お通夜や葬儀に参列することもあるかと思います。

あなたは、パールを着けますか? それとも他のものを?

最近では、パール以外のアクセサリーの使用も見かけます。

黒色のネックレスですが、外観からは分かりません。

「オニキス」か「ジェット」か「黒サンゴ」などを上品に着けています。

では、黒サンゴのネックレスや数珠は葬儀に使用しても問題ないのでしょうか。

 

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葬儀に黒サンゴを着けても問題ないのでしょうか?

葬儀に黒サンゴの着用すると?

先日、知人の葬儀に参列しました。

多くの参列者の人は、白色のパールネックレスやグレーパールネックレスの着用が多いです。

そのような中で、黒色のネックレス、イヤリング、お念誦のセットの方も何人か見かけました。

このような問い合わせがありました。

「葬儀用のネッツクレスが欲しいと思いますが、黒サンゴは使用できるのでしょうか?」

「正式に使用できるのは、やはりパール(真珠)なんですか?」

そこで、宝石の専門として返答させていただきました。

葬儀の時に使用できる正式なネックレスとは?

オニキスや、黒サンゴ、ジェットは黒色ですから、葬儀用のアクセサリーとして使用する人もいます。

モーニングジュエリーとしては「ジェット」が本来のものです。

ジェットとは、遠い昔に地球上に生息していた樹木が流木となり、水底に堆積したまま長い年月をかけて「化石」になったものです。

お通やお葬式の時のアクセサリーとしても知られています。

ジェットが使用されるようになったのは、イギリスのヴィクトリア女王が最愛の夫を亡くした際に装身具として着けていました。

夫を思う気持ちで20年以上も身に着けていたという逸話もあり、人々が「喪に服すアクセサリー」として使うようになったそうです。

日本では、ジェッドに外見上似ているオニキスや、黒サンゴ、または黒真珠を着ける人もいますが、それが無作用とされない風習があります。

黒サンゴでも見た目はジェットと見分けが付きませんから、黒サンゴがお好みであれば使用しても構わないと思いますがおススメしません。

しかし、お通や葬儀に使用できる装身具は「パール(真珠)」が正式です。

本来、お通や葬儀では地域やお国柄でも違いますが、アクセサリーなどを何も着けないのがマナーとされています。

ただ唯一、パールだけは「涙」を表す意味もあり使用が認められているものですから、黒サンゴはおススメしません。

ネックレスを使用されるのであれば、「パール(真珠)」の一連のプリンセスの長さ(42センチ前後)が正式の着け方です。

二連のパールネックレスは、不幸が重なると思われるので、着用はタブーとされています。

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葬儀の時の黒サンゴの数珠は使用できるの?

黒サンゴの意味

黒サンゴは、「ブラックコーラル」で、コーラル(Coral)は和名で「珊瑚(さんご)」となり、「黒い珊瑚」と訳されます。

日本では、珊瑚は3月誕生石ですから、黒サンゴも3月誕生石となります。

ただ、黒サンゴは他の宝石サンゴのような「貴重サンゴ(宝石サンゴ)」ではなく、「石サンゴ」の種類になります。

宝石用のサンゴは深い海に生息していますが、黒サンゴは浅瀬にすむサンゴ礁の「造礁(ぞうしょう)サンゴ」です。

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葬儀の数球の種類

葬儀の時に使われている数珠には、色々な種類のものを式場で見かけます。

宝石類の水晶や、オニキス、ジェッド、カラーストーン、黒サンゴ、赤サンゴ、白サンゴ、パール(真珠)などをお使いされています。

オニキスやジェット、黒サンゴ、パールなどはネックレスとペアで使用されている方が多いです。

さすが、水晶やカラーストーンの数珠と同じネックレスを使用している人は見かけませんが、着ける事はよくありません。

数珠に関しては、ネックレスのように厳格な取り決めもなく、礼拝の道具として認識されています。

形状は、宗派によって一応の決まりもあると思いますが、年齢的に若い方は明るい色で、年配の方は落ちついた色を選ばれています。

特に決まりがありませんが、私は淡水真珠や、パールの6ミリ前後の数珠をおススメしています。

パールネックレス、パールイヤリング、パール数珠を揃えていますととても上品な洗礼された女性に見えます。

ちなみに、数珠の珊瑚は、「百倍の福」、菩提樹は「福無量」、水晶は「千億倍の福」と京都のお念誦老舗では話しています。

サンゴの数珠は、昔から厄除けや、女性のお守りとして、結婚される時に母親から子供さんに贈られる事があります。

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