6月誕生石で人気のパール(真珠)。

パールは女性のための宝石です。

 
愛らしい丸い形で、穏やかな光沢で女性らしさの魅力を引き出します。

また、とても貴重なピンク色のパールもあり、ちょっと意外な「真珠物語」です。

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養殖できない奇跡な高価な天然真珠のコンクパールとは


 

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コンクガイからから採れる貴重な天然真珠

現在は、パール種類では、和珠南洋真珠、淡水真珠などは養殖ものがほとんどです。

 
しかし、中には天然でしか産出されない稀少な真珠もあります。

それは、メキシコ湾やカリブ海に生息するコンクガイからから採れる天然真珠で、「コンクパール」といい、美しいピンク色の真珠です。

真円のものはほとんどなく、天然の形で楕円形、バロック形で小粒が多いのが特徴です。

 
コンクガイ」は貴重で、養殖できないので天然の貝から偶然パールが発見されるのを待ちます。

その確率は何万分の1ともいわれています。

 
最近は、コンクガイが絶滅の危機に瀕していてコンクパールの稀少価値は高まっています。

コンクパールの良品は、滑らかな表面の「火炎模様」とよばれる、炎のような模様が美しいほど良質と言われます。

 

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パールの絵画では、『真珠の耳飾りの少女』が有名です!


 

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絵画『真珠の耳飾りの少女』の真珠は何か?

真珠と言えば、マウリッツハイス美術館、デン・ハーグ(オランダ)に展示されている、オランダ画家、ヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』が有名です。

描かれた少女が誰かはわからないみたいで、耳飾りは現在ではイヤリング。

 
この絵では、光の反射だけでも直径2㎝はありそうな大粒の真珠を写実的に描いています。

絵だけを見ますと大粒の南洋「白蝶真珠」のバロックに見えますが実際はどのような真珠なのでしょうか。

 

真珠(養殖)は世界最高峰の日本唯一の輸出宝石

真珠(パール)は海の宝として古代から大切にされてきました。

現在のパールはほとんどがまん丸(真円)のものだと思いがちですが、それは、養殖で真珠が造られるようになってからの話です。

養殖真珠以前は、すべて天然だったので、洋梨形や涙型、楕円形などのいびつな形が殆どでした。

 
英語で「PEARL」の語源は「西洋梨」ですからうなずけます。

真珠業界では、これらを「バロック真珠」として、原形を生かしてジュエリーをつくり女性に人気があります。

 

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真珠はいつ頃から「ラウンド:(まん丸)」になったの?


 

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養殖真珠の道を開いたのは御木本幸吉さんです。

明治38年、20年近くの年月をかけて待望の真円真珠ずくりに成功して、それが現在の日本の真珠大国への先駆者となったんです。

多くの宝石は輸入していますが、日本の唯一の輸出宝石は真珠で、今では、「量」「質」ともにゆるぎのない世界のトップです。

 
日本の真珠の技術を伝えるために世界各地の養殖場では、日本の技術者たちが活躍しています。

中国の真珠が日本にたくさん輸入されるきっかけは、日本の技術者が中国に技術を伝えたからです。

真珠は養殖期間で呼び名が違います。

真珠は養殖期間が長いと大粒で上質になります。

真珠は養殖期間によって「当年物(とうねんもの)」、「越物(こしもの)」と呼びます。

 
「当年物」とは養殖の期間が1年以内のもの。平均6ヶ月くらいで冬から春までが多いです。

 
「越物」は、1年以上の養殖期間を海で過ごした真珠です。

 
このような厳しい冬を過ごした越物真珠は、キメ細かく、大粒で真珠層が厚いですが、そのかわり真円になりにくい傾向があります。

真珠の取り扱い

真珠は硬度が低く、デリケートで繊細で傷がつきやすいので、必ずほかの宝石とは別に保管することが大事です。

 
汗や皮脂がついたまま放置しておきますと、変色の原因となります。

どんなに高価な真珠でも形成が有機物なので、長時間の間に少しずつ色が変わり、ネックレスの場合には、糸が劣化したりワイヤー加工は錆び付きもあり得ます。

 
大事な真珠を長持ちするには、お店での定期的なメンテナンスや糸換えも必要です。

 

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