4月誕生石として、日本、アメリカ、フランスで不動の人気のダイアモンド。
ダイアモンドがなぜ、これだけ人々の心を虜にしてしまうのでしょうか。
そこには、他の宝石にはない特別な理由がありました。
これが、ブライダルリングとして愛される意味と資産価値として選ばれる訳です。
宝石 ダイアモンドの意味とは
ダイアモンドの誕生には神秘的なドラマがあります。
ダイアモンド(Diamond)とはギリシャ語で「征服されない」を意味する「アダマス」を語源にしています。
征服されないとは、万物の中でも最も硬い物質であることを指していて、ダイアモンドしか叶うことが出来ません。
当然、硬度は10度と、貴石の中では最高峰の硬さを誇っています。
ダイアモンドの誕生
地球の創成期、人類が誕生するはるか昔の30数億年前に、地球の中心では、燃えたぎる高温と恐るべき圧力を持つ溶岩が形成されました。
徐々に地球が冷えた時に、冷えた外殻に閉じ込められて、その一部の炭素の塊がダイアモンドに生まれ変わりました。
すなわち、天然ダイアモンドは地下200キロメートル以上で、圧力が数万気圧、摂氏1200度以上の高温下で産出したものと考えられています。
そのダイアモンドの原石(研磨される前の石塊状のダイアモンド)は洗濯ソーダーの塊によく似ています。
人々を魅了する輝かしいダイアモンドを連想することは出来ません。
この段階において専門家によって、ダイアモンドを検品して、「宝飾品用」と「工業用」にと区分されます。
ダイアモンドの生産量
世界中で毎年約500キログラム前後が産出されていると推定されていますが、最終的には原石総量のわずか5%位しか宝飾用に使用できません。
ダイアモンドの生産は、産出量の中では工業用が80%・宝飾用が20%ですが、金額ではそれの逆で工業用が30%、宝飾用が70%となっています。
なを、工業用ダイアモンドの用途は種々あって、灰色か黒色の不透明なダイアモンドはカーボネードスCarbonados)と呼ばれています。
カーボネードスは、堅いものに穴をほったり、きめ細かく磨け上げることや、ガラスなどの切断、針金の引き型等にと利用されています。
これはダイアモンドが絶対的な硬度だけではなく、高い耐熱性や電気の絶縁性もあわせ持っているからです。
■世界の天然ダイアモンド生産量の国別ランキング・推移情報
⇨ https://www.globalnote.jp/post-1897.html
ダイアモンドの産出国
アフリカのダイアモンドは全世界の約95%を含めているといわれ、しかもその鉱山では大粒の巨大なダイアモンドを算出しています。
最近ではロシアのダイアモンドも美しく透明度のよいダイアモンドを産出しています。
それに反して、インドやブラジルのダイアモンドは200カラット以上のものは珍しく、採れればすぐに有名になります。
なお、アフリカのダイアモンドはデビアス社が殆ど掌握して、南アフリカのものは勿論、広くタンザニアや海底の権利まで獲得しています。
そして、世界のダイアモンド生産量の80%をコントロールして、需要と供給のバランスと価格の安定を保っています。
無色のダイアモンドは、アフリカ大陸のボツワナ、ナミビア、南アフリカ、シェラレオーネなどを中心に産出量は安定しています。
そして、カナダ、ロシアなどからの産出もあり、供給過剰になると思われましたが、デビアス社の管理や世界的なダイアモンド人気に支えられて健全な相場となっています。
宝石 ダイアモンド「8つの愛される人気」の理由とは
なぜ、ダイアモンドはこれだけ多くの人たちから愛され、人気があるのでしょうか考えてみました。
それには、下記のように「8つの愛される理由」がありました。
①光輝があらゆる宝石に比べて優秀
ダイアモンドは素晴らしい光輝を持っていて、ブリリアントカットしたものはとてつもなく輝きます。
それは、ダイアモンドの屈折率が2.439であることを考えた上で考案されているからです。
研磨する時に石の底部をガードルから24度13分の角度にカットして、入射光線の全反射を計っているからです。
②世界的に親しまれ国際的な安定価値
ダイアモンドを店頭や店内に飾っていない宝石・宝飾店は世界中にはありません。
国の内外でいつでも自由に容易な換金ができ、担保価値や資産価値も確固不動なのがダイアモンドです。
ダイアモンドシンジケート(デビアス社の中央販売機構)が完全に世界的な価格コントロールしているので安心です。
それにより、世界各国の価格は殆ど変わらないばかりではなく、徐々に値を下げることなく上昇しています。
それは年々10%ぐらいづつこの十数年と上がり続け、今後もそれが当然的に続くものと考えられています。
③化学薬品などに影響されない
ダイアモンドは、酸類、アルカリ、水分、太陽光線、虫類、バクテリア等の影響をまったく受けません。
だから、永久不変の価値が変わることがなく安全な資産や財産となります。
④保管・携帯に便利
保管・携帯の面から考えても、場所を取りません。
財産としても表面化の恐れもまったくなく、また携帯には10数億以上のものさえ身に着けることが出来ます。
⑤ダイアモンドの重さは段階的
小さいものでは0.003カラットから重さが段階的に重くなっていて、宝石の中では比較的に供給も多いものです。
だれでも経済力や希望に応じたものが自由に手に入れることが出来るのもダイアモンドの魅力かもしれません。
ただし、ダイアモンドも重く大きくなってきますと、0.50ct、0.80ct、1.00ct、1.50ct、2.00ct、3.00ct以上とあります。
ところが、ダイアモンドはちょうどなどというキッチリ(例えば0.50とか)したカラットは少ないものです。
ダイアモンドの大きさは、普通上の方から見た場面(クラウンの表面)の大きさをいっているように思えますが、事実は重さによって大小が決まるのでした。
⑥流行が普遍的
紀元前800年の古い時代のインドから現代まで護符や装飾品、権力の象徴とされてきたダイアモンド。
そしておそらくは未来永劫へと絶えることのない流行の永遠性を持っています。
⑦万物中で最高の硬度を持つ宝石
自然界で最高の絶対硬度(10度)を持ち、極めて硬く、キズもつかず、減らず、破損もしません。
しかし、硬度はすこぶる高いですが反面脆(もろ)い面が幾分かあり、また堅いものの上に置いて鉄槌で打てば破損もします。
衝撃に脆い面もありますから、指輪でどこかに強くぶつけるとダイアモンドが欠ける場合もありますから注意が要ります。
⑧耐熱性や電気による絶縁性が極めて高い
高級天然宝石の中で最高の耐熱性を持っています。
ただし摂氏800度以上で酸素供給が充分な場合は、表面が曇ったり燃焼を起こすようです。
しかし、ダイアモンドは想像を絶する高圧、高熱下の天然の産物ですから、普通の火災での耐火金庫中にある場合は影響を受けません。
従って盗難防止の面からだけではなく、耐火金庫内であればダイアモンドは品質が変わることもなく安心です。
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