古代エジプトの王様、ツタンカーメンのマスクは神秘的です。

金(GOLD)で出来ている黄金のマスクは、その金の価値や純度も気になります。

骨董的や学術的には気の遠くなる金額ですが、地金だけの価値はいくら位でしょうか?

また、ツタンカーメンのマスクには、色々な宝石が使われています。

代表的な宝石の種類は、12月誕生石のラピスラズリとターコイズです。

他にもいろいろな種類の宝石が使われていて、あの迫力のあるマスクが完成しています。

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ツタンカーメンのマスクに使われている宝石の種類

ツタンカーメンのマスクにちりばめている宝石の種類とは?

ツタンカーメンのマスクの材質には大量の金(GOLD)を素材にして出来ていて、通常では「黄金のマスク」と言われています。

マスクなどに使われている宝石の種類は、12月誕生石の「ラピスラズリ」と、「ターコイズ(トルコ石)」

そして、「カーネリアン(紅玉髄:べにぎょくずい)」「オプシディアン(黒曜石:こくようせき)」「マグネサイト(菱苦土石(りょうくどせき)」粉末ガラスが使われています。
 

ツタンカーメンのマスクの情報

寸法:54X39.3X49cm

文字:古代エジプト象形文字

製作年代:紀元前1323頃

使用宝石:ラピスラズリ・ターコイズ・カーネリアン・オプシディアン・マグネサイト

 
ツタンカーメンのマスクは、神の使者でもあるハゲワシや守り神であるコブラなどの飾りが付いた頭巾や胸飾りで出来ています。

それに、先ほどご紹介した瑠璃色に輝くラピスラズリや、赤い瑪瑙(めのう)の宝石種類のカーネリアンなどが埋め込まれているんです。

マスクの顔の部分では、目のふちは「ラピスラズリ」、白目の部分は「マグネサイト」、黒目は「オプシディアン」が使われています。

 

使われている宝石の種類や意味

ラピスラズリの宝石の意味

宝石のラピスラズリは、12月誕生石としても人気で、和名は「青金石(せいきんせき、るり)」と言います。

石の特徴は、夜空のように美しい藍色に、キラキラと輝く星をちりばめたような金色が混ざっています。

青色がはっきりした宝石ほど価値も高く、パワーストーン効果が高くなると言います。

古代エジプトでは、「聖なる石」として崇められていて、ツタンカーメンのマスクに使われました。

各国では、身に着ける事で幸運が舞い込む「幸運の石」として、現代では「宇宙の石」として多くの人から愛されています。

 

宝石のラピスラズリの関連情報

12月の誕生石はラピスラズリですが意味やパワーストーンの効果とは

 

12月誕生石の「ターコイズ」の宝石の意味

宝石のターコイズは、和名の「トルコ石」の方が知名度も高く、こちらも12月誕生石です。

トルコ石を漢字で書くと「土耳古石」と書くようで、おかしくなりませんか?

ターコイズは、その透き通る青空のような色の美しさで、エジプト王朝やメキシコ王朝の古代から現代までも人々に至るまで、人気の宝石です。

石の名前が「トルコ石」から、トルコが原産地と思う人が多いのですが、今も昔もここでは産出されていません。

ですから、ターコイズがトルコ産と言うのは全くの誤解に過ぎません。

 

12月誕生石の「ターコイズ」の宝石の意味は、下記からご覧いただけます。

宝石のターコイズ(トルコ石)の関連情報

誕生石のターコイズの意味や和名の呼び名やパワーストーン効果とは

宝石 12月誕生石のトルコ石の意味と産地はトルコが嘘だという話

 

カーネリアンの宝石の意味

宝石のカーネリアンは、和名で「紅玉髄(べにぎょくずい)」と言います。

あの有名なフランスの皇帝ナポレオンが愛した「勇気の石」で、目標に向かう勇気を与えると伝わっています。

結晶系が潜晶質のものを一般には「瑪瑙(めのう)」と呼びますが、正式には、石の色が全般的に同じものを「カルセドニー(玉髄)」と言います。

縞模様のあるものを「アゲート:瑪瑙(めのう)」と区分して、縞模様のある8月誕生石のサードオニキスは有名です。

カルセドニー(玉髄:ぎょくずい)の中でも、ひときわ情熱的なオレンジレッドのものを「カーネリアン」と呼んでいます。

比較的にお手頃な価格でお求め出来る宝石ですが、強力なパワーを宿しているため、古来から宗教者や権力者が好んで守護石にしていました。

カルセドニーの歴史は古く、古代エジプト文明やメソポタミア文明などの遺跡からの出土品が多く見つかっています。

フランス皇帝のナポレオンが、カーネリアンの八角形の印章を生涯にわたり大事に愛用していた話は有名です。

 

宝石のカーネリアンの関連情報

天然石 カーネリアンの意味やナポレオンも信じたパワーストーン効果

 

オプシディアンの宝石の意味

宝石のオプシディアンは、和名で「黒曜石(こくようせき)」と言います。

火山性の溶岩が噴出した際に、結晶化する前に急速に冷却して固まったもので、古代では武器として使われていました。

オプシディアンの特徴は、黒をベースに赤みやレインボーカラーなどが薄く混ざった、半透明の火成岩でガラスのような光沢を持っています。

ガラスのような光沢が、光の加減で黒や混ざった色が見る角度により浮かび上がるのが美しくて見とれてしまいます。

 

宝石のオプシディアンの関連情報

パワーストーンの種類でオブシディアンの意味やパワーストーン効果とは

 

マグネサイトの宝石の意味

宝石と言うよりは天然石のマグネサイトは、和名を「菱苦土石(りょうくどせき)」と呼びます。

「カルサイト(方解石)」グループの一種で、マグネシウムを豊富に含んでいる鉱物になります。

マグネサイトは、12月誕生石のターコイズ(トルコ石)の類似石で人気の「ハウライト」と見た目がとてもそっくりです。

マグネサイトやハウライトは、美しく染色されて「ターコイズ」「ラピスラズリ」イミティーションとして販売されています。

見た目では、ターコイズやラピスラズリのように見えますから、購入される場合には注意しましょう。

 

天然石のマグネサイトの関連情報

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ツタンカーメンのマスクの素材と金の純度

ツタンカーメンのマスクの素材は金ですが、純度は?

ツタンカーメンのマスクは「黄金のマスク」と言われるほど、大量の「金(GOLD)」を使用して制作しています。

通常、金(GOLD)と言うと純金(K24)を基準として、それに銀や銅を混ぜた金の種類を制作します。

現在ジュエリーとして流通している金の品位は18金(K18)ですが、純度は、純金100%に対して75%の金が含まれています。

ここで気になるのは、ツタンカーメンのマスクの金の純度と、古代エジプト人が作れた最高の純度です。

私は宝石商として、ツタンカーメンのマスクが加工された紀元前1323頃の古代エジプト人の加工技術が気になりました。

たかが、18金の甲丸リング(デザインのないシンプルな輪)でも、作るとなると大変です。

ところが、古代エジプト新王朝時代の半ば(紀元前1400年~1200年頃)で、金の純度が約95%までの加工技術が認められています。

ですから逆に考えますと、それ以上の純度の金製品を作れたと言う証拠はなかったそうですね。

ツタンカーメンのマスクは「黄金のマスク」と言いますから、多くの人は「純金(金の純度100%)」で製作されていると思います。

実際は、表に見えている顔の部分と、サイドや背中の部分で微妙に金の純度が違っていますから、マスクのすべてが純度が良いわけでは無いのです。

マスクの表に見える部分は金の純度も高く、金は「カラット」で表示しますので「22.5カラット(純度94%)」、サイドが「18.5カラット(約77%」。

それらの金の素材に、「ラピスラズリ」・「ターコイズ」・「オプシディアン」・「カーネリアン」・「マグネサイト」を使用してマスクが出来上がっている訳です。

古代エジプト時代(新王朝)では、金は純度の高いものと低いものを上手く使い分けて加工していたようです。

ちなみに、ラメセス2世時代の金製品では、最高純度は金95%、少し落として85%、かなり低い69%のものなどの装飾品がが採掘されています。

そして、同時に出てくるのが銅製品で、銅分が多く混ざった少し赤っぽい金が古代エジプト産の金の特徴の一つでもありました。

金の種類や割金する事で、純度や価値が大きく変わります。

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ツタンカーメンのマスクの気になる価格

ツタンカーメンのマスクの価格は、今の価格でいくらなの?

ツタンカーメンのマスクは、今の価格でいくらなの?

以前、今はMCを卒業した小倉智昭さんが「特ダネ!」の番組内で、ツタンカーメンの黄金のマスクは「とんでもない価格」と話していました。

現代の価格で「値段を付ければ300兆円と言われるぐらいの世界的なお宝」が、職員の不注意で細長いあごひげ部分が折れたので、無断で接着剤で修理した話題でした。

なんと、観光客の投稿写真で「接着剤がはみ出している」と、通報されて露見したそうです(笑い)

骨董価値や学術的な評価での価格は別として、宝石や貴金属買取をしている私としては、現在の金としての買取価格を試算してみました。

マスクは、11㎏、23金と言う純度で作られていて表面には18金~21金がごく薄く塗られて加工されています。

例えば、純金の買取価格が1グラムが7000円としますと、23金で11kgですと「約、7千3百万円位?」ですかね。凄いですね!

ただ細かい事ですが、マスクは11kgですが、実際には金だけの買取価格であり、マスクには宝石が含まれていますので、金だけの重さは違います。

古代エジプト人が作った王家の谷で発見された、ツタンカーメン王のマスク「黄金のマスク」

ツタンカーメンのマスクは、この黄金に輝くマスクを被り(かぶり)、発見されるまで3300年もの間、王家の谷で眠っていたんですね。

ツタンカーメンのマスクは金で作られているのですが、マスク素材の地金ですが、正確には「22.5カラット」ですが、23金で出来ていると報じられています。

その地金の表面に18金~21金の純度の金に銀を混ぜたものが薄く塗られているので、銀を混ぜる事で金の赤みを抑え、あの純金のような眩い輝きを放っています。

どういうことかと言いますと、18金の純度(750/1000)の場合ですと、金の純度は75%で、残りの25%は銀や銅を混ぜます(割金)。

25%の内、銀分が多いと黄色くなり、銅分が多くなると赤っぽくなりますが、当時のエジプト人が加工した金は銅分が多く赤っぽかったと言います。

それをとても美しく輝くように加工した、古代エジプト人の金に対する加工技術は素晴らしくて、賢いですね。

 


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