4月誕生石はダイアモンドですが、あの眩い輝きには虜になります。
憧れの宝石 ダイアモンドを少しでも賢く買いたいと思うのは誰でも同じです。
そこで、この方法を知れば、同じご予算でも大粒なダイアモンドが選べます。
簡単なダイアモンド「4C」での見分け方ですが、多くの方が見落としています。
ダイアモンドの賢い購入方法とは、どのような買い方をすればよいのでしょうか。
目次
宝石プロがお奨めしているダイアモンドの賢い購入法とは
ダイヤモンドの購入に関しては、どのような基準で選べばよいか悩む人も多いと思われます。
宝石のプロは、実はダイアモンドの「4C」にあまりこだわりすぎないように心がけることが一番の大事なことです。
宝石業界では、予選内で、ダイアモンドのカラットが小さくても品質の最高のものをお奨めします。
しかし、それが本当に賢い勧め方なんでしょうか?
今20歳代で、0.10ctの最高クラスのダイアモンドを40代になったときに人前で着けれるでしょうか?
多くの女性が、タンスの中にしまい込んでいる理由の一つが「ダイアモンドが小さすぎて目立たない」といいます。
ですから、ダイアモンドは「4C」にあまりこだわらない理由がここにあります。
では、どのようにダイアモンドは選ぶと良いのでしょうか?
ダイアモンド「4C 」クラリティ(輝き)の選び方
4Cの内のクラリティ(輝き)は、肉眼で内包物を発見できるIクラス(ピケ石)から、ルーペで10倍に拡大しても無キズのFL(フローレス)まで細かく11段階に評価をわけています。
しかし、最高のFLから6~7クラス下の、肉眼ではキズの発見困難なSIクラスでもブリリアンシーを妨げません。
■ブリリアンシー:ダイヤモンド内部に入った光がカットに反射をして戻ったもの
だから同じ購入価格で1カラット以下の小粒なFLクラスよりも、1カラット以上の大きさのSIクラスのダイアモンドを選ぶ方が賢い買い方になります。
ダイアモンド「4C 」カラー(色)の選び方
上記と同様な事は、カラー(色)にも当てはまります。
無色透明のDカラーが評価されがちですが、最高の評価でありますDカラーから、色味がかかるほどランクが下がります。
一番下のランクになれば、だれでも黄色がかかった感じのするSカラーまで16段階にランクづけされています。
この中で、最上級のDカラーにこだわる必要はありません。
肉眼で5ランク下のIカラーでも、一般の人はほとんど色の見分けがつきません。
そもそもダイアモンドは、太陽の光や電灯などの光源によって見え方が違います。
少し黄色のダイアモンドをゴールド(金色)の枠にセッティングすれば色はほとんど感じなくなります。
つまり、ダイアモンドのカラーとはそういうものなんです。
カラーが1グレードの違いで確実に値段が違うダイアモンドですから、「Dカラー」にこだわらなくても、なるべく大粒のものを選択するのも賢い方法だと思います。
ダイアモンド「4C 」カットの選び方
ここまで、4Cの「クラリティ」(輝き)と「カラー」(色)の賢い選び方を書きました。
ダイアモンドで一番の重視すべきは「カット」で、輝きが全てです。
よく、あなたのダイアモンドは良く輝くけれど、わたしのは輝かないわ。こんな話をよくお聞きします。
これは、ダイアモンドのカットの良し悪しで、カットがよければ、ダイアモンドは外から入射した光を全反射して眩(まばゆ)いばかりの煌めきを放します。
ですから、カットはダイアモンドの命で、キラキラと光り輝いてこそダイアモンドなんです。
宝石 ダイアモンド市場の知られない現実
4月誕生石として、人気が最も高い宝石のダイアモンド
ダイアモンドは需要と供給をバランスよく市場を形成していましたが、ところが最近は大きく市場が変化してきています。
一時期は世界のダイアモンドの7割を支配していたデ・ビアス社のシェアが5割に落ち込みました。
そして、デ・ビアス社の管理していないロシアやカナダなどのダイアモンドが世界で販売される率も高くなってきました。
以前から1カラット以上のダイアモンドは特に欧米で人気があります。
1カラット以下は婚約指輪やアクセサリーとして売り上げが好調に推移しています。
今もダイアモンドの人気は各国で堅調な上、現在では中国が巨大マーケットとなり、インドでも富裕層が増え人気が上昇です。
本来なら、需要が伸びれば価格は下がるのが普通ですが、供給量が多いのにダイアモンドの販売価格は上昇しています。
需要と供給の関係から相場が安定している今、適正な価格でダイアモンドを選ぶチャンスがあります。
宝石 ダイアモンドご購入のまとめ
どのようにすれば、ダイアモンドは選ぶと良いのでしょうか?
賢いダイアモンドの購入の結論から言います。
宝石のダイアモンドは、「クラリティ」や「カラー」よりも「カラット」や「カット」を優先します。
カットさえよければ、クラリティは最高ランクでなくても、光の入射や反射をそれほど妨げません。
ダイアモンドの購入は何度もできるものではありません。
だからこそ、ダイアモンドの「4C」は基本ですが、重視することは、「カラット」と「カット」が優先です。
これが、本当のダイアモンドの賢い選び方の「コツ」だと思います。