宝石のアイオライトは、サファイアとアメシストが混ざり合った感じもします。

先日、宝石・貴金属を断捨離していて出てきた青い色の美しい宝石。

一見、サファイアのようにも見えますが、少し違う色目の宝石です。

今、アイオライトは、宝石として買取した場合の価値はどうなのでしょうか。

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宝石 アイオライトの意味や特徴

アイオライトは、菫(すみれ)がかった色の宝石

宝石のアイオライトの語源は、ギリシャ語の「ion(菫色)」と、「lithos(石)」からついたといいます。

アイオライトは、ブルーサファイアと並べた時にいくぶん沈んだブルーに感じる色合いで、それが「菫がかった色」に見えます。

これがアイオライトの名前の由来だといわれ、鉱物学上では、「コーディエライト(cordierite)」といいます。

この鉱物の研究者であるフランスの地質学者・コルディエ(cordierite)」の名前にちなんで名づけられました。

見る角度で色が変化する美しい宝石

宝石のアイオライト(iolite)は、多色性が非常に強く、見る角度によって石の色が群青色から淡い枯草色に変化します。

これがアイオライトの特徴で、この見る方向、角度によって色が変わり、しかも多色性を示すことが魅力です。

多色性の強い宝石には、12月誕生石のタンザナイト や、クンツァイト が有名です。

アイオライトの和名は「菫青石(きんせいせき)」といいます。

アイオライトの色は、和名(菫青石)の通り、青味を帯びた菫(すみれ)の花の菫色が特徴で、愛好家も多い宝石です。

一見、サファイア にとても似ていることから別名で「ウオーター・サファイア(water sapphite)」と呼ばれることもあります。

これを知ると少し鼻高? になれる情報ですが、アイオライトが「9月誕生石」と知っている人は少ないです。

 

宝石 アイオライトの鉱物学「一口メモ」と豆知識

ギリシャ語に由来するアイオライトは、宝石のテーブル面(石の上側)から見れば、プロでもブルーサファイアと答えます。

しかし、横からペンライトで光を入れて見るとブルーの色が消え、無色透明の水のように澄んでしまいます。

別名を「ウオーター・サファイア」と呼ばれるのもうなずけます。

宝石 アイオライトの「一口メモ」

誕生石:9月誕生石

石言葉:初めての愛、徳望、誠実、心の安定、癒し、不安の解消

守護:おうし座生まれ

愛:三碧木星、四緑木星、九紫火星

9月の誕生花:朝顔(花言葉:固い約束)

宝石 アイオライトの特徴

主な色:青色、帯紫青色、帯灰褐青色、ピンク紫色など

透明度:透明~半透明

結晶系:斜方晶系

成分 :(mg,Fe2+)2(Al2Si)[Al2Si4O18]

硬度:7.0~7.5

比重:2.57~2.60

光沢:玻璃光沢

鑑別ポイント:多色性、屈折率、内部拡大

主な産地:スリランカ、ミャンマー、インド、マダカスカルなど

類似石:ゾイサイト、サファイア、ジルコンなど

宝石 アイオライトの豆知識

日光の当たる角度で、色が三色に変わる特性の宝石として人気があります。

宝石のアイオライトは、色が三色に変わる特性を生かして、かってバイキングが航海の際にアイオライトを羅針盤代わりに使用したそうです。

太陽にかざして青色が鮮明に見える方向に船を進めて航海したといわれています。

ただ、残念ながら実際には1方向が青く見えるのは石の特徴と性質で、まったく科学的な信憑性はありません。

おそらく、バイキングがアイオライトを持っていたとすれば、灰色に見える方向と青色が鮮明に見える部分を見分けていたと思われます。

長年の石を利用していた経験と勘で、嵐に巻き込まれずに航海の安全を願うお守りとして利用していたと考えられます。

アイオライト自体には、目標に向かっての前進を促し歩むべき正しい方向に導く石としての効果があります。

このようなアイオライトのパワーを考えると、「バイキングが羅針盤代わりにしていた!」という話もうなずくことができます。
 

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宝石 アイオライトの賢い「買取」の仕方!

宝石 アイオライトの良品の見分け方

深い濃い色の一品のほうが価値は高い

色の濃い、色むらや透明感のある石が希少価値が高い

インクルージョン(内包物)やキズの少ない石がよい

宝石 アイオライトの賢い「買取」の仕方!

そろそろ終活の目的で、宝石・貴金属の「断捨離」をはじめました。

宝石箱の中や、タンスの奥を整理していて出てきた思い出のあるジュエリーも多くあります。

その中には、リングのサイズが合わなくてそのままになっていたり、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーもあります。

自分で購入したものや、母親や義母からのもらったものなど、不要な宝石・貴金属の買取価格も気になります。

宝石類は、「宝石鑑別書」が取り置きしてあると宝石種類がわかり一番良いのですが無い場合もあります。

また、ご自分で購入した品でも、宝石鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように区分してみて下さい。

宝石のアイオライトは、ブルーサファイアにとても良く似ていて、間違えやすい宝石種類です。

アイオライトは、キズや、ひび割れがないか調べる!

宝石の買取では、通常は石に傷ついていたり、欠けていた場合は商品価値がなく資産価値がありません。

石に傷がついていても、特別高価な石(5大宝石)の場合は「リカット」して再生できますがアイオライトは、おススメできません。

「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことですが、その分、石が小さくなります。

もし、キズやひび割れがある場合は、業者に「買取」してもらい、換金(お金に変える)が望ましいです。

使用貴金属の素材を調べる!

買取してもらう前に、宝飾品の枠の素材が何なのか見ます。

金の場合は、K24(純金)K22,K20,K18,K14,K10,K9など、また、白く見えるK18WG,K14WGなどがあります。

白金の場合は、PT1000(純プラチナ)PT900,PT850など、あとは、銀製品で、SV1000(純銀),SV925などもあります。

ただし、K18GP,K18GFの刻印で、GPやGFの刻印は偽物やメッキ加工品で買取除外品です。

宝石・貴金属の買取金額の計算方法

多くの場合は、リングの中に石目の「刻印」がしてあり、ペンダント等は枠の裏にあります。(刻印の無いものもあります。)

(例)K18 4.00 0.60 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)

この場合は、素材が K18(18金イエローゴールド)、4.00は中石(アイオライト)のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。

最近では、プラチナ製品と思っていたらK18WG(18金ホワイトゴールド)や、銀のロジュームメッキも多いです。

ちなみに、1ct(カラット)とは、0.2グラムとなります。(カラットの関連記事は下記をご覧ください)

宝石のカラットの意味は「重さ?」それとも「大きさ?」どちら?

 

例えば、リングの総重量(石を含む)が10.0グラムですと、石の重さは(4.00ct + 0.60ct X 0.2グラム=0.92グラム)

10.0-0.92=9.08グラムが枠の正味の重量となります。

正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。

K18の買取価格の目安

当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)

したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠 9.08グラムの買取価格の計算です。

4.500X9.08X0.75X0.7 = 21.451円となります。

Pt900(Pm900)の買取価格の目安

当日の地金買取相場X枠の地金重量X0.90(Pt900は900/1000) X 0.7(係数:お店により違います)

したがって、Pt地金買取価格が 3.000円/gで、Pt900で、9.08グラムのときの買取価格の計算です。

3.000 X 9.08 X 0.90 X 0.7 = 16.207円となります。

ちなみに、Pt850(Pm850)の場合の計算方法は(850/1000=0.85)です。

スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に中石と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。

業者が再販できると思えば、通常は中石の(アイオライト)を査定して加えますが、この石はあまり高価買取は期待しないほうが良いかと思われます。

注意することは、業者により、脇に付いているメレーダイアを買取価格に計算しない場合もあります。

例えば、この枠に付いているメレーダイアモンドが0.60カラットですと、品質にもよりますが約 3000~6000円も買取金額が違ってきます。

リングやペンダント使用のアイオライトが美しい時!

断捨離した時に、その品に愛着があるか、無いか、今後も使用するかを考えて見ます。

愛着のあるアイオライトは、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?

子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良く、とても喜んでいただけると思われます。

もし、アイオライトが美しくてもデザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。

その時は、現在の使用している古い枠を下取り金額として加工代金の一部としても使用も可能です。

リングやペンダントのデザインが古いと感じる時

その品に愛着も無く、しかもデザインが古い場合は地金枠と、アイオライトを換金処分で買取も良いかと思います。

再販のための製品として「買取」できるか、「スクラップ処分」にするかは市場性を考えた業者の判断となり買取金額も違います。

アイオライトが特別な美しいと思われ、石の評価がなされない場合などは石だけ取り置きも良いかもしれません。

どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となりますから処分時は、業者を慎重にお選び下さい。

良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、中石と良い価格評価をしてくれます。

宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。

金やプラチナの買取なら東京の【リファウンデーション】

ジュエリー

 

9月誕生石 アイオライトのまとめ

宝石 アイオライトは、現代の私たちが「」や「目標」、自分らしさを見つけられない時に人生の羅針盤的役目をしてくれる宝石です。

別名「ビジョンの石」とも呼ばれ、何かをやり遂げたい人には最適なお守りとなります。

下に、アイオライトのパワーストーン効果を書いてみましたので参考になさって下さいね♪

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