3月誕生石で女性のお守り石の珊瑚(さんご)。
古くから、女性の幸福を守り、健康と出産、安産のお守りとして人気があります。
また、女性の「厄払い」や「子宝を授けるお守り」や「家庭の繁栄」を願う宝石でもあります。
どのご家庭にも1つや2つはありそうなジュエリー。
そんな珊瑚(さんご)の価値や「生前整理」の利口な仕方を考えてみました。
目次
天然石・珊瑚(さんご)の意味とは
珊瑚(さんご)の鉱物名や和名はそのままの「珊瑚(さんご)」で、英名では「Coral(コーラル)」と呼んでいます。
通常、珊瑚(さんご)というと南海のサンゴ礁(石さんご)を思い浮かんできますが、宝石用の珊瑚とは違います。
宝石用に加工される珊瑚(さんご)は、水深100メートルから1000メートルの海底で採取される「貴重さんご」です。
かっては地中海や高知県沖でよく採れていましたが、最近はあまり採れなくなり貴重品の宝石となっています。
珊瑚(さんご)の見分け方ポイント
■ 珊瑚(さんご)は赤色「血赤珊瑚」が高級品
■ 色ぬけや、色むら、傷のあるものは避け、丸玉は直径の大粒が高価になります。
【雑学】珊瑚(さんご)とは
サンゴ虫が作る「有機宝石」で、日本の七宝のひとつに数えられています。
サンゴ虫といいますが、実際には虫ではなく、クラゲやイソギンチャクの仲間である「腔腸動物(こうちょうどうぶつ)」の一種です。
つまり、珊瑚は動物で、その骨格部分が、私達がよくイメージする樹木上の珊瑚です。
珊瑚の色合いも赤色のイメージが強いと思いますが、実際には、真っ赤な色から、ピンク色や乳白色、黒色まであります。
珊瑚(さんご)の意味と鉱物学
珊瑚(さんご)には、「白珊瑚」、「黒サンゴ」、「ボケ珊瑚」、「桃色珊瑚」や「赤珊瑚」、「血赤珊瑚」などの複数の種類があります。
得に知られているのは赤色の珊瑚で、「血赤珊瑚」は置物や宝飾品でも高価になります。
とくに、天然の「血赤珊瑚」の丸玉は直径が大きいほど高額になります。
珊瑚(さんご)の意味
■ 誕生石:3月誕生石
■ 石言葉:沈着、聡明、勇敢
■ 守護 :未年(ひつじ)生まれ(赤珊瑚):申年生まれ(白珊瑚)
■ 愛 :七白金星、六白金星(桃色珊瑚)
■ 記念日:35年目の結婚記念日(さんご婚)
■ 3月の誕生花:三色すみれ(花言葉:物想い、思惑)
珊瑚(さんご)の鉱物特徴
■ 主な色:赤色、ピンク色、白色、黒色など
■ 透明度:半透明~不透明
■ 結晶系:非晶質
■ 成分:CaCO3+3%MgCO3炭酸カルシュウム、炭酸マグネシウム、有機物の化合物
■ 硬度 :3.5~4.0
■ 比重 :2.65
■ 光沢:玻璃光沢
■ 主な産地 :日本、中国、東南アジア周辺など
珊瑚(さんご)の逸話
珊瑚(さんご)は、ギリシャ語でサンゴを意味する「Korallion」に由来するとされています。
日本では古くから子宝運を授けるお守りとして大切にされてきました。
特に女性の幸せをつかさどる宝石とされ、「結婚」「出産」「家庭の繁栄」「厄払い」などをサポートすると信じられています。
珊瑚(さんご)の「生前整理」や「生前仕分け」の仕方
珊瑚(さんご)といっても、珊瑚自体の種類もいろいろあり、製品としての種類や作り手も様々です。
高価な宝飾品では100万円以上の相場で取引をされる珊瑚製品もあり、同じような二つの珊瑚の彫刻があっても数万円~数十万円単位で変わることもあります。
その理由は、同じ珊瑚の外観でも「赤珊瑚」か「血赤珊瑚」かで価値は大きく異なります。
また、同じ彫刻品でも有名な「作家物」かどうかでも数十万円単位の差が生まれてしまいます。
珊瑚(さんご)を「生前整理」や「生前仕分け」する時には下記を参考になさって下さい。
珊瑚(さんご)を説明した「鑑別書」やご購入されたお店の「ケース」や「保証書」、領収書があれば購入時の価格が解り一番良いです。
しかし、かなり以前に購入した品で、鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には、珊瑚(さんご)を区分してみて下さい。
リングやペンダントの状態はどうですか?
リングやペンダントやその他の宝飾品の中石・珊瑚(さんご)は、欠けたり、傷ついていませんか?
通常は、石が傷ついたり、欠けていた場合は商品価値がありません。
石に傷がついていても、特別高価な石の場合は「リカット」して再生できますが、血赤珊瑚(さんご)以外はこの限りではありません。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことです。
この場合は、「買取」してもらい、換金(お金に変える)が望ましいです。
その時は、枠の素材が何なのか見ます(K18,PT900,PT850,SV)(K18GP,K18GFは偽物やメッキ品)
リングの中に「刻印」がしてあります。(例)K18 5.25 0.25
この場合は、素材が18金、5.25は石のカラット(重さ)、0.25は、脇のダイヤモンドのカラット(重さ)です。
例えば、リングの総重量(石を含む)が7.5グラムですと、石の重さは(5.25+0.25X0.2グラム=1.1)
7.5-1.1=6.4グラムが枠の正味の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
■K18の下取り価格の目安
■当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠6.4グラムの買取価格の計算です。
4.500X6.4X0.75X0.7=15,120円となります。
■Pt850の下取り価格の目安
■当日の地金買取相場X枠の地金重量X0.85(Pt850は850/1000)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt850で、6.4グラムのときの買取価格の計算です。
3.000X6.4X0.85X0.7=11,424円となります。
スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、上記の金額に中石代金を加えますがあまり期待しないほうが良いかと思われます。
リングやペンダントの中石の珊瑚(さんご)が美しい時
その品に愛着があるか、無いかを考えます。
愛着のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良いかもしれません。
デザインが古い場合は、もらった人がリフォームして楽しむことも可能です。
リングやペンダントのデザインが古いと感じる時
その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は地金として処分も良いかと思います。
中石が特別な美しいと思われる場合などは石だけ取り置きも良いかもしれません。
どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となりますから処分時は、慎重にして下さい。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、中石と価格評価をしてくれます。
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3月誕生石 珊瑚(さんご)の関連情報
3月誕生石 珊瑚(さんご)は、直径の大粒な石は「血赤珊瑚」は貴重品で高価です。
もっと詳しく、珊瑚(さんご)を知りたい方は下記にも関連記事がありますので、ご覧いただけると嬉しいです。
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