断捨離して、整理した宝石やジュエリーを買取店に持ち込んで疑問に感じませんか?
瞬時に、トレーの上で分類していますが、本物・偽物を本当に分けているの?
金色のジュエリー種類には、貴金属ではないアクセサリーの偽物も多いです。
プロは「本物・偽物」はどのように見分けて、分類しているのでしょうか?
これから、宝石や貴金属を断捨離して換金処分される場合の参考になさって下さい!!
目次
断捨離した宝石、貴金属の本物・偽物は、簡単に見分けがつくものなの?
買取りでは、経験豊富なプロは商品を持った時点で見分けます!
宝石・貴金属品は、断捨離で整理したとか、遺品整理で頂いたと、最近はよく持ち込みされます。
時には、スーパーで買い物した時にいれる小袋に、多い時には2袋にアクセサリーを詰めて持ち込みもあります。
そういう人は、宝石や貴金属の愛着もなく、本物と偽物の見分ける目や、たんなるモノとして考え貴重品の思いもありません。
祖母の遺品整理品だという袋の中には、宝石類やアクセサリー類がごちゃ混ぜに入れてあり、それを買取り出来る品と、出来ない品を買取店で分類します。
その袋の中には、金色の太いネックレス、ブレスレットや指輪なども沢山あり、おそらく買取依頼者の祖母はジュエリー好きだと思われます。
袋からジュエリー類を取り出してトレーに乗せて、最初に刻印(K18等)のある品と、そうでない品を分けます。
買取のプロなら、ほとんどが触るだけでわかる貴金属製品でないイミティーションが多く、手際よく分類していますと必ずお客様から言われる言葉があります。
お客様が思う宝石や貴金属買取りの疑問とは?
■ 宝石やジュエリーの本物は、見ただけでわかるものですか?
■ 貴金属は、軽く触るだけで本物・偽物はわかるのですか?
■ 宝石やアクセサリーの、本物・偽物はどうして見分けるのですか?
おそらくお客さまの心の声は「実際ほんの数秒しか軽く触れていないのに、金(GOLD)なのか、そうでないのか分かるの?」こんな風に思われている人も多いかと思われます。
確かに、一般目には金色に輝いていますと金のジュエリー類と思われ、金メッキ品ですと本物・偽物の見分けの出来にくい品もあります。
また、K18の刻印があっても実際に調べると純度の低いK10などの怪しい品も中にはあり、外国製では18Kと刻印があっても金でない場合もあります。
熟練者は、数秒品物に触ったり、見た目でおおよそ本物・偽物は経験上で瞬時で分別できる能力があります。
ただ、それでも疑わしい品は厳密に器具で調べます。
買取した後で、偽物とわかりお金を支払いした後では損失だけが残りますから慎重に検品します。
そこで、どのようにプロは「ほんの数秒間で軽く触れるだけで金かどうか?」が判断できるのか説明いたします。
宝石や貴金属の買取りは、見た目で「本物・偽物」を判断
金やプラチナの貴金属は腐食しませんので、酸化した色の退色(金の場合は褐色)や腐食した緑色の吹き出物がないか調べます。
金色のイミティーション場合は、メッキが浮き出て緑色に腐食しているものがありますので、ルーペで見てすぐに判別できます。
指輪などの場合は、イミティーション(貴金属製品ではないもの)は、リングの枠の裏に刻印もなく、脇の飾りには本物のダイアモンドは使用していません。
この逆の場合もあり、本物の貴金属使用ですが予算の関係で、ダイアモンドではなく類似石(キュービックジルコニア)を使用している場合もあります。
そのような場合はルーペで確認しますと大体判別が可能となります。
また、日本国内で加工しているネックレスやブレスレットの止め金具にはメーカーで作成しています数パターンが使用されています。
なので、止め金具だけでも本物・偽物の判別は見た目でも可能です。
ただ、本体のネックレスやブレスレットが、K9(9金)などで、引き輪や止め金具(プレート)を既成のK18(18金)に取り換えた悪意もあります。
そのような品は後ほど再度、純度の検品を成分分析検査をします。
本物・偽物を触手でも判別可能がプロの仕事
本物・偽物を、熟練者は触るだけでなぜ判るかといいますと、経験上からくる製品の重さと質感からです。
イミティーションは太い感じのネックレスでもどうしても軽くなり、本物はズッシリと重くて質量の違いがあります。
ただ、初心者はイタリー製品の見た目が太くても中が中空(空洞)で軽いため、偽物と思う時があるので注意が必要です。
また、本物は熱伝導率も高く、そのために持った感じがひんやりとした触感がします。
本物・偽物が疑わしい時には、次に拡大検査
殆どの買取熟練者は、ルーペで刻印の状態や、宝石の状態、品物の仕事の仕上げ、磨き、具合などを確認します。
ネックレスやブレスレットで、本体と引き輪とプレートを作為的に交換してある場合は明らかに丸環(取付部品)の付け方が不自然です。
職人では綺麗に取り付けますが、一般的な人がしますと変なキズが付いたり変形している場合があります。
ただし、宝石に関しましては合成石などはルーペでは判断できないものがあり、屈折率を計測したり、熱伝導テスター、カラーフイルター等で調べます。
最終的には50~100倍の顕微鏡で内包物を確認して判断する場合もあります。
それでも本物か、疑わしい品の再検査
大体は上記の検査で判明いたしますが、以上の検査でも判別できないものは、お客様に確認の上お預かりして第三者機関で依頼する場合もあります。
宝石類では、宝石鑑別書が付いていないために、非加熱品と加熱処理品と区分が出来ず、買取価格が著しく違う宝石があります。
そこまでする宝石は、大粒で資産価値がある高級なものに限られます。
貴金属類に関しては疑わしい品は、店頭にあるX線貴金属分析装置を使用します。
ただし、この装置も欠点があり、表面のみを検査するために分厚いメッキ品などは最終的には破壊検査をします。
■破壊検査とは
破壊検査とは、お客様の許可を得てから表面を下地が出るまで削ったり、もしくは切断したりして内部を調べます。
■比重計検査とは
比重計もありますが、こちらは水と空気の重量の差で出される比重値で検査する装置です。
こちらは品物は中が空洞(中空といいます)の物には使えず、多いのはイタリー製のジュエリー等で判明の困難なものもあります。
また、比重値が貴金属と酷似しているものも中にはありますので私は使用しません。
宝石・貴金属買取のまとめ
何年間も金製品やアクセサリーの偽物を毎日触っていますと本物と偽物が解ってしまうのが事実です。
お客様の中には「本物かわからないから調べて欲しい」と思われている方も多いです。
店頭での手順としては、まず買取を出来る「本物」と、買取出来ない「偽物」とを仕分けします。
「ネックレスやブレスレット類」「指輪・ピアス・イヤリング類」そして「アクセサリー類」と後から調べやすいようにします。
その中から、買取できる品の説明と、買取できない品の理由をお客様の納得できるように説明して返却します。
お客様の来店目的は「本物かどうか知りたい!」という欲求だけではなく、買取で、「売ると幾らに換金できるのか!」が本音だと思います。
本物であれば物によっては、売却せずに子供さんやお孫さんに後世に残す品にする方もおられます。
ですから、本当に今後も使用しない品は買取してもらい、価値のある残す品は持ち帰るのも一つの選択肢ではないでしょうか。
最後になりますが、「刻印がない」指輪やネックレスも多く実在しますので、経験の少ないお店では見落としがありますから注意が必要です。
買取には、経験豊富な熟練者のいるお店でしてもらうことが大事な資産を守る手段だと思います。
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