ダイアモンドは男性でも女性でも大好きな宝石ではないでしょうか。

世間でいう、婚約指輪のご予算は「月収の3倍」なんて言葉は本当でしょうか?

ダイアモンドを賢く買うための簡単なポイントもまとめてみました。

宝石のダイアモンドは鉛筆の芯と同じなんて信じられますか?

 

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宝石4月誕生石「ダイアモンド(Diamond)」の宝石言葉

世界でもっとも美しく、しかも、もっとも人気のある宝石です。

ダイアモンドは神秘的なまでに至高な美しい輝き、いつの時代からも人を魅了した美しい輝きのダイアモンド。

そして地球上の鉱物の中でも最高の硬さ、しかも古代から現代まで色々な人間ドラマと物語が語られてきました。

日本では、古くは「寛一御宮のダイアモンド逸話」が有名です。

ダイヤモンドは、目がくらむようなきらめきと輝きで人々の心をとらえます。

ダイアモンドは無色透明のものだけではなく、ファンシーカラーといわれるさまざまな色合いを帯びたカラー色もあります。

タイトルで「ダイアモンド」は鉛筆の芯と同じといいました。

ダイアモンドは鉱物的には、「炭素」で、元素では、炭(すみ)や鉛筆の芯とまったく同じ成分とはびっくりします。

では、真っ黒でやわらかい炭と、硬くてまばゆい輝きを放つダイアモンドの違いとは?

それは「育ちの違い」です。

ダイアモンドは、地球深部にある燃えたぎる溶岩のマグマの中にある炭素が、気の遠くなる年月をかけ、高温、高圧の中で結晶化したものです。

その結晶が規則正しく、均一に統合することにより、地球上で一番硬い物質となるのです。

ですから、元素は同じでも、結晶の行程が違いダイアモンドと炭に分かれます。

地球の神業ともいえる偶然の条件が重なったときだけにダイアモンドが生成され、地中の中では光輝きがなく、原石に職人がカット技術で最高の輝きを引き出します。

 

宝石 ダイアモンド豆知識

1カラット(0.2グラム)のダイアモンドは、4トントラック1台分の岩石を掘り起こしてようやく見つかります。

このようにダイアモンドは貴重な資源です。

宝石 ダイアモンドの一口メモ

宝石のことば:清浄無垢(せいじょうむあか)、純潔、恋の勇気

結晶系:等軸晶系

石の硬度:10

比重:3.52

結婚記念日:75年目の金剛石婚式

誕 生 花:白百合(純潔、貞操)

 

ダイアモンド「4C」だれでもわかる簡単な説明

ここでは専門的なダイアモンドの4Cを省略いたします。

宝石商になる勉強をしたい方は専門的な事を学べる学校もあり、またネット上で「ダイアモンド4C」で、検索するとたくさん出てきます。

では、購入にあたり、どんなダイヤモンドが良いかだけ基礎知識を知っていれば十分だと思います。

 

透明なダイアモンドは「4つのC」を参考に選びます。

カラット(重さ:Carat)

カラットは重さの単位で、石の大きさではありません。

1ctはわずか0.2グラム。

欧米では「宝石」も「金」も同じCaratを使用しますが、日本では「宝石」に「Carat」を、「」の純度に「Karat」を使用しています。

カット(プロボーション:cut)

カラット、カラー、クラリティは、自然の状態での評価です。

この3つの評価が高ければ品質の高いダイアモンドとして評価されます。

これだけは人間が研磨して輝きを決めます。

劈開性(へきかいせい)を考慮した58面体ブリリアント・カットが最高に輝きます。

最近、144面カットや多面カットもありますが工賃が高くなります。

個人の見解ですが私は58面体ブリリアント・カットが一番と思います。

最高級のカット:「ハート&キューピット」です。

これは、正式なカットグレードではありませんが、カットが優れた対称性の良いダイアモンドの名前です。

スコープでのぞきますと、上からは「8本の矢」下からは「8っのハート」が綺麗に並んで見えます。

ただ、通常よりも割高になりますので、「エクセレント(Excellent)」でも十分な美しい輝きだと思います。

カラー(色:color)

無色透明といっても、ダイアモンドの多くはほんの少し色味を帯びています。

完全な無色透明のものはほとんどないといっても大げさではありません。

最高の色の最高ランクは「Dカラー」です。E、F、G、とアルファベット順にZカラーまで等級分けされています。

Zカラーに近づくほど、黄色味を帯びます。

Hカラーを境に、わずかに黄色味が感じ始めます。

他には自然な色合いで、青、ピンク、緑、赤、黄の色があり、これらはファンシーカラーと呼ばれて貴重品です。

クラリティ(内包物の状態:clarity)

ダイアモンドの内包物の状態を示す基準です。

一般的に透明な宝石は、内部にインクルージョン(内包物)があると、輝きに影響があります。

宝石の上から入った光がインクルージョン(内包物)でさえぎられて綺麗に反射しなくなり、要するにキラキラと輝かないダイアモンドになります。

グレードは肉眼でもはっきりと発見できる「I」クラスから、まったくインクルージョン(内包物)のないFL(フローレス)クラスに分けられています。

FLは最高ランクですが、めったにお目にかかれません。

VVSやVSでもかなり質の高いダイアモンドで、インクルージョン(内包物)があるというのは天然石だという証拠です。

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宝石 4月誕生石「ダイアモンド」の主な産地

無色の綺麗なダイアモンドは、アフリカ大陸のボツワナ、ナミビア、南アフリカ、シエラレオーネなどは比較的に産出量は安定しています。

最近は、カナダ、ロシアなどからの産出もありバランスよく市場に供出されるため、世界的なダイアモンド人気に支えられて健全な市場として値崩れいたしません。

宝石誕生石 4月「ダイアモンド」の歴史

ダイアモンドは、地球の創成期、人類が誕生するはるか昔の30数億年前に、活発な火山活動の影響を受けて地中で生成された炭素の塊です。

「宝石の王様」として不動の地位を築いているダイアモンドですが、名前の語源は、ギリシャ語で「征服されない石」という意味の「amadas(アマダス)」に由来しています。

歴史上以前の紀元前800年の時代のインドでは、すでに護符として尊ばれる石とされており、中世の時代の15世紀にはヨーロッパの女王たちが好き好んで飾りたてました。

17世紀になるとブリリアント・カットが発明され、ダイアモンドはその価値と地位を高めてきました。

 

宝石誕生石 4月「ダイアモンド」購入時のポイント

「ダイアモンド4C だれでもわかる簡単な説明」でもご説明しました。

ダイアモンドの購入時の選び方のポイントは、ご用意した予算内で求める石の大きさ、色あい、そして輝きを重視します。

ダイアモンドの4Cでは「カット」を優先して、デザインで個性を出します。

カットが4Cの中で一番目に見えて変化が分かります。

ご予算が高くなりますから、必ずしもハート&キューピットや3EX(トリプルエクセレント)にこだわる必要もなくエクセレントであれば充分だと思います。

ぱっと見にはわからないと思いますので、お店の一つのセールストークと思って下さい。

また、「カラー」は最低でも「H」より上を選ぶことで、Hカラーからダイアモンドは、少し黄味を感じてくるのが分かります。

値段が安くても「I」カラー以下はお薦めしません。

個性を出すのであれば、プリンセスカットやトリリアントがお奨めです。

石を選ぶ基準は3C(カラー、クラリティ、カラット)のグレードの高いものが良いと思います。

 

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