「Moissaniteダイヤ」というのを買ったんですが、これって本物なんですか?

このような質問をいただいたので、「モアッサナイト」について書いてみました。

モアッサナイトは、ダイアモンドととても似ています。

以前は、宝石買取店や質屋泣かせの石とも言われました。

そんな、モアッサナイトとはどんなものか気になりませんか?

 

スポンサーリンク
 

ダイヤモンドの合成石や偽物とは

ダイアモンドと思っていたけど?

オークションなどで、ダイアモンドと称して、人工石、合成石や偽物の出品者もいますから注意が必要です。

特に、モアッサナイト(Moissanite)は、一般の方はダイアモンドだと思うような美しい輝きをしています。

出品者には2種類あり、本当にダイアモンドと信じて購入して、必要がなくなり本人もダイアモンドと信じたまま出品している人。

もう一つは、明らかにダイアモンドではないと知りながら、「Moissanite・ダイヤモンド」として出品する悪質者です。

「Moissaniteダイヤ」と書いてあると、「TIFFNY・ダイヤ」や、「Cartier・ダイヤ」のようなブランド名のダイアモンドと勘違いします。

以前、有名なオーディションサイトでの出品や、YooHoo知恵袋などでも購入者の相談者が多かったのが「Moissanite」です。

「Moissaniteダイヤというのを買ったんですが、これって本物なんですか?」と言うような質問です。

本来、ダイアモンドには、天然の宝石で同じ品質も存在しないので、商標権や著作権もなくても問題はありません。

歴史上を見ても、高価な高級宝石の代用品には俗称がとても多いのも事実です。

例えば、翡翠(ひすい)などでは、アベンチュリンを、インド・ヒスイと呼び、クリソプレーズを、オーストラリア・ヒスイなどと呼びます。

ですから、モアッサナイト・ダイヤを「本物です!」とか、「天然ダイヤです!」とい言わない限りは問題はありません。

そこでダイアモンドととても似ている、モアッサナイトについて書いてみました。
 

プロでも悩むダイアモンドの天然石や合成石

モアッサナイト(Moissanite)とは

宝石などを買取している店は、店頭では成分分析の機械で、ほぼダイアモンドとモアッサナイトと間違う事はないと思います。

しかし、ルーペや携帯ダイアモンド検査機(テスター)で調べても宝石の買取で悩む石に「モアッサナイト(モアサイト)」があります。

あなたは、モアッサナイト(モアサイトと呼ぶ業者もいます)という石の名前を聞いたことがあるでしょうか?

出回り始めた時は、ダイアモンドとモアッサナイトの違いを見抜けなかったほどで、外見からはダイアモンドと非常に似ています。

Pt(プラチナ)やK18(18金)などの枠に入れて、刻印がしてありますと本物のジュエリーだと思います。

一般の人はあまり名前を聞くこともなく、宝石のプロや質屋でも見た目ではダイアモンドとの判別が難しい石のがモアッサナイトです。

モアッサナイトの意味

本来のモアッサナイト(Moissanite)は、別名を「モアサナイト」や、「モアッサ石」と呼ぶ鉱物の一種で天然石です。

鉱物の組成は炭酸ケイ素で、ダイアモンド型の骨組みの中に炭素とケイ素が交互に積み重なっているのが特徴となります。

ダイアモンドとケイ素の間を取ったような性質を示しています。

モアッサナイトは、石の硬さにおいても9.25~9.5度(モールス硬度)と宝石の中ではダイアモンド(10度)に次ぐ硬さがあります。

工業用の研磨剤としても多く活用されていて、また、大きな負荷が加えられた際の割れにくさの指標では、ダイアモンドよりも高く評価されています。

宝石としての価値を左右する、ダイアモンドの命である輝き面では、モアッサナイトは、ダイアモンドの輝きよりも上回っているのです。

理由ですが、輝きの強さを表す光の屈折率では、ダイアモンドの2.42に対して、2.65から2.69と優れています。

また、キラメキを作り出す光の分散度では、ダイアモンドの0.044に対して、モアッサナイトは0.104と、ダイアモンドのほぼ2.5倍もあります。

さらに、ダイアモンドの弱点でもある油脂に対する親和性で皮脂などが吸着して輝かなくなる問題に対しては、モアッサナイトは油脂に対する親和性が低いです。

最近では、炭化ケイ素は半導体の分野ではとても需要が増していて、高純度で大型の結晶が工業的に大量に合成されています。

このため、宝石業界ではジュエリー用途の目的のための合成も盛んに行われ市場に出回っています。

■ モアッサナイトの鉱物学DATE

■ 色:黒色、緑色、黄色

■ 分類:元素鉱物

■ 化学式:SiC

■ 結晶系:六方晶系

■ 劈開性:なし

■ モールス硬度:9.25~9.5

■ 屈折力:2.65~2.69

■ 光沢:金属光沢

■ 比重:3.218~3.22

スポンサーリンク
 

モアッサナイトの産出

モアッサナイトは地球上で天然物として産出されるのは稀で、殆どは隕石中に産出されます。

始めて発見されたモアッサナイトは、1893年にアメリカのアリゾナ州のキャニオン・ディアブロ隕石からだそうです。

また、アエンデ隕石に含まれるモアッサナイトは、超新星爆発の際に吹き飛ばされた粒子が由来とされ、宇宙のロマンを感じます。
 

モアッサナイトの人口宝石としての利用

宝石としての成功

宝石としてのモアッサナイトを初めて人工的に製造することに成功したのは、アメリカ合衆国のチャール&コルバード社です。

チャールズ&コルバード社は、人工宝石としての炭化ケイ素の製造過程における特許を取得しました。

1998年に世界初のモアッサナイトジュエリーの販売を開始して、世界中で衝撃を与えたそうです。

このモアッサナイトの製造特許はアメリカでは2015年に有効期限を迎えました。

これを皮切りに、2016年には世界25か国、2018年にメキシコで有効期限を迎えており自由にどの国でも製造可能となりました。

現在では製造特許の有効期限終了で、アメリカを初めとする各国で質の高い「人工モアッサナイト」の製造がおこなわれています。

記事の初めにも書きましたが、一部のジュエリー業者などでは、「モアッサナイトダイヤモンド」と呼称して販売している場合もあります。

しかし、モアッサナイトは「人工宝石」であり、ダイアモンドとは異なる石です。

ただ、価値や希少性を除けば、ダイアモンドと硬度はさほど劣らず、耐久性もあります。

ダイアモンドにも劣らない輝きやキラメキ、透明度がありコストパフォーマンスにもとてもジュエリーとして優れています。

私は個人的ですが、選択肢としては選ぶ価値のあるジュエリーと思います。

■ ダイアモンド類似石の関連記事

ジルコンとキュービックジルコニアは本物の宝石なの意味や価値とは?

スポンサーリンク