宝石として、古くから日本人に愛されてきた、3月誕生石のさんご(珊瑚)。
そんなさんご(珊瑚)は安産のお守りとしても人気の宝石です。
珊瑚の色には色々とあり、色により価格にも違いがあります。
目次
宝石 3月誕生石のさんご(珊瑚)は日本女性の装いの必需品
3月誕生石のさんごは、日本女性の装いの必需品として古くから愛されています。
さんご(珊瑚)は、別名でコーラル(Coral)といい、3月誕生石で「勇気」を示す意味合いがあります。
色合いは東洋人好みのもので、淡く上品な桃色のボケさんご最高で、次いで桃色、赤い色、赤と白の混じり等となります。
珊瑚(サンゴ)と言うと南海のサンゴ礁(石サンゴ)を思い浮かべませんか?
実は宝飾品のサンゴとは種類が違います。
宝飾用のサンゴは水深100メートルから1000メートルの海底で採取される貴重サンゴです。
かっては地中海や高知沖でもよく採れましたが、最近は採取が少なくなりつつあります。
また、サンゴには「黒サンゴ」がありますが、これは石サンゴの種類です。
テレビでも問題視しましたが、北朝鮮や中国から海底をトローリングしてサンゴを一網打尽の乱獲します。
乱獲しますと、サンゴの元から根こそぎ無くなりサンゴが死滅しますので悲しい限りです。
宝石 さんご(珊瑚)の情報
■ 宝石のことば:沈着、勇敢、聡明
■ 結婚記念日:結婚35年目の「珊瑚婚式」
■ 石の硬度:3.5~4.0
■ 比重:2.65
■ 透明度:半透明~不透明
■ 光沢:玻璃光沢
■ 誕生花:三食すみれ(物思いや思索)
宝石 3月誕生石「サンゴ」の主な産地
サンゴの主な産地は、日本では、小笠原、八丈島、高知県沖です。
他には、ミッドウェーの近海、東シナ海、台湾沖、地中海などです。
かっては地中海や高知県沖でもよく採れていましたが、最近ではあまり採れなくなっています。
宝石 3月誕生石「サンゴ」の歴史
日本での宝石サンゴが日本にもたらされた時代は定かではありません。
現存するものとしては正倉院に納められている珊瑚のビーズが最古の物と言われています。
海外では古代より地中海でサンゴ漁が盛んで、地中海で採取された「ベニサンゴ」は、世界各地で現在も宝飾品として利用されています。
宝石 3月誕生石「サンゴ」購入時のポイント
宝石としての、珊瑚の種類は、「血赤珊瑚」・「赤珊瑚」・「桃色珊瑚」・「白珊瑚」の4つに分類されています。
買取する時は、日本産のサンゴと地中海サンゴの見分けをします。
国産のサンゴの血赤珊瑚や赤珊瑚には、よく観察しますと「フ」といわれる細い筋があります。
これは加工する時に出る白い模様ですが、地中海産のサンゴには見られませんので見分けるポイントです。
日本産の赤珊瑚やヒスイは中国や台湾の富裕層からの引き合いや人気も高く高価で取引されています。
「血赤珊瑚」と言うくらいに血の色に似通った色調が深くほど稀少で価値が高くなります。
▶ 宝石の赤サンゴは才能を生かして人に喜ばれるパワーストーンの効果
リングやネックレス、ブローチなどに使用される宝石の赤サンゴは特に丸玉は大きいものは少なく希少な宝石です。
丸玉のカットは特に人気があり、10ミリを越える丸玉は高額で取引されています。
ご自分で購入されるポイントとしては、日本産サンゴで特に高知県沖で採れた大粒が財産価値があります。
色むらのない「フ」の目立たない品を選んでください。
ただ、熱や酸に弱いので取り扱いが大事です。
もし、生前整理や遺品整理で赤サンゴの丸玉の簪(かんざし)がありましたら、偽物も多いので専門にご相談してください。
本物なら高価買取も可能で、業者間でも高額で取引されます。
宝石 3月誕生石には「ブラッドストーン」もあります!
献身的な勇気で争いを鎮(しず)める効果がある石
宝石 3月誕生石には「ブラッドストーン(Blood Stone)」もあります!
ブラッドストーン も3月の誕生石ですが、日本ではあまりなじみがありません。
日本では、さんご(珊瑚)が3月誕生石ですが、アメリカやフランスでは、ブラッドストーンです。
和名は「血玉(血碧玉)」といい、濃い緑の石のジャスパー(潜品質石英)の地の中に血赤色の小斑点のあるもの
をブラッド(血)ストーン(石)と呼んでいます。
ヨーロッツパで古くから、緑色の中に赤い斑点のある輝きはあたかも「十字架にかけられたキリストの足の血」を思わせて戦場で身を守る勇者の守護石として尊重されました。
ブラッドストーンの情報
■ 宝石のことば:知性、勇気、献身
■ 石の硬度:7.0
■ 比重 :2.58~2.91
■ 透明度:不透明
■ 光沢 :玻璃光沢
■ 誕生花:三食すみれ(物思いや思索)
■ 主な産地:インド、ブラジルなど
■ ブラッドストーン関連情報
■ 買取に便利な3月誕生石のブラッドストーンの意味や生前整理とは