宝石のエメラルドは、５月誕生石です。
クレオパトラが愛したといわれ、目にとても良いといわれ信じられてきました。
また、「生前整理」をしていて、宝石のエメラルドを思わず目にした時に何を感じるでしょうか。
５月誕生石エメラルドの意味や、「生前整理」による換金する場合の買取の方法は気になります。
宝石エメラルドの「生前整理」や「買取」の活用法
宝石エメラルドを見つけたら？
一度、宝石箱の中を整理整頓してみませんか？
サイズが合わなくてそのままになっているリングや、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーはあるものです。
親や義母からのもらったもの、遺品整理で授かった品など、現在の価値はどれ位か気になる場合もあるのではないでしょうか？
宝石箱の中や、タンスの奥を整理していて出てきた、宝石のエメラルド。
エメラルドと一緒に「鑑別書」が取り置きしてあると一番良いのですが無い場合もあります。
また、ご自分でかなり以前に購入した品で、鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように区分してみて下さい。
宝石エメラルドの点検
① 宝飾品の中石（エメラルド）は、欠けたり、傷ついていないか？
リングやペンダントやその他の宝飾品の中石（エメラルド）は、欠けたり、傷ついていないか？
通常は、石が傷ついたり、欠けていた場合は商品価値がありません。
しかし、石に傷がついていても、特別高価な石の場合は「リカット」して再生でき、エメラルドの大粒な石は可能です。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことです。
売却で「買取」時は、枠の素材が何なのか見ます（K18,PT900,PT850,K18WG,SV)、ただし（K18GP,K18GFの刻印）は偽物やメッキ品です。
通常は、リングの中に「刻印」がしてあります。
無いものもありますが、宝石エメラルドの場合はほぼ刻印がしてあります。
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（例）K18 4.00 0.50 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります）
この場合は、素材がK18(18金イエローゴールド）、4.00は石のカラット（重さ）、0.50は、脇のダイヤモンドのカラット（重さ）です。
最近では、K18WG（18金ホワイトゴールド）も多いです。
ちなみに、１ct（カラット）は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量（石を含む）が8.0グラムですと、石の重さは（4.00ct＋0.50ctX0.2グラム＝0.9グラム）
8.0－0.9＝7.1グラムが枠の正味の枠の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
【貴金属買取】K18の枠の買取価格の目安
■ 当日の地金買取相場価格（純金）Ｘ枠の地金重量Ｘ0.75（K18は18/24の意味）Ｘ0.7（係数：お店で違います）
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠7.1グラムの買取価格の計算です。
4.500Ｘ7.1Ｘ0.75Ｘ0.7＝16.773円となります。
【貴金属買取】Pt850の枠の買取価格の目安
■ 当日の地金買取相場Ｘ枠の地金重量Ｘ0.85（Pt850は850/1000)X0.7（係数：お店により違います。）
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/ｇで、Pt850で、7.75グラムのときの買取価格の計算です。
3.000X7.1X0.85X0.7=12.673円となります。
スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に中石と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、中石（エメラルド）代金を査定して加えますがあまり期待しないほうが良いかと思われます。
宝石エメラルドが美しい場合
リングやペンダントの中石のエメラルドが美しい時。
エメラルドに愛着があるか、無いかを考えます。
愛着のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか？
子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良いかもしれません。
デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
その時は、旧枠を下取り金額として加工代金の一部としても使用も可能です。
エメラルドはへき開性（割れやすい性質）がありますから、決してご自分で枠から外さないようにして下さい。
石が割れてしまうと、それで価値がなくなり「買取」査定も「０」となります。
宝石エメラルドのデザインが古く感じる場合
宝石エメラルドの、リングやペンダントのデザインが古いと感じる時。
その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は地金枠とエメラルドを換金処分も良いかと思います。
製品として再販のための「買取」できるか、「スクラップ処分」にするかは市場性を考えた業者の判断です。
中石が特別な美しいと思われる場合などは石だけ取り置きも良いかもしれません。
エメラルドの品質の良い品は、石だけでも高価な価格で「買取」可能です。
どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となる場合もありますから買取する時は、慎重にして下さい。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ（枠についてる小さなダイアモンド）、中石と良い価格評価をしてくれます。
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宝石エメラルドの意味とは
エメラルドは、クレオパトラがこよなく愛した宝石
エメラルド（Emerald)は爽やかな緑の優しい輝きが魅了される宝石で、和名を「緑柱石（りょくちゅうせき）」といいます。
宝石としてのエメラルドは、その冴えた緑色は古くはクレオパトラをはじめ好む女性は多く、古来、ダイアモンドより高く評価されています。
紀元前４０００年頃、バビロンの都でエメラルドの取引があったことが文献に出ていました。
１８１８年には、歴史に残る最古のエメラルド鉱山が紅海から約２５キロメートル内陸に入ったエジプトから発掘されました。
この事からも、クレオパトラがエメラルドをこよなく愛していたことを実証しました。
宝石 エメラルドの活用ポイント
■ ある程度色が濃く、テリのよい鮮やかなものが最適
■ インクルージョン（内包物）はつきものなので、あまり気にし過ぎない
■ 暗すぎる石は避け、鮮やかな輝きをもつものを選びます
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【雑学】エメラルドは目によい作用をする宝石？
昔から、緑色は目の疲れを癒し、心を落ち着ける色と知られています。
目によい作用を起こすエメラルドは、クレオパトラが自分の鉱山を持ち、特に愛しても不思議な話ではありません。
アラブの女性もエメラルドが好きで、目が魅力的なことを考えますとうなずけます。
宝石エメラルドの特徴と鉱物学
エメラルドは鉱物学的には、３月誕生石の「アクアマリン」と同族のベリルです。
成分中の微量な酸化クロムが独特の新緑色を出しているのが特徴です。
エメラルドは、必ずといってよいほどインクルージョン（内包物）やひび割れがあり、特にインクルージョンで産地が判るともいいます。
これが目立たない程度で、しかも透明度が高く、テリのよい、やや青味（または黄味）がかかった緑色が価値があります。
宝石 エメラルドの一口メモ
■ 誕生石：５月誕生石
■ 石言葉：幸福、幸運、夫婦愛、清廉
■ 守護：おうし座、金曜生まれ
■ 愛：四緑木星
■ 記念日：５５年目の結婚記念日（エメラルド婚）
■ ５月の誕生花：ヒアシンス（花言葉（青）：変わらぬ愛情）
宝石 エメラルドの鉱物特徴
■ 主な色：緑、薄緑など
■ 透明度：透明
■ 結晶系：六方晶系
■ 成分：Be 3Al2Si6O18
■ 硬度：7.5～8.0
■ 比重：2.72
■ 光沢：玻璃光沢
■ 鑑別ポイント：屈折率、比重、含有物、蛍光反応
■ 主な産地：コロンビア、オーストラリア、インドなど
■ 類似石：合成エメラルド、スピネル、緑トルマリンなど
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宝石エメラルドの逸話
古くから、権力者たちが争って欲しがったのが宝石のエメラルドの持つ力です。
そして、絶世の美女のクレオパトラがこよなく愛した宝石がエメラルドと言われています。
深くて濃い正真正銘の「緑色」はその鮮やかな輝きで、紀元前の昔から人々を魅了してきました。
エジプトの女王、クレオパトラのエメラルド好きは有名な話で、逸話として文献に残っています。
クレオパトラは自分専用の「クレオパトラ鉱山」を所有していて、エメラルドに囲まれた生活を送っていたといわれています。
エメラルドの粉をアイシャドーとして使用していたという逸話も残っています。
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