宝石のダイアモンドのハート&キューピッド。
こちらのダイアモンドは、他のカットを寄せ付けない最高の輝きだと思います。
しかし、そんなダイアモンドですが、あなたに知って欲しい事実があるんです。
目次
ダイアモンドのハート&キューピッド(H&C) とは
ダイアモンドの最高の輝きのハート&キューピッド(H&C)
ダイアモンドのカット、ハート&キューピッド とは、ダイアモンドの評価基準の4Cのうち、「カット」が優れているダイアモンドにつけられる名前です。
以前、別のメーカーが、優れたダイアモンドカットを「ハートアンドアロー」の名称を登録商標しました。
その後から、登録商標外の会社は『ハート&キューピッド 』と呼ぶ事にしたためです。
ハート&キューピッド の大事なポイント3つ
■石の対称性がよいので、ハートと矢の形が見える。
■正式なカットグレードではありません。
■通常のダイアモンド価格よりも割高です。
ハート&キューピッドで、メレダイアモンドの「メレ」とは?
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メレダイアモンドの「メレ」の意味とは?
実は「メレ:melee」とは宝石の大きさを表しています。
フランス語で「小粒石」で小さめの宝石のことで、ジュエリーのメーンの石のまわりの脇石に多く使用されます。
メレダイアモンドとは、一般的に0.1ct以下の小さなダイアモンドのことを指した名称です。
小さいダイアモンドとは言え、4Cに基づいた品質や基準があり、メレーダイアモンドの品質は、ジュエリー全体の輝きに大きく影響を与えます。
品質の良いカットのダイアモンドはキラキラと輝き、ジュエリーに「華やかさ」や「気品」をもたらします。
メレーダイアモンドの品質やカットが良いと本当によく輝いて見えます。
メレーダイアモンドのおススメ基準
メレーダイアモンドを選ぶのでしたら通常よりも割高ですが、4Cに照らし合わせた例が下記です。
■カラー(色:color)⇒ Fカラーup
■クラリティ(透明度:clarity)⇒ VSクラスup
■カット(プロポーション:cut)⇒ H&C(ハート&キューピッド)
■カラット(重さ:carat) ⇒1ピースあたり0.1カラット以下
このような品質のメレーダイアモンドを使用したジュエリーは本当に最高の輝く品です。
ご注意して頂きたいのは、メレダイアモンドには通常、鑑定書は付いていません。
メレダイアモンドの数だけを一つ、一つ鑑定して鑑定料金を支払っていてはとても高額になり、まったく現実的ではありません。
ハート&キューピッドスコープ
ご自分のダイアモンドがどのように輝くか気になりませんか?
専門機関でなくてもご自分でお手持ちのダイアモンドを覗(のぞ)くスコープがあります。
スコープを覗くと、品質のよいダイアモンドは、テーブル(表)側から「アロー(矢)」と、パビリオン(裏)側から「 ハート」の形をご覧頂けます。
「見える原因は左右の対称性」によるのですが、 H&C (ハート&キューピット) 専用スコープに現れない場合もあります。
それは、プロポーションとシンメトリー (対称性) が優れていて、 H&Cが見えるようにカットされたダイアモンドでないと現れないという事です。
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ハート&キューピッドでも注意すべき点
ハート&キューピッドのダイアモンドで知っておいて欲しいことがあります。
「カットのよさは左右の対称性だけではない」ということなのです。
どういう事かといいますと、左右の対称性がよくても、ダイアモンドの高さや上下がアンバランスや、または、研磨の仕上げ状態がよくないカットも出てきます。
ハート&キューピッドであっても、カットが最高ではないという、笑えないダイアモンドもあります。
人間が研磨しますからこのようなことがあっても当然です。
ダイアモンドカッター職人でも、長年の経験者とそうでない人との違いが出るかもしれません。
これからダイアモンドを選ばれる人は、「ハート&キューピッド」は確かに眩い輝きが魅力的だと思います。
しかし「エクセレントカット」を選んでも全然問題はありませんし、じゅうぶんに輝き美しいです。