今回、使用しなくなった パライバトルマリンを断捨離しました。

以前、思い切って購入しましたが、今後は使用することがありません。

そこで、買取してもらうとしたら、今はいくらぐらいの相場なのかも気になります。

どこで、買取の相談をしたら良いのかわからない場合には参考になると思います。

 

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宝石 パライバトルマリンの意味や特徴とは

エーゲ海の海の色をイメージできる宝石

宝石のパライバトルマリン(Paraiba Tourmalin)は、エーゲ海の海の色を思わせるブルーやグリーンといった、鮮やかな美しい宝石です。

いまや、その人気はダイアモンドをしのぐほどといわれるパライバトルマリン。

魅力はなんといってもその色合いで、和名は「電気石(でんきいし)」といいます。

トルマリン はカラーバリエーションが豊富な宝石で、トルマリングループの中でも、もっとも芸術的で刺激的な色がこの石の魅力かもししれません。

パライバトルマリン といえども、そもそもはトルマリンの一種にすぎませんが、かなりの魅力的な宝石です。

色合いは、見た人をクギづけにしてしまうほど強烈で個性的な色のため「パライバ」という冠をつけられ、独立した名前がつきました。

宝石 パライバトルマリンの活用ポイントと見分け方

パライバトルマリンならではの、鮮烈な青色とテリ(輝き)のあるもの

透明感があり、ブルー系がよく、グリーン味の少ないものが評価が高い

希少性が高いので、大粒の本物は高価で取引されます

 

断捨離した宝石 パライバトルマリンの「買取」活用方法

60代になり、そろそろ終活での宝石・貴金属の「断捨離」をしています。

今後、使用する品、後世に残す品、思い切り換金処分する品と区分して生前整理をしました。

宝石箱の中や、タンスの奥を整理していて出てきた思い出の宝石類や、その他ジュエリーの数々が沢山あります。

指輪のサイズが合わなくてそのまま使用しなかったり、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーがありました。

親や義母からのもらったもの、遺品整理で授かった品など、現在の資産価値はどれ位か気になる宝石種類もあるのではないでしょうか?

パライバトルマリンと一緒に「宝石鑑別書」が取り置きしてあると一番良いのですが無い場合もあります。

また、ご自分で購入した品でも、宝石鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように整理してみて下さい。

宝石 パライバトルマリンは、ひび割れや傷がついていないか?

宝石の買取では、通常は、石が傷ついていたり、欠けていたり割れていた場合は商品価値がありません。

石に傷がついていても、特別高価な石(5大宝石)の場合は「リカット」して再生できます。

「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことです。

使用してある枠の貴金属の種類を調べる!

買取に出す前には、使用してある枠の素材が何なのか見ます。

多くの使用貴金属は、K24,K22,K18,K14,K9,PT900,PT850,K18WG,K14WG,SV925,SV900,SVがほとんどです。

ただし、K18GP,K18GFのGPやGFの刻印のものは偽物やメッキ加工品で貴金属としての価値がありません。

宝石 パライバトルマリンの買取の計算方法

多くの場合には、リングの中に「刻印」がしてあり、ペンダント等は枠の裏にあります。(無いものも中にはあります。)

(例)K18 4.00 0.60 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)

この場合は、素材がK18(18金イエローゴールド)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。

最近では、K18WG(18金ホワイトゴールド)も多いです。ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。

例えば、リングの総重量(石を含む)が10.0グラムですと、石の重さは(4.00ct + 0.60ct X 0.2グラム=0.92グラム)

10.0-0.92=9.08グラムが枠の正味の地金の重量となります。

正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。

K18の買取価格の目安(地金の枠の買取価格)

当日の地金買取相場価格(純金)X 枠の地金重量 X 0.75(K18は18/24の意味)X 0.7(係数:お店で違います)

したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠9.08グラムの買取価格の計算です。

4.500 X 9.08 X 0.75 X 0.7 = 21.451円となります。

Pt900の買取価格の目安(古い品で、Pm900の刻印の場合もあります)

では、同じ製品でPtの場合の枠の買取価格はどうなるのか計算してみました。

(例)PT900 4.00 0.60

この場合は、素材がPT900(プラチナ純度 900/1000)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。

最近では、外見上はプラチナのように見えても、K18WG(18金ホワイトゴールド)も多いです。

ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。

当日の地金買取相場 X 枠の地金重量 X 0.90(Pt900は900/1000)X0.7(係数:お店により違います)

したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt900で、9.08グラムのときの買取価格の計算です。

3.000 X 9.08 X 0.90 X 0.7 = 16.207円となります。

ちなみに、Pt850(Pm850)の場合の計算方法は(850/1000 = 0.85)で計算いたします。

スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に中石と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。

業者が再販できると思えば、通常は中石のパライバトルマリンの代金を査定して加え評価いたします。

宝石 パライバトルマリンのが美しい時!

まず、パライバトルマリンに愛着があるか、無いかを考えます。

愛着のある品で美しい価値のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?

子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良く、もらった人にも喜んでいいただけると思います。

デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。

その時は、旧枠を下取り金額として加工代金の一部としても使用も可能です。

トルマリングループ石は、結晶の方向により剝(はが)れる劈開性(へきかいせい:割れやすい)のため、決してご自分で枠から外さないようにして下さい。

無理に外そうとして、パライバトルマリンに傷がついてしまいますと、それで価値がなくなり石の「買取」査定も「0」となります。

枠の裏側が汚れていてもご家庭や、宝石店でのサービスなどでも超音波洗浄機の使用は禁物です。

使用してある枠のデザインが古いと感じる時!

その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は地金枠と、パライバトルマリンの換金処分も良いかと思われます。

製品として再販のための「買取」できるか、「スクラップ処分」にするかは市場性を考えた業者の判断です。

中石が特別な美しいと思われる場合などは石だけ取り置きも良いかもしれません。

大粒のパライバトルマリンで、品質の良い品は石だけでも高価な価格で「買取」可能で、製品価格としての評価も高くなります。

どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は、買取業者により残念な買取価格となりますから換金処分時は、慎重に業者を選別して下さい。

良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、中石と買取では良い価格評価をしてくれます。

宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。

【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】

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【雑学】宝石 パライバトルマリンの特徴とは

センセーショナルな登場と極めて高い評価の宝石

1988年に、ブラジルの宝石市場で初めて売買され、翌年のツーソンジェムショーで出品され、一躍有名になりました。

宝石の種類は色々とありますが、パライバトルマリンは、歴史の浅い宝石かもしれません。

その登場は、とてもセンセーショナルで、発見されるとすぐに、その個性的な美しさで、宝石の専門家をも虜(とりこ)にしました。

単なる「ブルートルマリン」ではなく、採掘されたパライバ州の地名にちなんだ「パライバトルマリン」として、別格あつかいされるようになっています。

しかも人気があっという間に、ダイアモンドルビーエメラルドサファイア 、などと同様の高い評価を受けました。

高い評価の理由の一つには、1988年に産出されたパライバトルマリンは、この一年間に採掘が集中し、その後、鉱山の利権問題や鉱床の枯渇が原因で産出量が激減しました。

それに加え、当時ではパライバ州以外の鉱山ではほとんど発見されることがなかった希少性もあるからでした。

今では、アフリカ大陸でも産出されますが、パライバの冠をつけられるのは「ブラジル産のみ」という認識が広く今でもいわれています。

 

宝石 パライバトルマリンの意味や鉱物学「一口メモ」

トルマリンの中の最高峰といわれる高い評価の宝石

宝石のパライバトルマリンは、トルマリンの一種でありながら個性的な美しい輝きを放つことから、他のトルマリンと逸脱した魅力があります。

トルマリンの一種ということもあり、採掘が始まったばかりの十数年間は中級石という扱いをされていました。

しかし、宝石の専門家でさえも入手したがるほどの人気が出て、硬度も高い石で申し分なく、パライバトルマリンは、たちまち貴石の仲間入りを果たします。

この個性のあるトルマリンの色の秘密は、石の成分である、銅とマンガンの含有量によるものと考えられています。

宝石 パライバトルマリンの意味

誕生石:10月誕生石

石言葉:希望

守護:てんびん座

愛:ふたご座、金曜生まれ

記念日:8年目の結婚記念日(青銅婚式、ゴム婚式)

10月の誕生花:ヘリオトロープ(花言葉:献身、誠実)

宝石 パライバトルマリンの鉱物学「一口メモ」

主な色:ブルーグリーン

透明度:透明

結晶系:三方晶系

成分 :XY9B3Si6O27

硬度:7.0~7.5

比重:3.06

光沢:玻璃光沢

鑑別ポイント:含有物、多色性、比重、屈折率

主な産地:ブラジル、ナイジェリアなど

類似石:コランダム、スピネル、クリソベリルなど

 

宝石 パライバトルマリンの逸話

貴石の中の貴石といわれる高級宝石

貴石グループの中でも、パライバトルマリンは現在、ルビー、サファイア、エメラルド、アレキサンドライト などに負けない高い評価があります。

日本でも女性を中心に高い人気を誇り、独特のネオンブルーの色相と美しい透明感が世界上からも注目の高級宝石です。

それに対して、産出量が少ないことから、現在では1カラットあたりの価格は、全ての色石の中でももっとも高いといっても過言ではありません。

1カラット以上の大きさであれば、1カラットあたりの価格は400万円から500万円を超えるのも珍しくないです。

同じトルマリングループと比較した場合、最も安いブラウントルマリンと比較すると価値は数千倍もの価格差が生じます。

これが、まさに「貴石の中の貴石といわれる宝石」の地位を確立していまいました。、

 

宝石・貴金属買取に関するおススメ情報

今回は、10月誕生石のトルマリンの中でも別格なのが「パライバトルマリン」です。

トルマリン は、とてもカラーバリエーションも豊富で、いろいろな面白い宝石種類ではないでしょうか?

下記に、宝石・貴金属買取に関するおススメ情報を記載しましたので、参考になれば嬉しいです。

宝石・貴金属買取情報

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