宝石のサンゴ(珊瑚)は、石でないのに、なぜ宝石なのでしょうか?
実は、サンゴは「有機質宝石」といい、宝石種類とされています。
今回、サンゴを断捨離して売ろうと思います。
しかし、買取店はサンゴの買取ではどのような評価をしているのでしょうか。
また、宝石サンゴを高価買取してもらうために気を付ける注意点とは?
目次
宝石でサンゴ(珊瑚)の意味
宝石のサンゴの意味とは
サンゴ(珊瑚)は、刺胞動物門(しほうどうぶつ)に属する動物種類で、クラゲなどもそうです。
そのような動物種類の中でも、固い骨格を発達させるものがサンゴで、宝石として評価されるものや、サンゴ礁を形成する種類があります。
宝石として呼ばれるものは、大部分が鉱物(無機質)で出来ていますが、鉱物ではないサンゴの場合は「有機質宝石」と呼ばれます。
有機質宝石には、真珠・琥珀(こはく)・象牙(ぞうげ)・鼈甲(べっこう)などの昔から宝石として扱われていた有機質素材もあります。
多くの人はサンゴと言うと南海のサンゴ礁(石サンゴ)を思い浮かべます。
宝石として使用されるサンゴは、そのようなサンゴ礁のサンゴではなく、水深100~千メートルの海底で採取される「貴重サンゴ」を言います。
サンゴ虫が作る有機質宝石で、古くから日本七宝の一つとして珍重されてきました。
かっては地中海や高知県沖でもよく採れていましたが、中国からの密漁などの乱獲で採れなくなり、最近では宝石用のサンゴは貴重品となっています。
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宝石のサンゴ(珊瑚)の現況
宝石としてのサンゴの意味
宝石名では、コーラル(Coral)と言い、日本名(和名)ではサンゴ(珊瑚)として古くから愛されている宝石です。
3月誕生石として人気があり、「勇気」を示す宝石の意味があります。
海岸に漂着したりしている折れたサンゴや、海底から採取された宝石サンゴは見た目の美しさから古代から日本をはじめ世界各地で宝飾品として使用されていました。
日本の宝石協会では、「3月誕生石」としていて、結婚35周年を記念する日には「珊瑚婚式」と位置づけしています。
宝石としてのサンゴ(珊瑚)は、東京都、高知県、沖縄県などで各都県の許可を受けた漁船により年間5トン程度のサンゴが採取されています。
ジュエリーなどの宝飾品に加工される前の宝石サンゴの価格(2017年時点)では、1キロ100万円以上でとりひきされています。
これは、2011年と比べますと5割以上も高くなっていて、ますます高値になると思われます。
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宝石のサンゴのパワーストーン効果
宝石としても人気ですが、パワーストーンとしてもサンゴは人気があります。
古くから日本女性の装いの必需品とされていて、洋装や和装にも合うファッションアイテムとしても使用されています。
サンゴは、「出産運を高めたい!」・「子宝運」などのお守りに最適だと大切にされているパワーストーンです。
特に女性に幸運を運ぶと言い、「結婚」・「出産」・「家庭の繁栄」などにも最適なパワーストーン効果があります。
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宝石のサンゴ(珊瑚)の種類
宝石として使用されるサンゴは、サンゴ礁で採れるサンゴではなく、深海に生息して樹枝状の群体を形成しています。
骨格は石灰質で、緻密で固い骨格からできていて、「赤サンゴ」・「白サンゴ」・「桃色サンゴ」などの種類があります。
専用の網で漁獲されていますが、乱獲などで最近では採れる量が減少しています。
宝石のサンゴの主な種類
■ アカサンゴ(P.japonicum):高知県沖の赤サンゴは宝石用としても高級品です。
■ ベニサンゴ(C.rubrum):おもな採取する場所は地中海。
■ モモイロサンゴ(C.elatius):太平洋
■ ボケサンゴ(C.elatius):一般的にジュエリーとして知られているサンゴ。
■ シロサンゴ(C.konojoi):比較的に浅い海で採取されます。
■ イボモモイロサンゴ(C.uchidai):高知県沖で採取されるとても希少で価値も高い種類です。
■ ゴトウモモイロサンゴ(C.gotoense):長崎県五島列島の沖合で採取されています。
■ クロサンゴ(Black Coral):黒珊瑚として人気がありますが、石サンゴの仲間です。
宝石のサンゴ(珊瑚)の買取
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宝石としてのサンゴの買取と評価
サンゴの買取には、どのような評価で買取価格がされているのか気になりませんか?
サンゴは、真珠と同等に古くから世界中で愛されているジュエリーで、タンスの中から簪(かんざし)が出てくる事もあります。
宝石市場でも需要や人気も高く、品質や状態が良いと高価買取も期待できる宝飾品の一つです。
サンゴの買取では、買取相場はいつでも変動があり、サンゴの「色味」・「模様」・「カットの種類」・「大きさ」などで違います。
また、サンゴは硬度も柔らかく(硬度3.5度)て表面にキズなどが付いていると評価では価値が下がります。
高価買取も期待できるサンゴの種類
高価買取も期待できるサンゴでは、血赤サンゴと呼ばれる血の色にも感じる赤サンゴで、人気があるので買取相場も高めです。
丸玉では、粒が大きくなるほど買取価格も高くなり、赤サンゴの中でも、高知県で採取される「オックス・ブラッド」と呼ばれるものは最高級の評価があります。
基本的には、サンゴの赤色は色味が濃ければ濃いほど、しかも色むらのないものほど買取価格は高くなる傾向があります。
代表的なサンゴの種類の中でも、赤サンゴ(血赤サンゴ)は、最も高い買取価格になる可能性が高いです。
さらに、買取店が中国などに転売先がありますと他店よりも高く買取価格を評価する場合もあります。
断捨離するサンゴが、血のような深紅の赤味で、色むらやキズなどのない完璧な高品質の血赤サンゴであれば、買取価格は高くなります。
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