率では、●/24(24K)でも計算可能です。

ちなみに、K18は、18X41.666=749.98で、繰り上げで「750」、または、18/24=0.75%  0.75X1000=「750」となります。

K24(24金:純金量 1.000)

24Kは全体の99.99%が混ざり物が入っていない純粋な金のことで4ナイン(Fourth nine)ともいい、純金のことです。

ほとんど混合物が入っていないないため、腐食や腐敗することがなく、また変色もしないので永久的な輝きを保ち、輝いています。

24Kは宝飾品としては柔らかくジュエリーとしての、リングやネックレスの加工品は少なく、加工しても高額となります。

基本的に24Kは、コイン、延べ棒、インゴットのように金そのものの価値として保存されるように加工される場合が多いです。

資産や財産の目的で所有する人や、相場の変動で高い時に売却して利益を稼ぐ投資目的で購入する人もあります。

金箔はK24なのでしょうか?

金箔(きんぱく)というと純金だと思いますが、ちなみに金箔工芸品で有名な金沢などで使用されています金箔は23Kです。

含有物としては、純銀が4.90%、純銅が0.66%が混ざって入っています。

K22 (22金:純金量 917)

K24やK18という純度は、貴金属品やジュエリー製品ではよく目にします。

今、市場で注目されているのはK22で、金の含有量が91.7%で、その他の混合物が8.3%混じっているものです。

最近では純度の良いK22のジュエリーが増えてきていますが、K24よりは硬いとはいえ、それでも柔らかいため取り扱いが大事です。

リングの場合は、重いものや、何かを強く握ったいすると簡単に変形してしまいます。

スクラップで「買取」してもらう時は重さでの計算で問題がないですが、中古品としての買取時には影響がありますから細心の注意も要ります。

アジアではK24よりも割安で買えるのでK22の人気が高まっていて、見た目もK24と変わらないのでこれから人気が出ると思います。

K18 (18金:純金量 750)

K18は純金が75%含有していて、残り25%には他の金属(銀や銅)が混ざったものです。

K24やK22では柔らかく、リングやネックレス等のジュエリーには不向きな面もありますが、K18はまさにジュエリーのための金かもしれません。

以前にはゴールド色が中心でしたが、今では25%の部分に色々と割金をして色を変えて楽しむことができます。

黄色に見えるイエローゴールドや、ピンク色に見えるピンクゴールド、銀色に見えるホワイトゴールドの種類に加工が可能です。

K18はとても加工しやすく、純度も高いので時計や、カメラ、IPHONケース、名刺入れ、ライターにも加工されています。

金の割金で3色を利用した製品に、カルティエのスリーゴールドリング(イエロー、ピンク、シルバー色)が有名です。

K14 (14金:純金量 585)

K14は純度が58.5%で、残りの41.5%は他の金属が混ざったものです。

K18のジュエリーでは、残りの含有物は銀や銅分があることが多いのですが、14Kは銀や銅だけではなくパラジュウムなどの金属が混ざっています。

K24やK22、K18のように純度が高くないために壊れにくいという長所がありますが、その反面輝きが鈍く、変色しやすくなります。

また、純金でない部分の割合が多いため、肌が弱い人などは反応がでて、金属アレルギーになる場合もありますから注意がいります。

しかし、長所もあり加工のしやすからペンやピアスの止め金具(キャッチャー)といった身近なものに多く利用されています。

価格もお手頃なのでジュエリーとしても楽しむことができ、アメリカでは14K(外国ではKは後)の製品が多いです。

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K10 (10金:純金量 416)

K10は純度が42%で、残りの58%は他の金属が混ざったものです。

含有されている半分以上が純金でないものが混ざっているので、硬度もありゴールドの輝きがあるのでアクセサリーに加工されることが殆どです。

しかしながら昔はK10は存在していませんでしたが、金が一時的に高騰した時期にK18などは高くて手の出ない価格となりました。

そこで、手軽にジュエリーを楽しんでもらうためにK10での加工品が市場に出回るようになりました。

ただ、純度の高い金と比べると輝きはどうしても落ちてしまい、淡い黄色のように見えてしまいます。

また、金の純度が低いため、劣化するのも早く、特に錆に弱い傾向があります。

しかし、金額面では価格の安さもあり今やとても人気があり、アクセサリーの繊細なデザインにも対応できるK10は店頭でもよく見かけます。

 

金の純度と買取額は比例します

金の純度が高くなれば当然ですが買取額にも影響を与えることとなります。

金に対する混合物の割合が増えれば強度が増しますが、その反面、変色がしやすくなったり、金属アレルギーを引き起こします。

また、リング等では使用されている貴金属により高級感も違いますので用途にあった純度が大事と思います。

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金・GOLDの純度

金製品の「本物」「偽物」を簡単に見分ける方法

ジュエリーのリングやネックレスには、K18などの刻印が入れてあります。

しかし、刻印のないジュエリーがあった場合には「本物」か「偽物」なのかを見分けにくい場合もあります。

特に、アクサセリーなどのメッキ品には効果は抜群で、短時間で真贋が可能です。

簡単に見分ける方法とは「試金石」と「硝酸」と「灰」を利用する方法です。

「試金石」はネットでも購入可能ですが、「硝酸」は劇物の薬品ですから薬局で購入できますが取扱店は少ないです。

ただ、硝酸は直接指に付きますと指が黄色くなり、数日間はとれませんから注意が必要です。

使用方法は、調べたいものを「試金石」にこすりつけ、その後に、「硝酸」をかけると本物の金以外は傷痕がなくなります。

金の純度を詳しく計ることも可能で、「灰」と「硝酸」を混ぜたものを使用しますが、ここでは省略します。

試金石を購入しますと、テスターと取扱い説明書が付いていますからそちらを参考になさって下さい。

刻印でも、画像のようなK18GP・K18GFは金メッキ品で、K18 3Mは、18金の3ミクロンのメッキ品で偽物です。

 

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