宝石のパライバトルマリンは10月誕生石です。
パライバトルマリンの人気は、ダイアモンドを超えるともいわれています。
なぜ、そんなにこの宝石は人気がでたのか気になります。
そんな、パライバトルマリンの意味や人気の秘密を探ってみました。
目次
宝石 パライバトルマリンの意味
宝石 パライバトルマリンの宝石言葉は「希望」
10月誕生石 のトルマリン(Tourmaline)の中でもトップクラスの人気がパライバトルマリンです。
宝石のパライバトルマリンの和名は「電気石(でんきせき)」といいます。
この宝石は、ダイアモンドをしのぐ程とも言われていて、パライバトルマリンの魅力は、美しい色にあると思います。
トルマリングループのカラーは、エーゲ海の海の色を思わせるような青や緑やピンクといった、あざやかなキャンディーを思わせるような色です。
しかし、その中でももっとも芸術的で刺激的な色がこの石の魅力だと思います。
パライバトルマリンといっても、そもそもトルマリンの一種ですが、見た人を虜にしてしまうトルマリンの中の王様です。
トルマリンの種類の中でも、強烈で個性的な色合いで「パライバ」という別格の名前が確立しました。
宝石 パライバトルマリンの一口メモ
■ 宝石のことば:希望
■ 主な色:青色
■ 誕生石 : 10月誕生石
■ 透明度 :透明
■ 石の硬度 :7.0~7.5
■ 石の比重 : 3.06
■ 結婚記念日 :8年目の結婚記念日(青銅婚式、ゴム婚式)
■ 誕 生 花 :ヘリオトロープ(献身、誠実)
宝石 パライバトルマリンの主な産出地
宝石のパライバトルマリンの個性的な色の秘密は、石の成分である、銅とマンガンの含有量にあると考えられています。
トルマリンは通常なら、これらの二つの成分が結び合って一つの色を形成しません。
しかし、どのような原因なのかこのパライバトルマリンに限り、地中深いところで奇跡を起こして誕生した宝石です。
また、パライバトルマリンが産出されたのが1989年の一年間に集中し、その後、鉱山の利権問題や最初の鉱山が採掘しすぎて鉱床のなどの枯渇が原因で、一時期産出が激減しました。
それに加えて、パライバ州以外の鉱山では、ほとんど発見困難となりますます稀少性と価格の高騰が起きました。
一時はパライバトルマリンがパライバ州のみの産出とされ、当初産出された地名にちなんで「パライバトルマリン」とよばれています。
しかし、「産地を特定したものではない。」と、2006年5月1日から鑑別書にも記載されるようになりました。
パライバトルマリンの主な産出地は、ブラジルのパライバ州(この鉱山でしか採掘されず州の名前が宝石名)です。
最近は、アフリカのナイジェリア、モザンピークからも良質が採掘されます。
学説によれば、はるか昔はブラジルとアフリカ大陸が陸続きだったので採掘されたといわれています。
宝石 パライバトルマリンの歴史
今からやく30年前の1988年に、ブラジルの宝石市場ではじめて売買され、ツーソンジェムショーで業者が出品して、話題になり有名にもなりました。
パライバトルマリンは沢山ある宝石の中でも比較的に歴史の新しい石です。
この石の登場はとてもセンセーショナルで、発見されるや、その個性的な美しさで、数々の宝石商や専門家をも虜(とりこ)にしました。
単なる「ブルートルマリン」ではなく、パライバ州の地名にちなんだ「パライバトルマリン」として、別格の扱いをされました。
そしてあっという間に、ダイアモンド、ルビー、サファイア、エメラルドと同様な高い評価を受けました。
宝石 パライバトルマリン」購入時のポイント
パライバトルマリンの魅力はあざやかなネオンカラーです!
宝石のパライバトルマリンを購入する時には、将来値上がりする貴重な宝石ですから慎重に選びたいです。
ですから、ある程度の在庫量の持っている専門店で石を色々と見比べます。
ブルーからブルーグリーンにも色々な色あいがある事がわかり、プレミアが付くような石はブルーよりです。
パライバトルマリンはインクルージョン(内包物)があるものが多いですが、色を濃く見せている事もあります。
多すぎるのは良くないですが多少は妥協も大事で、小粒な石で良質なものは少ないです。
店頭で良質のパライバトルマリンと出会えたら、その石はあなたとご縁があったと思います。
本当に美しいパライバトルマリンと再開できる保証がありませんので、欲しくて探している方は押さえておくと良いと思います。
その時は、必ず「ブラジル産」か、「モザンピーク産」か「ナイジェリア産」なのか確認が大事です。
コレクションとして保有するのでしたら産出量の少ない「ブラジル産」をお奨めしますが「モザンピーク産」でもきれいな石は良いと思います。
宝石 パライバトルマリンの購入するときのまとめ
■ パライバトルマリン特有の、鮮烈なブルーとテリの良い石を選ぶことです。
■ 石に透明感と、グリーン味の少ないブルー系が狙い目です。
■ 稀少性が高い宝石なので、店頭で本物に出合えたら一期一会だと思って見逃せないチャンスです。