ジュエリーや宝石を断捨離して、整理整頓する人が増えています。
しかし、思い出のものや、親の形見、自分で購入したものでも断捨離は勇気が要ります。
気になるのは、断捨離したジュエリーや宝石の買取価格です。
皆さん、どのようにジュエリーや宝石を断捨離されたか気になります。
目次
ジュエリーや宝石の売価と買取価格の格差
宝石やジュエリーの買取
ジュエリーや宝石を断捨離して、お金に換えるには買取業者で「買取」してもらう必要があります。
ダイヤモンドの場合は「宝石鑑定書」が付いていると「4C」に基づいて、品質が理解できます。
★宝石の宝石鑑定書と宝石鑑別書の意味は同じもの違うものなの?
数件の買取店でも、おおよそダイアモンド「4C」と枠の重さで買取価格が把握でき、一番高く買取してくれるところで換金処分すれば簡単です。
婚約指輪や結婚指輪で、センターの一粒のダイアモンドの買取価格は出しやすく、脇の小さなメレーダイヤを評価してくれるかどうかです。
一般の方が気安く入れるところや、リサイクルショップ、一般向けのテレビCMやチラシの宣伝をガンガンと流すところはビックリするほど買取価格は安いです。
当たり前ですが、広告宣伝費は無料ではなく、莫大な経費が掛かり、ましてタレント使用の場合は人気が高いほど契約金も莫大です。
それらの経費をお客様からの買取品から捻出する訳ですから、当然、買取価格は安くなります。
後は、製品として再販できるものか、出来なくスクラップとして処分するかでも買取価格が違います。
カラーストーンの買取
カラーストーンは、色石と言われる、エメラルド・サファイア・ルビーなどの高級宝石や他の中級宝石、並級宝石となります。
市場で人気のカラーストーンで、美しくて大粒な石はある程度の買取価格の評価も期待できます。
ただ、色石は好みも大きく作用して石が大きくても安い場合もあり、小さくても価値のある宝石もあります。
ですから、地金の重さと石をどれだけの評価をしてくれるかで買取価格に影響がでます。
質屋やリサイクルショップでは、地金の評価をしても脇のメレーダイアモンドや石は評価せず、まとめてなんぼの価格を出すことがあり、買取価格を期待できません。
まして質屋で宝石を担保でお金を借りると、3か月後に質流れの事も考えて3か月分の利息も差し引いた価格で引き取りします。
ですから、通常でも多くのカラーストーンを取り扱いしている買取業者の方が良い場合もあります。
地金品のジュエリーの買取
金やプラチナ、銀のジュエリーの場合の買取は比較的に短時間で終わり、とても簡単です。
枠の使用貴金属の品位が本物か、偽物かを調べて当日の地金の買取価格と重量とお店の手数料を差し引きですぐに計算できます。
新しくても、古くても、切れているもの、変形しているもの、買取価格に影響はありません。
まれに新しいデザインのネックレス、ブレスレット、リングなどは新品仕上げして再利用もあります。
再利用できるものでも、買取業者は再販するとは決してあなたには言いません。
金の買取価格の目安ですが、18金の場合は、当日の純金の買取価格 X 重さX品位(K18の場合75%)X お店の指数(手数料)。
売価と買取価格の格差
買取する時によく聞く言葉は、何時どのように購入したかを考えずに購入した時の定価(実際購入した価格ではない)を話されます。
定価が100万円で、閉店セールで30万円で購入しても100万円した宝石というのが通例です。
そもそも、誰でも欲しがるような最高級の宝石が100万円としても、高級宝石店ではいつでも売れますからたたき売りはしません。
安く売るにはそれなりの理由があり、このような場合は定価の100万円が疑わしくあまり信用できません。
正直なところ、売価はどのようにでも出来ますし、違反でもありません。
一例ですが、通常宝石は、製造者(10万円)として、大手メーカー(12万円)、代理店(15万円)、小売店(18万円位の仕入れ)と流れます。
そして、小売店が販売価格を決め、大体、仕入れ価格の2~5倍の販売価格を設定します。
2倍で36万円、5倍で90万円ですが、閉店セールということで100万円の定価が付いているかもしれません。
もし、100万円の定価であれば80%OFFでも、2万円の利益がでますから、単なる数字のマジックです。
ですから買取業者は、宝石の買取する時は途中の中間マージンは一切考えませんので、買取価格は低いものとなります。
そもそも、10万円の宝石が100万円に化けているだけの話です。
誤解のないように申し上げますが、全ての宝石店がこのような価格設定している訳ではありません。
良心的な宝石店が、仕入れ価格18万円で、2倍の価格設定であれば半額も出来なく、半額出来るということはそう言う価格設定と思って下さい。
どのようなお店で買取すると良いのでしょうか?
あなたの宝石やジュエリーは、そのまま店頭に並んでいたら欲しくなりますか?
ジュエリーのプロや、宝石店の経営者が利用している買取店であればそれなりの買取価格が付きます。
宝石の買取に強いお店、時計の買取に強い店、ブランド品の買取に強い店と買取店でも特徴があります。
現在、金の販売価格、買取価格は高騰していますので断捨離して宝石やジュエリーを換金処分をされるのであれば今がチャンスです。
間違いなくどの買取店でも買取可能は、地金の部分です。
宝石を付いたままで買取も可能ですが、ダイアモンドや色石の評価はお店でマチマチなので信頼できる買取業者を選びましょう。
宝石の純粋な地金の部分の計算は、枠の内側に石の重さが表示されています。(E1.5 D0.50)
このような場合は、Eはエメラルドのカラット数、Dはダイアモンドのカラット数となります。
ですから、例えばリングの総重量(エメラルドやメレーダイアモンド含む)が10グラムとします。
地金のみの重さは、10グラムー(1.5+0.5X0.2(1カラットは0.2グラムです))=9.6グラム(地金部分の重さ)
9.6グラムの地金の買取価格に、エメラルドとメレーダイアモンドのプラス評価が宝石の買取価格となります。
口コミや評判の良い買取店を下記にご紹介いたします。
⇒ 【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
まとめ
宝石やジュエリーの断捨離にはとても労力や勇気が要ります。
精神的な負担も付いて回り、父親や母親の形見となるとそれらを買取に出す事に抵抗のある人もいます。
しかし、思い出は思い出として誰かが断捨離しないと前に進むことが出来ず、あなたがしなければ他の人がしなければなりません。
ご自分で購入した、宝石やジュエリーでも、昔これだけのお金で頑張って購入したのだから換金処分はもったいない。
そう思う事で上手く断捨離できず、時間だけ過ぎていく場合もあります。
どうしても思い入れのある宝石やジュエリーは、思いとどまることも大事なことですし、無理してすると後悔が残ります。
そんな時には、「あなたが断捨離を思いとどまる宝石やジュエリーが今、店頭に並んでいると仮定します」
あなたは、その宝石やジュエリーを見て「今、店頭に並んでいたら買う?買わない?」これが冷静な判断基準ではないのでしょうか。
改めて、買取処分をためらっている自分が惜しんでいるものを冷静に見た時にどう思いますか?
宝石やジュエリーは、それ自体は価値がありますが、要らないものをいくらため込んでも価値が生まれないと、どこかで見切りをつけなければなりません。
たらいの原理で、水を押し出すと水は自分の方に戻ります。
不要な宝石やジュエリーを断捨離して換金処分して押し出すと、お金として自分に戻り、そのお金を有効に使えば後悔もなくなります。
■ 関連情報
★ 宝石や貴金属を断捨離して生前整理や遺品整理で終活の活用法とは
★ 断捨離した宝石を高く売る時に気をつけたい6つのポイントとは
★ 買取業者が教えたブランド時計を高く売れる3つのポイントとは