宝石種類は多く、カラーバリエーションは色々とあります。
そろそろ断捨離するために、宝石箱の中をみると赤い宝石がありました。
赤色だからルビーとは限らないので、赤色の代表的な宝石種類を書いてみました。
目次
宝石と、宝石種類の意味とは
宝石とは何でしょうか?
宝石といいますが、宝石とは何?と、尋ねられると「宝(たから)」の「石(いし)」と答えたくなります。
実際には、宝石とは、資産性・財産性・希少性が高くて、もちろん美しい外観を有する固形物のことを指していいます。
「Wikipedia(ウイキペディア)」では、一般的に外観が美しく、アクセサリーなどに使用される鉱物をいうと明記されています。
また、主に天然鉱物としての「無機物結晶」を指していて、無機物の固溶体、非晶質、生物に起因するもの、人工合成物質等があります。
宝石種類の分類
■ 無機物の固溶体:ガーネット・ラピスラズリなど
■ 非晶質:オパール・ゴールデンオプシディアン(黒曜石)・モルダバイトなど
■ 生物に起因するもの:パール(真珠)・さんご(珊瑚)・アンバー(琥珀)など
■ 人工合成物質:キュービックジルコニアなど
宝石と呼ばれるには条件もあり、関連記事です!
「宝石種類で高級天然宝石としての意味や見分け方や条件とは」は、下記からご覧ください。
■宝石のはなし(1989年発刊)では、「宝石は約70種ほどあるとされるが、よく知られた宝石は20種程度である」と書いてあります。
このように記述され、刊行後に発見されたものも含め、Wikipedia日本版では、110種余りの資料を宝石として取り扱いしています。
宝石種類の赤色では「宝石鑑別書」があると便利です!
赤色だから、宝石のルビーとは限りません!
今まで購入したり、プレゼントされて宝石箱の中に入っている色々な宝石たち。
ご自分で購入されたものであれば何となく記憶もあり宝石の種類は分かりますが、プレゼントですと判らないものもあるかもしれません。
こんな時に宝石の画像付きの「宝石鑑別書」が取り置きしてあるとすぐに宝石種類がわかり、石名に悩まずに便利だと思います。
使用しなくなり業者に「買取」依頼する時も、宝石鑑別書があると、宝石種類の鑑別や評価の時間短縮となり便利です。
ただ、宝石種類の分類は「鑑別書」があれば、宝石と画像と照らし合わせれば判明しますが、宝石鑑別書が付いているから良品とは別問題です。
宝石鑑別書の役目は、その宝石種類や、本物、偽物の判断の基準となるもので宝石の価値や買取の価格が上がるというものでもないです。
一部のパール(真珠)の上質の花球(はなだま)などの鑑別書には、「真珠科学研究所」発行の品質の分かり評価されているものもあります。
宝石で赤色の宝石種類とは
宝石種類で赤色の宝石には、高級天然宝石・中級天然宝石・並級天然宝石・合成宝石に分類されます。
そんな赤色宝石には、希少価値の高いもの、財産性のあるもの、趣味趣向石、資産価値はなくてもパワーストーン効果の強いものがあります。
また、透明石や半透明石、不透明石などもありますが、そのなかから今回は、赤色の代表的な宝石種類を取り上げました。
ご案内します赤色宝石は、宝石全種類から見ますと一部分ですが、ある程度の資産性や財産性のある宝石や人気石に絞り書いてみました。
宝石 ルビー (Ruby)
赤い宝石のなかでもひときわ人目を引く「圧倒的な赤」で元気の出るのが、7月誕生石のルビーです。
宝石種類では一部を除きまして、同じ原石でも色が違えば呼び名も変わります。
その代表的なものがこのルビーと、9月誕生石のサファイアで、どちらも鉱物名はコランダム(鋼玉石)です。
コランダムは、酸化アルミニュームが結晶したもので、主成分や性質はルビーもサファイアも共に同じで「姉妹石」。
しかし、そのコランダムにわずか2%のクロムが混ざった時に、赤いルビーが誕生するわけです。
■誕生石としては「7月誕生石」で、宝石言葉は「情熱」「勇気」「威厳」
宝石 ガーネット (Garnet)
宝石のガーネットは、ほかの宝石種類のような単一の名前ではなく、カラーバリエーションが豊富な宝石です。
結晶は持っているものの、化学組成が微妙にちがう故に色も硬度も異なる石達の集まりで、正しくは「ガーネットグループ」です。
今回、赤色の石に入れましたのは古くから親しまれてきたのは、いわゆる柘榴色(ざくろいろ)のガーネットだからです。
そのガーネットは、アルマンダイトとよばれる濃い赤のガーネットです。
■誕生石としては、「1月誕生石」で、宝石言葉は「友情」「真実」「貞操」「勝利」
宝石 スピネル (Spinel)
赤い色の宝石 スピネルは、ルビーにそっくりで、歴史の中でも多くの間違いがある宝石です。
スピネルは誕生石にも属さない孤独な宝石ですが、ネオンピンクといえる鮮やかなピンクは下手なルビーよりも美しいかもしれません。
赤いスピネルはミャンマー産の買取の評価も高く、ルビーの名産地のモゴック鉱山の近くで産出されます。
ここで採れる良質なものは、まさにルビーと見違えるほどの美しい赤色です。
■誕生石はなくて、宝石言葉は「安全」
宝石 トパーズ (Topaz)
宝石のトパーズの和名は「黄玉(おうぎょく)」といわれているので、トパーズは黄色の宝石と思われがちです。
恐らくは、ご訪問されましたあなたは、なんで「赤色」の宝石種類に分類しているのか疑問に思われているかもしれませんね。
しかし、黄色以外にも、シェリーカラー・ピンク・ゴールデン・ブルー・無色、などがあります。
まれに、グリーンや赤など、トパーズの色のバリエーションはとても豊富な種類のある宝石です。
今回、赤色の石に選んだのには理由があり、インペリアルトパーズの最高品はワインレッドに近い色で希少で別格品です。
ちなみにご存知だと思いますが、インペリアルは「皇帝」の称号のことで、トパーズの中の王様です。
■誕生石は「11月誕生石」で、宝石言葉は「友愛」「希望」「潔白」
宝石で赤色の宝石種類のまとめ
本来は、宝石で赤色の宝石種類にはもっと沢山あると思います。
今回は、あなたの身近にジュエリーとして市場に多く流通している「赤色」の宝石種類を書いてみました。
私はまだ団塊の世代ではありませんが、若かりしときに流行った歌は寺尾聰さんの「ルビーの指輪」でした。
懐かしく感じる人も多いかもしれませんね。
この時には、宝石店の店頭から、ルビーの指輪が飛ぶような勢いで売れたのも今では懐かしい思い出です。