6月誕生石では一般的にはパール・真珠が知られています。

ところが、アレキサンドライトも6月誕生石として人気があります。

宝石のアレキサンドライトは色変わりする宝石として密かなブームがあります。

しかし、同じ石が「昼の顔」と「夜の顔」の二面性で変化するのは魅力的です。

あたかも人間の表と裏の世界のような不思議な宝石です。

 

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宝石 アレキサンドライトの宝石言葉

アレキサンドライト(Alexadrite)は、「宝石の王様」と呼ばれた高級石

6月誕生石として、また色変わりする宝石として、マニアの間ではあまりにも有名なアレキサンドライト。

和名は「金緑石(きんりょくせき)」で、日中の光の下では「エメラルドグリーン」そして、夜の白熱灯の下では「ルビーレッド」に輝きます。

この昼と夜の顔で二色に変化する、カラーマジックを奏でる宝石は、稀少性もとんでもなく高いのです。

この二色に変化するアレキサンドライトは、鉱物学的にはクリソベリルという宝石の変色効果のある石です。

アレキサンドライトはクリソベリルで、「猫の目」として有名な「キャッツアイ」とは姉妹関係の宝石です。

こんなエピソードがあります。

ある男性が妻のプレゼントに、偶然に昼に見つけたグリーンの石が気に入り購入しました。

夜に家に帰り、ロウソクの灯の前で妻に渡そうとしたらレッドに変わっていてビックリ、こんな色ではなかったはずなのに・・と。

実はこの色変わりする宝石が、アレキサンドライトだったんです。

なぜ、そのような色の変化が起きるのか不思議な宝石ですが、太陽の光はバランスが良い光線なのでグリーンにみえます。

赤の強い光の白熱灯ですと赤く見えるから知らない人はビックリします。

発見された当時から産出量は限られていて、非常に稀少価値の高い宝石です。

宝石 アレキサンドライトの一口メモ

宝石のことば : 高貴、情熱

誕生石 : 6月誕生石

結婚記念日 : 45年目の結婚記念日(金緑婚式)

石の硬度 :8.5

 

宝石 アレキサンドライトの主な産出地

宝石のアレキサンドライトは発見された時から産出量は少なく、非常に稀少価値の高い宝石です。

アレキサンドライトが最初に採掘されたのはロシアのウラル山脈ですが、現在は枯渇してしまいました。

今は、多くの世界のアレキサンドライト産出の中心はブラジルのイマティタ鉱山で採掘されています。

その他の産出国は、インド、スリランカ、タンザニア、スリランカ、マダカスカルなどです。

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宝石 アレキサンドライトの歴史

宝石の世界では新参者の感じの色石にもかかわらず、「宝石の王様」という称号で呼ばれています。

アレキサンドライトが発見されたのは、1930年にロシアのウラル山脈のエメラルド鉱山です。

この石が発見された日は、後のロシア皇帝アレキサンダーⅡ世12歳の誕生日でした。

未来の皇帝の名に恥じぬ価値のある宝石だと鉱夫たちは敬愛の念を込め、宝石にアレキサンドライトという名前を付けました。

宝石の王様」は「宝石:アレキサンドライト」=「王様:アレキサンダー大王」から名付けられたのかもしれません。

 

宝石 アレキサンドライト」購入時のポイント

アレキサンドライトを、貴方が財産価値として購入するのであれば、どのような事に注意したら良いのかを数点書いてみます。

最も注意すべき点は、アレキサンドライトの石の個性と、特徴がはっきりと出るか出ないかです。

その個性と、特徴とは、変色性(変色効果)つまり「」の顔と「」の顔です。

光の違いにより、赤から緑色にはっきりと色を変える一品ほど高い評価になります。

購入しようとするアレキサンドライトが見つかりましたら、必ずあなたご自身も宝石店の担当者にペンライトを貸してもらい光を石に当て、石が赤茶色を示しているかを確認します。

次にデイライトのもとで石をかざして色味を確認します。

この時、きちんと緑色になっていたら、その石は変色性のあるアレキサンドライトです。

デイライトで見る時にはアレキサンドライトは高価な石ですから、落下させないように必ず宝石用のお盆の上でご覧ください。

アレキサンドライトの変色性は大事な要素ですから、購入する場合は、鑑別書に色相の変化について記載されているので必ず確認してください。

色がカラーチェンジしないアレキサンドライトは資産としての価値がありません。

アレキサンドライトの良い石のポイントとは?

アレキサンドライトは、色が変わる事が大前提です。色のくすみのない石を選びます。

グリーン色には青味があり、レッドには茶色味のない石が品質が良いです。

 

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