先日、ジュエリーボックスの中のリングを着けるのに見ました。

すると、以前購入したK18アクアマリンのリングに緑色の錆びのようなものが出ています。

K18のジュエリーは金ですから錆びるはずはないと思いますが気になります。

この緑色の正体は何なんでしょうか?

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K18は錆びないのですか?

K18は18金(金の純度750)で、純金の場合はK24(金の純度1000)といい、金の含有量が、750/1000=75%になります。

基本的には18金は錆びることはありません。

緑色に変色している部分は錆びで、貴金属の金ではなく緑色の錆びは酸化銅で「緑青」といいます。

 
K18は、純金のままではジュエリーにすると柔らかくて変形しやすいので、純金に銅と銀を混ぜて強度を硬くします。

これらの混ぜ物(割り金)の銅や銀が酸化したり硫化したりして変色や緑青を発生させ錆びのように見えることもあります。

ですから緑色に見える正体は「緑青」で、K18に緑青が出るということはなく、普通に使われる素材で緑青が出やすいのは真鍮(しんちゅう)です。

 
銅の製品ではむしろ硫化が先に起きるので緑青は余程の多湿でない限りは出にくいです。

時計の場合はリューズとパイプの接合部で時折発生する事もあり、ですからK18のリングやネックレスでもまれにあり得ます。

どちらかと言うと、プラチナの方が高純度なため変色や変質は殆ど見られません。

 

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K18が白や黒くなったり赤茶けした場合

K18のリングやネックレスが、白や黒や赤茶けして変色することがあります。

良くお店に変色したリングやネックレスの新品仕上げに訪問されますが、ジュエリーそのものには特に問題がありません。

ジュエリーが変色したのではなく、表面だけが変色(白や赤茶け)や色揚げなどの薬品処理の残存物で変色します。

 
白や黒くなる原因は、旅行などで硫黄の成分が強い湯船に長時間入り、その後に変色する場合が多いです。

K18のリングやネックレスを使わないで長時間ケースに入れて放置していた場合に赤茶けしていることがあります。

表面を専門的な艶をだす機械で磨けば元通りのK18の美しい艶に戻りますから心配はありません。

 

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K18のネックレスやブレスレットの着けるときの注意

K18のネックレスやブレスレットを着けたままでサウナや銭湯に入っている人を見かけます。

よほど薬効成分の強い成分の湯でない限りはK18のジュエリーであれば問題はないですが、私は外して入ります。

首を洗う時にタオルなどの繊維質がネックレスに絡んだり、細いネックレスの場合は引っ張って丸環に絡んで、それが開いて落ちる原因にもなります。

 
ただし、金といってもK18WGやK14WGのようなホワイトゴールドは、ロジュウムメッキを施しています。

これらのジュエリーはメッキの摩耗を早めますから気を付ける必要があり温泉はダメです。

それと、シルバーのネックレスやブレスレットは必ず外してからお風呂や温泉に入りましょう。

断捨離した貴金属のプラチナやホワイトゴールドや銀の違いとは

 

 

ジュエリーは丁寧に扱うと喜びますよ!

私は宝石商として、どうしてジュエリーと一緒に温泉やサウナやお風呂に入りたいかは疑問に思います。

本当にジュエリーが大事と思うのでしたら外すのが当たり前だと思います。

金は劣化という意味合いでは金そのもののが色が落ちたり、金自体が剥げるわけでもありません。

 
しかし問題なのは、お風呂では体を洗うのに石鹸やボディシャンプーなどを使いますが、石鹸の場合はカスが残ります。

これがネックレスやブレスレットのデザインの隙間に入り込み、体と一緒に洗っているつもりでも残っているもんです。

考えると汚らしく思いませんか?

 
いつもジュエリーは外さずに着けっぱなしの人と、いつも丁寧に扱い外す人とは比べると差が出ます。

着けっぱなしの人は、寝ていて寝がえりをした時に、ネックレスが知らずに切れる場合もあります。

 
ジュエリーは外出の時に総仕上げで着けて、帰宅したら外して軽く拭いてジュエリーボックスに収納する。

そして時折、中性洗剤の薄めたもので洗ったり、宝石店でクリーニングしてもらうとジュエリーが喜びます。

ジュエリーの意味やアクセサリーとの違いと新品仕上げの魅力とは

 

 


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