黒真珠と白真珠の大きな違いを、あなたはご存知でしょうか?

黒い色の真珠と、白い色の真珠でしょう!の答えでは当たり前すぎますよね。

皆さんは、この二種類の真珠を冠婚葬祭ではどう使いこなしていますか?

今回、黒真珠ネックレスと白真珠ネックレスの種類や意味などをご案内いたします。

また、黒真珠ネックレスで失敗しない冠婚葬祭の使い方もご紹介いたします。

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黒真珠と白真珠の違い

冠婚葬祭では、「黒真珠は色合いから見てもお祝いの席につけてもいいんですか?」という質問をよく受けます。

また「黒真珠を買っても、いつつけるんですか?」なども質問されます。

冠婚葬祭に使うのは、あこや真珠の白い色のネックレスが一般的ですが、黒真珠と白真珠の違いを説明いたします。

黒真珠とは?

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黒真珠とは何なの?といっても、実は色々な種類の真珠があります。

あこや真珠のグレー系やグリーン系、南洋真珠で人気のタヒチ黒真珠、あこやパールを染色した黒真珠など。

これらの黒い色をした真珠の総称を「黒真珠」と呼んでいます。

 

あこや真珠のグリーン系・グレー系・染色された真珠

直径の大きさでは、7.0~7.5、7.5~8.0、8.0~8.5、8.5~9.0ミリ珠が多く流通していて見かけられるサイズです。

グレー系では、ナチュラルカラー(自然の色)のとても希少なものもあります。

 

タヒチ黒真珠のグリーン系・グレー系

タヒチで大粒が採れるのが特徴で、多くのタヒチ黒真珠は9.0ミリ珠UPが一般的に見られるサイズです。

色の最高はピーコックグリーンカラーと呼ばれ、染色ではなくナチュラルカラーが普通です。

 

ピーコックグリーンカラーとは、孔雀の羽根のように、グリーンの珠にピンクやパープルの干渉色の入ったい色彩が美しいものです。

タヒチ黒真珠の中でも最高級品になり、価格もお高くなります。

 

実際では、小粒のものは40~50代位になってから、弔辞用として一つ持たれるケースがおおいですね。

大粒のタヒチ黒真珠は弔事に使うのは人目が気になりますから、パーティーやおしゃれ用として使われる場合が多いです。

 

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白真珠とは?

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白真珠の代表は「あこや真珠」で、「アコヤパール」と呼ばれています。

他に白真珠の種類では、白蝶真珠、マベ真珠、淡水真珠が代表的になります。

 

あこや真珠

あこや貝から採れる真珠で、日本産パールの代表です。

真珠層が美しいのが特徴で、微妙な色合いを出すのが魅了的でもあり、「本真珠」と呼ばれます。

大きさでは、直径7.0~7.5、7.5~8.0、8.0~8.5、8.5~9.0ミリ珠が多く流通していて見かけられるサイズです。

8.0ミリ以上で品質の良いものの産出量はとても少なく、大粒なものは価格も高くなります。

主な主産地は、三重県、長崎県、愛媛県などで、当店の真珠は愛媛県の宇和島から仕入れをしています。

 

白蝶真珠(しろちょうしんじゅ)

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白蝶貝から採れる真珠のことで、「南洋真珠」と呼ばれます。

真珠貝としてはとても大粒なのが特徴で、白蝶真珠は直径が10~13ミリと大粒です。

オーストラリアやミャンマーなどが主な産地になります。

冠婚葬祭で使用する時は、主にお悔やみよりも、おめでたい時に使用すると華やかな感じを演出できます。

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マベ真珠

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こちらの真珠は冠婚葬祭に使用するというよりは、オシャレアイテムの一つで、完成された女性を演出できます。

マベ貝から採れる、半球(ドーム型)が特徴の真珠です。

青味がかった虹のようなカラーが美しいものや、ゴールドなどもあり色彩がとても豊かです。

南洋の熱帯や亜熱帯地域に生息していますが、奄美大島で採れるマベ真珠は最高級品と言われています。

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淡水真珠

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淡水真珠(淡水パール)は、主に川や湖水などの淡水の中で育つのでこの名前がつきました。

イケチョウガイから採れますが、昔は真円(ラウンド)ではないのが特徴の真珠でしたが、最近では美しいものが出回っています。

小粒の米粒状やステック状など、様々な大きさや形に成長して、色も豊富にあります。

主な産地は、中国です。

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黒真珠ネックレスで失敗しない冠婚葬祭での使い方

黒真珠は冠婚葬祭で、いつ使うの?

悲しみの席では、とくにタブーをおかさないように注意がいります。

お葬式では、結婚指輪以外の「アクセサリー類はいっさい身につけない」のが基本的なマナーです。

 

お葬式でジュエリーを身につけても良いのでしょうか?

答えですが、ズバリ「NO!」です。

ご不幸のあった方の気持ちを考えると「喪服にアクセサリーは一切いらない」のが本来のマナーとなり、主流になります。

ただ、日本ではお葬儀ではパールを使う習慣も根付いていて、つけない方がマナー違反の気がします。

 

でも、パールであればなんでも良いという訳でもないのです。

色として好ましいのは、黒真珠、ナチュラルグレーパール、グレーパール、白真珠などです。

ただし、これらの真珠の種類でも気を付けなければいけないのは、『留め金具が金色で目立つ場合』は、好ましくありません。

 

また、お葬式で着物を着る場合にはジュエリーは一切不要になります。

もともと和服にネックレスやブレスレットなどのジュエリーは不似合いで、つけない方が良いです。

こと喪服に関しては、余計な飾りはタブーになります。

 

髪飾りに3月誕生石のサンゴなどのかんざしも好ましくはありません。

本来のお葬式のマナーでは、腕時計は地味なものでも出来れば外して、バックに閉まってきましょう。

ジュエリーの冠婚葬祭の着け方のマナーや失敗しない方法とは

 

お葬式で真珠をつけないとどうなるの?

葬儀では、本当は「結婚指輪以外のアクセサリーは控える!」これがマナーで、正しい衣装です。

お葬式で真珠をつけなくても別にマナー違反ではありません。

 

ただ、現代では葬儀の出席には喪服が普通になり、デザインも変化していることから、真珠のネックレスやイヤリングをつけるのが普通になりました。

真珠は「人魚の涙」「月の涙」の伝説もあり、葬儀につけてもよい宝飾品になります。

故人様に対して、参列する人の悲しい想いを馳せるので、お葬式の時につけても別に不自然でもなく、つけるのが普通になってきました。

 

今は、お葬式で真珠をつけなくても、他にオニキスジェッド、黒曜石、ブラックオニキスなどもパールの代用品として使用されています。

ジェッドなどは海外の影響から、ヨーロッパ版の喪服ジュエリーになり、日本での葬儀でも使用は可能です。

 

ただ、ジェッド・ブラックオニキス・黒曜石などはカットが施されていない「丸球」を使用しましょう。

カットが施してあると、ジェッド・ブラックオニキス・黒曜石は光を反射させてキラキラと輝いてきらびやかになります。

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黒真珠や白真珠のネックレスを、お葬式でつけるには?

お葬儀に使うパールの形としては、チョーカータイプ(35~40cm位)の一連ネックレスが最適です。

真珠の粒の大きさですが、6.0~8.0ミリくらいで、少し小いさめのものが適しています。

二連や三連のパールネックレスは「凶事が重なる」として忌み嫌われますから、絶対に避けるのがマナーです。

補足ですが、本来は宝飾品はお葬式でつけない方がいいのですが、真珠だけは許されているジュエリーになります。

ですから、真珠をお持ちでない方はお通夜や葬儀にパールを別につけなくても別にマナー違反ではありません。

 

お葬儀で黒真珠を使用する年齢は決まっているの?

お葬式に参列する人が20代であれば、何もつけない方がいいと言われますが、持っていればつけても失礼ではありません。

30代からは白真珠やグレー系のパール、40代以上からは黒真珠のネックレスが人気があります。

このように年代によって、好まれるアクセサリーや装いも変わってきます。

 

私の個人的な意見ですが、真珠であれば良いという訳ではなく、バロック真珠のネックレスは葬儀につけるのは避けましょう。

バロック真珠のネックレスは、オシャレをする場合やファッションアイテムの一つになります。

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黒真珠は冠婚葬祭の結婚式でつけれるの?

大抵は結婚式に参加する場合は、白真珠を使用すると思われます。

 

中には黒真珠を持っているので、結婚式につけていっても良いのでしょうか?

黒真珠は、お葬式用にしか使えないと思う人もいるのではないでしょうか?

 

結論からいいますと、黒真珠は「お葬式用」ではありません

 

黒真珠ネックレスは、白真珠ネックレスをお持ちの方が2本目のネックレスとしてお求めになられます。

むしろ、ピーコックカラーの黒真珠などはとても華やかで結婚式につけても問題はありません。

なので、結婚式につけて行っても問題はないですが、あなたが気になったり、人目が気になるようでしたらつけないのが無難です。

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法事では、黒真珠と白真珠のネックレスの使い分けは必要?

私は、宝石店を運営していてよくお客様から相談されることがあります。

それは、法事での黒真珠と白真珠の使い分けが常識としてあるのか、ないのかという事です。

 

一般的な真珠の使い方の常識では、お葬式やお通やには不幸が重ならないようにと、二連のネックレスはおススメできません。

イヤリングやピアスも揺れるタイプ『NG』になり、一粒だけのついたシンプルな直結タイプをお選びくださいね!

反対に結婚式などでは、二連のパールネックレスや揺れるタイプのイヤリングやピアスは華やかになり、おススメできます。

 

法事では、黒真珠でも白真珠のどちらのネックレスを選んでつけてもなんら問題はありません。

お葬式や法事などでは、ネックレスとイヤリング(又はピアス)、ネックレスとリングなどの2点に留めましょう。

 

最近では、お葬式や法事ではグレーパールを持っている人は、それをつける人が増えつつあります。

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グレーパールの使い道とは?

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一口にグレーパールといっても色々な色合いがあります。

ブルーグレー、銀色が強くテリ(輝き)のあるシルバー、白っぽい感じのグレー、ブラック寄りのグレーなどです。

 

グレーパールの種類には、淡水パール、アコヤパール、南洋パールの種類もあります。

真珠はナチュラルカラー(無調色)で美しいものは少なく、あれば高額になります。

 

ピンク色に見える美しい真珠の多くは、何らかの加工がされた調色(着色)による色の真珠です。

同様にグレーパールのナチュラルカラーは少なく、こちらも調色(着色)によるグレー色の真珠です。

明るいグレーの真珠ネックレスは冠婚葬祭(入学入園式、卒業式、結婚式、葬式や法事)のいすれにも使用可能です。

ただ、グレーパールでも黒に近い色は喪のイメージが付いているので避ける方が無難です。

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