宝石のペリトッドは、8月誕生石として人気があります。
宇宙からのパワーを封じ込めたといわれるペリトッド。
知恵と分別を与えてくれる宝石として古代エジプトでは女王の王冠に使用されています。
私の8月誕生石ですが、使用しなくなったので断捨離しようと思います。
この際、ペリトッドの意味や断捨離した後での高価買取を考えて見ました。
目次
宝石 ペリトッドの意味とは
ペリトッドの緑は独特のオリーブグリーンが魅力の宝石
宝石のペリトッド(Peridot)の明るいイエローグリーンは心が軽くなるような美しい色で、溶岩や隕石の中からも発見されます。
これは、ペリトッドの生成が高温高圧の地球深層の奥深くで行われていることを証明しています。
ハワイ島のキラウエア火山の噴火により、緑色の石が空から降り注いでいるらしいです。
緑石の正体はハワイの溶岩に含まれている「カンラン石=ペリトッドの和名」です。
ジュエリーにできる品質のものは「ペリトッド」で、火山が噴火して溶岩が飛び散ると空から降るらしいです。
火山の噴火は怖いですが、空から宝石のペリトッドが降るとはロマンスがあります。
ペリトッドの和名は「かんらん石」と呼び、これは宝石名で、鉱物的には「olivine(オリビン)」といいます。
この綴(つづ)りからも推測されるように、オリビンとはオリーブの意味です。
独特の緑色がオリーブの実に似ている事から名付けられ、和名の「かんらん石」の「かんらん」もオリーブを指しています。
このグリーンは、別の宝石にはないペリトッド特有の色で、ライムグリーンからオリーブグリーンまで他では楽しめない美しい色です。
宝石 ペリトッドの高価買取できる石の見分け方!
■ 透明度の高い濃いオリーブグリーンが価値が高く買取でも有利。
■ 透明度の良いキャンディーのようなつるるんとした輝きのある色が抜けていないもの。
■ 宝石の色は独特のオリーブグリーンの色味が濃いものが評価が高い
ペリトッドとはどんな宝石なの?
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宝石のペリトッドは、別名で「イブニング・エメラルド」の異名もあり、夜の光線に輝き、夜会用に優雅で美しい宝石です。
ペリトッドの別名は、ローマ人が夜になっても宝石の色が暗くならずに光輝いていることから名付けました。
また、悪魔を追い払うパワーストーン効果があり、その力は金・GOLDとセットしたときの宝飾品で強まるといわれています。
ペリトッドは、精神の成長を助け、知恵と分別を鋭くする宝石との言い伝えがあります。
宝石 ペリトッドの簡単な知識と鉱物学「一口メモ」
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宝石のペリトッドは、以前は緑がかったオリーブ色を「オリビン」、黄色を「クリソライト」、黄緑を「ペリトッド」と呼んでいました。
しかし、呼び名で各国で混乱や混同をきたしたので現在では国際的に呼び名を統一されています。
ペリトッドの鉱物名を「オリビン」、宝石名を「ペリトッド」とし、現在は「クリソライト」は古語として使用を中止しています。
宝石ペリトッドの簡単な知識
■ 誕生石:8月誕生石
■ 石言葉:夫婦愛、幸福、友愛
■ 守護:てんびん座、金曜生まれ
■ 愛:四緑木星
■ 記念日:2年目の結婚記念日(綿婚式、わら婚式)
■ 8月の誕生花:りんどう(花言葉:悲しむ貴方が好き)
宝石 ペリトッドの鉱物学「一口メモ」
■ 主な色:黄緑色、緑、褐緑色、褐色など
■ 透明度:透明
■ 結晶系:斜方晶系
■ 成分:(Mg,Fe)2SiO4
■ 硬度:6.5~7.0
■ 比重:3.34
■ 光沢:玻璃光沢
■ 鑑別ポイント:屈折率、比重
■ 主な産地:エジプト、ミャンマー、スリランカ、ブラジルなど
■ 類似石:デマントイド・ガーネット、エメラルド、トルマリンなど
宝石 ペリトッドの逸話
ペリトッドは、古代エジプト王も愛した「太陽の宝石」
ペリトッドは、古代エジプト王朝では特に愛され、歴代の王たちが好んで王冠に配したといわれています。
オリーブグリーンに煌めくペリトッドは、紀元前から採掘され、エジプトのファラオの王冠や装飾品として愛用されてきました。
また、中世の十字軍の兵士が「勝利」や「身を守る」お守りとして愛されてきた由緒ある歴史をもっています。
断捨離したペリトッドの「買取」・「換金処分」の活用テクニック
宝石の断捨離は、思い切りが大事です!
宝石箱の中や、タンスの奥を整理していていると美しいグリーンの宝石 ペリトッドがありました。
また、リングのサイズが合わなくてそのまま保管してるもの、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーもあります。
ジュエリーには、親や義母からのもらったもの、遺品整理で授かった品など、買取で換金処分する場合には現在の価値はどれ位か気にもなります。
宝石のペリトッドと一緒に、「宝石鑑別書」が取り置きしてあると買取には一番良いのですが無い場合もあります。
宝石を断捨離して、買取店で高価買取をしてもらい換金処分する場合にはその前に下記の通り確認してみてください。
宝石のペリトッドの状態の確認
ジュエリーの、リング・ペンダントやその他の宝飾品の中石のペリトッドは、欠けたり、割れたり、キズがついていないか?
買取では、石が欠けたり、割れたり、キズが付いている場合には商品価値のなく宝石としての換金処分は望めません。
もし、宝石にキズや欠けがあっても、高級宝石の場合は「リカット」して再生できますがペリトッドは致しません。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことです。
ペリトッドの場合には、「買取」してもらい、換金処分が望ましく思い切り断捨離することをおススメします。
ジュエリーの枠に使用している貴金属の材質を確かめる!
断捨離して、買取に出す前に、使用枠の素材が何なのか確かめておくとよいかと思います。
貴金属の種類や含有量により買取価格に大きな違いが出ます。
■ 金(GOLD)の場合:K24,K22,K20,K18,K14,K10,K9など
■ ホワイトゴールド(White Gold:WG)の場合:K18WG,K14WGなど
■ 白金(Platinum:PT)の場合:PT1000,PT950,PT900,PT850など
■ 銀(Silver:SV)の場合:SV1000,SV925,SV900など
ただし、K18GP,K18GFの刻印のGPやGFの刻印は、「偽物」や「メッキ品」で買取や換金処分の対象外となります。
▶【関連記事】断捨離した貴金属のプラチナ・ホワイトゴールド・銀の違いとは
▶【関連記事】金・GOLDの純度を知らないと換金処分で買取価格で損をします
宝石 ペリトッドの断捨離後の買取で調べること
ジュエリーの石目刻印を見て、石とダイアモンドの重さの確認!
リングの場合は、内部に「刻印」がしてあり、ペンダント等の場合は枠の裏にあります。(無いものも中にはあります。)
画像は、ペアリングで記念日の刻印ですが、その部分に石目の刻印があります。
(例)K18 4.00 0.60 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)
この場合は、素材が K18(18金イエローゴールド)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量(石を含む)が10.0グラムですと、石の重さは(4.00ct + 0.60ct X 0.2グラム=0.92グラム)
10.0 - 0.92 = 9.08グラムが枠の正味の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
K18の<枠>買取価格の目安とは?
■ 当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠9.08グラムの買取価格の計算です。
4.500X9.08X0.75X0.7=21.451円となります。
Pt850の<枠>買取価格の目安とは?
古い品ですとPm850の刻印の場合もありますが、Ptと同じ品位です。
最近では、Ptだと思っていたらK18WGの品も多いですから地金の刻印を確認してください。
■ 当日の地金買取相場 X 枠の地金重量 X 0.85(Pt850は850/1000) X 0.7(係数:お店により違います。)
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt850、9.08グラムのときの買取価格の計算例です。
3.000 X 9.08 X 0.85 X 0.7 = 16.207円となります。
再販が出来ないスクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取金額に宝石価格と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
買取店が再販できると思えば、通常は中石のペリトッド代金を加えますが、この石はあまり期待しないほうが良いかと思われます。
宝石のペリトッドは美しく輝いていますか?
ジュエリーのリングやペンダントで使用している中石のペリトッドが美しいと感じる場合には、その品に愛着があるか無いかを考えます。
愛着のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良いかもしれません。
かなり以前に購入してデザインが古い場合には、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
その時は、現在付いている枠を下取り金額として加工代金の一部としても使用してもらうと予算の軽減になります。
ペリトッドは、結晶の方向により剝(はが)れる劈開性(へきかいせい:割れやすい)があり、決してご自分で枠から外さないようにして下さい。
無理に外そうとして、ペリトッドに傷がついてしまいますと、それで宝石としての価値がなくなり「買取」も「0」となります。
特にご家庭や、宝石店で無料サービスの、超音波洗浄機のクリーニングは禁物で、まれにスキルのない店員もいます。
ジュエリーのデザインは、年月を感じさせていませんか?
ジュエリーのリングや、ペンダントのデザインが古いと感じませんか?
その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は買取に出して、枠の貴金属(地金)と、宝石のペリトッドの換金処分も良いかと思います。
商品として再販のための「買取」できるか、「スクラップ」として処分するかは市場性を考えた業者の判断です。
ペリトッドが特別に美しいと思われる場合は石だけ将来のために取り置きも良いかもしれません。
ただ、ペリトッドの場合は宝石といっても中級宝石のため、石だけの買取での価値はあまり評価されません。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、ペリトッドも良い買取価格を出してくれます。
■ 宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。
⇒ 【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
KOMEHYO ⇒ ジュエリー
8月誕生石 ペリトッドに関するおススメ情報
最近、ハワイでペリトッドが「夫婦愛」や「幸福」のお守りとして大人気です。
ハワイでは溶岩の中から粒状のものが採掘され、安価でお土産用として販売されています。
下記にもペリトッドの関連記事がありますので、ご覧いただけると嬉しいです。
▶ 宝石の種類 ペリトッドの意味や8月誕生石のパワーストーン効果とは