女性の喪服は、なんで真珠のネックレスをするのか気になります。
どうして、葬儀や法事で皆さんが真珠を着けるのでしょうか?
他のジュエリーや、アクサセリーではダメなんでしょうか?
あなたは気になりませんか?
目次
葬儀や法事で女性の正装のネックレスとは?
誰でも、葬儀や法事の喪服にはなんで真珠のネックレスを着けるの?
こんな風に思いながら着けていても、本当の理由を知らない場合が多いのではないのでしょうか?
これは、宗教的な意味なのか、コーディネート的なファッション要素なのか疑問が残ります。
このような事が前から気になるのではないでしょうか?
本来は、弔事にはアクセサリーを着けないのがマナーで、ジュエリーやアクセサリーは不必要です。
ですが、結婚指輪やあまり目立たない地味なものを1点ぐらい着けるのは認められています。
それではあまりにも殺風景な感じで、女性のファッションセンスが寂しくなり目立たないものが選ばれました。
喪服は黒ですから、最初は目立たないようなものが選ばれたわけです。
なので、宗教的な意味合いは全く関係がありません。
また故人と会うための弔事での参列は、ドレスアップして正装が故人への礼儀で、洋装はアクセサリー類があって完成すると思います。
作法に厳しい皇室の方々も必ずネックレスは着用されたいます。
なんで弔事には、真珠のネックレスなの?
真珠以前には、正式なモーニングジュエリー(喪の宝石)の使用には、ジェットの黒い石のネックレスが用いられていました。
雑誌などでは、古いヨーロッパの喪服の女性の写真を見ると、ジェットのネックレス、ブローチ、イヤリングを着けています。
ところが、現在のエリザベス女王が夫のチャーチルの葬儀にジェットではなく真珠を着けて参列しました。
このように真珠が葬儀に用いられた歴史は新しく、それから徐々に葬儀に参列する人が真珠を着けることが広まったとされています。
またダイアナ元妃の葬儀でも、エリザベス女王をはじめ列席の貴婦人の多くが真珠のネックレスを着用していたそうです。
ではなぜ、葬儀などの弔事に真珠を選ばれるようになったのでしょうか?
真珠の事を、昔の人は、「月のしずく」とか「人魚の涙」・「ビーナスの涙」というロマンティクな表現をしていました。
このように「涙」の連想からも、葬儀の相手を偲(しの)ぶ悲しみの表すのに真珠が使用されたとも言われています。
また「涙」にはうれし涙もあり、真珠の美しい白は、花嫁のウエディングドレスにもとても似合います。
真珠の宝石言葉は、純真、健康、長寿、幸福を表し、母貝から採れる真珠の新しい旅たちも意味して「花嫁の宝石」として人気が出た訳です。
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真珠以外の葬儀や法事用のネックレスの種類
ジェット
ジェットは流木の化石で、お通やお葬式の時の宝石としても知られています。
歴史はとても古くて、世界最古のものはスペインで発見された紀元前1万7千年の装飾品だと言われています。
古代ローマでは、修道士のロザリオとして用いられたました。
イギリスのヴィクトリア女王が最愛の夫を亡くした際に、装身具として20年以上身に着けていたという逸話もあります。
この事から、ジェットは故人への愛と、敬愛を表す宝石として弔事に着ける人も多いです。
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ブラックオニキス
一般的に「オニキス」と言えば、ブラックオニキス(ブラックカルセドニー)を指していて、和名は「黒瑪瑙(くろめのう)」といいます。
最近、ホワイトオニキス(ホワイトクォーツライト)が注目されるようなり、それと区別するために「ブラックオニキス」と呼ぶようになりました。
オニキスの語源はギリシャ語で「爪」を意味する「onyxis」に由来するといい、本来のオニキスは爪で引っ掻いたような模様でした。
ブラックオニキスは、黒いパワーストーンの代表でもあり、魔除けや厄払いのパワーストーンとして人気があります。
ジェットと黒い色では似ているので、弔事にネックレスやお念誦として使用されています。
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黒さんご(黒珊瑚)
珊瑚(さんご)は、3月誕生石として6月誕生石の真珠と並んで「海の2大宝石」と言われます。
黒珊瑚は、他の宝石珊瑚と違い「六放珊瑚」の一種で「角サンゴ目」に属していています。
黒珊瑚とよべるものは「ウミカラマツ」・「サビカラマツ」・「ネジリカラマツ」だけです。
現在は、黒珊瑚の輸入は禁止されていて、現在流通しているものは禁止された以前の輸入されたものになります。
稀に「キンヤギ」と呼ばれる大変希少な天然の金色もあり、金運アップに良いと言いますが、黒珊瑚はもともと黒い色を指しています。
宝石の珊瑚に比べますと、黒珊瑚は軽く、木目が出るので人工的に手を加えてコーティングを施しています。
店頭で販売されている「ゴールドコーラル(金色珊瑚)」は、黒珊瑚を人工的に脱色されたものです。
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