御徒町で、宝石を購入するときには本当に安く買えるのでしょうか?

多くの宝石問屋の集合している御徒町は魅力的な街です。

宝石・貴金属・ジュエリー・加工店・ルース専門店など色々あります。

御徒町で宝石を買うと安いと言われている誤解を書いてみました。

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御徒町で宝石を購入すると本当に安いと言う誤解!

御徒町で宝石を買えば「卸価格」で手に入るという誤解

御徒町で宝石は本当に安く買えるのでしょうか?

結論から言いますと「NO!」です!

結婚が決まったカップルは、結婚に関する情報を結婚情報誌やGoogleで検索しますよね。

Googleで、「婚約指輪を安く買いたい!」とか、yohoo知恵袋、教えてgooなどでも情報は入手できます。

 

御徒町は宝石・貴金属品の問屋が多いので、一般の人にも卸価格で買える!」とか「デパートや小売店より30%安い!」と言う話も。

 

このような情報が紹介されていますが、実際に一般の人が購入された真実の情報なのでしょうか?

このサイトにご訪問された人も、検索していてそのような話を一度は目にされたのではないでしょうか?

これらの情報は殆どが誤解で、そのような事実はなく間違った情報が口コミで拡大され、小さな話が誇張されて安いと誤解をされます。

確かに御徒町は「宝石・貴金属の卸問屋の集合体」で、宝飾業界で働く人やメーカーや職人、ジュエリー修理加工店、卸問屋も多く存在しています。

 

実際には、卸店に勤務する社員は社員価格でジュエリーを購入出来ますが卸価格では買えません。

御徒町に宝石やジュエリーを販売するお店もありますが、その場所に宝石店があると安いと勘違いしますが「小売店」です。

立派な店舗を構え、何人もスタッフがいて接客していますが商品は通常の価格で販売していて卸価格ではありません。

一般の人を対象にして宝石やジュエリーを販売している小売店と一緒で、御徒町になくても市外や都内の宝石店と同じ販売価格です。

良識のある御徒町の卸問屋は入り口に「一般の人はお断り!」と書いてあり、宝石関連の事業者しか入店できません。

 

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御徒町は宝石卸の町とは?

御徒町で宝石や貴金属を買うと安いとか、地方問屋で直接買うと安く買えるという誤解は沢山聞きます。

昔のように、インターネットが普及していない時には、口コミなどで御徒町が安いという話がありました。

事実、今のように厳格な一般の人をお断わりの基準も曖昧で、一般の人が店頭で現金で売ってくれと言われれば販売してしまう問屋もありました。

内緒で販売したつもりでも、購入した人が御徒町で宝石を卸価格で安く買ったと言えば広がります。

卸問屋ではない、御徒町駅周辺の宝石小売店の店先に「宝石が半額!」などと表示してあれば、これを見た人は誤解します。

地方から観光や、仕事で御徒町に立ち寄った人はこれらの安売りの表示を見た一般の人は「御徒町で宝石を買うと安い」と誤解をしました。

その事が、最初の口コミとして全国に広がった御徒町の誤解です。

私も御徒町には何件もの取引先がありますし、出張時にはお馴染みの問屋さんに「マス寿司」持参で出かける場合もあります。

実際に、卸問屋が一般の人に宝石や貴金属、ジュエリーを卸価格で売っている事が卸しているデパートや小売店に知られると取引停止になります。

一般の人に30万円で宝石を売り、デパートや小売店に年間に卸す数億円の商売とどちらがリスクがあるかはすぐに分かることです。

 

ですから、まじめな卸問屋は「一般の人はお断り」「事業者のみ入店可」と、自分の店はそんな事はしませんと告知するようになりました。

卸問屋はメーカー、デパートや小売店が行けばすべてが均一の卸価格で販売しているのが実情です。

御徒町の中には小売店も存在しています!

御徒町の中でに紛れて、「通常価格の30%off」「半額!」と表示しているお店があると一般の人は誤解しますが、そこは「小売店」です。

卸問屋は、卸価格が決まっていますのでそのような表示はしていなく卸価格からさらに値引きをすると経営が成り立ちません。

 

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御徒町の宝石卸問屋が安い値段を付けれる理由

御徒町の宝石卸問屋が安いのは「現金仕入れ」「現金支払い」だから、安く販売しています。

また同業が多く、一つの地域にありますから、卸価格の競争も激化して安く販売してリピート客(取引先)を狙います。

余談ですが、小売店で閉店セールなどで見かける80%OFFなどは信用しないほうが良いです。

本当に店主が値上がりのするような上質の宝石は別に価格を下げて叩き売りする必要もなく、新店舗で売ればよい事です。

余程の長期在庫でいわくつきか、凄いかけ値をしているかのどちらかです。

小売店は通常ですが、粗利50%を確保しないと店の維持は困難になり存続できなく、中には設備投資をしすぎて65%の粗利でギリギリのお店もあります。

それだけの粗利(儲け)がないと、宝石店の経費や人件費を出せなく、最大の泣き所は宝石類の在庫です。

宝石やジュエリーの1年間の商品回転率は低く、貴金属製品は地金相場で変動して下がる場合のリスクもあります。

チラシなどのバーゲン時期のセール価格の割引率を見ればそのお店の仕入れ原価率と、お店の信用度が分かります。

80%OFFや70%OFFの書かかれたバーゲン価格は、普段は70%以上を上乗せして販売していて価格の信ぴょう性はありません。

 

定価はお店の経営者の判断でどうにでも変更も可能で、つまり、最初から販売価格を高く設定していると疑われても仕方がないと思います。

流行が四季折々で変わるアパレル業界と違い、宝石や貴金属、ジュエリーにはそれほどバーゲンしてまで売る必要はないのです。

また、食品や食材と違い腐る訳でもなく、長期在庫の売れ残りの宝石はルース(裸石・中石)をそのままでデザインを変えて再販も可能です。

貴金属品は、長期在庫品でも相場が高くなればデザインが古くても地金商で換金処分も可能です。

このように、お店側は赤字を出してまでバーゲンセールして安く売る理由もなく、セールするには宣伝広告費も稼がなければいけませんので赤字では出来ません。

なので、仕入れ価格よりも安く販売する事はないので割引率は単なる数字のからくりと思えば間違いありません。

本当に値段相応の価値や評価のある宝石は、バーゲンセールで売り出さなくても売れていきますので安売りする必要はありません。

ブランドイメージを大切にする、一流ブランドジュエリー店は殆どバーゲンセールは致しません。

 

インターネットの宝石の最安値は本当なの?

ダイアモンドの価格は、インターネット上でも簡単に調べることが可能です。

しかし、最安値は本当なんでしょうか?

ダイアモンドは、金やプラチナと同じ相場で連動する相場商品で、世界で売られているダイアモンドの価格は調整されます。

 

ダイアモンドは、価格を調整している機関(ラパポートレポート)が毎月、ダイアモンド「4C」に基づいて世界統一の流通価格を決めています。

ですから、その価格よりも低いものは殆どが金融商品(質流れ品)だと思われる訳あり商品の可能性が大きいです。

 

一般の方が要らなくなり、買取業で換金処分したもの、質屋にダイアモンドを担保でお金を借りたが質流れしてものなどです。

御徒町でも多くの地金買取やダイヤモンド買取店もあり、そちらからの回収品も出る場合もあります。

宝石の町と言われる御徒町の中でも、見た目では分からない、中古品の新品仕上げ品、新品、金融品が入り乱れて販売されています。

安く売れるには、安く売る事の出来る理由があるという事です。

 

御徒町でダイアモンドを購入する時にも「宝石鑑定書」が大事!

ダイアモンドを購入する場合には、その品が今のものか、数十年前の中古品か一般には分かりません。

デザインが、6本立爪の古い品でも枠から外せばダイアモンドそのものですから「4C」で評価されます。

噂ですが、御徒町の小売店には、質流れのダイアモンドを仕入れて販売している店もあるとも言います。

当然ですが、質流れ品のダイアモンドは正規の卸売り店よりも安いものも多くあり、叩いて売る側から買取しているので安いです。

問題は、私もサイトでパワーストーンの記事を書いていますが、宝石には良いパワーと悪いパワーがあります。

ダイアモンドには、色々な逸話や不適切な話も多く存在していて、事情で大好きなダイアモンドを手放す場合の品もあるかも知れません。

また、離婚して持ち主が不要になったダイアモンドを換金処分している場合もあるかも知れません。

これから結婚して新しい結婚生活の前に購入するダイアモンドとしてはふさわしくないのも事実です。

一般よりも安いダイアモンドには、そのようなものも含まれる場合がありますので、購入するお店は選びましょう。

 

実際に販売されているダイアモンドがどのような過程で仕入れ、販売されたかは知ることは不可能な事で、お店の良心しかないのも事実です。

と言う面では、信頼と信用できる宝石店を選ぶことが大切です。

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