ゴールデンベリルはあまり聞きなれない宝石かもしれません。
ベリルのグループ石には、あなたも良くご存知の色々な宝石もあるんです。
代表的なものには、エメラルド・アクアマリン・モルガナイトも姉妹石となります。
宝石 ゴールデンベリルの意味や、断捨離後の買取・換金処分の仕方とは。
目次
宝石 ゴールデンベリルの意味や特徴とは
【おススメ】金運・財運に効果のあるパワーストーン
宝石のゴールデンベリル(Golden Beryl)は、イエローベリルとも呼ばれる、黄色を帯びたベリル石の事です。
ゴールデンベリルは、かって「ヘリオドール(heliodor)」と呼ばれていた時期もありました。
ヘリオドールは、ベリルの和名は「緑柱石(りょくちゅうせき)」ですが、その中でも黄色系の色をした石を表す宝石名です。
その色合いから「イエローベリル」や、輝きがゴールドのようにも見えることから「ゴールデンベリル」とも呼ばれることもあります。
3月誕生石として人気の宝石 アクアマリン<>とともに、主にペグマナイト鉱床から産出されることが多いです。
綺麗な六角柱の結晶が特徴の鉱物で、大きな塊(かたまり)で見つかることもあり、その原石をカットして魅力的な宝石になります。
宝石 ゴールデンベリルの活用ポイントと見分け方
■ 大きい石で透明度の高い石が高値
■ 色合いでは黄金色が評価が高い
■ インクルージョン(内包物)の少ない石がよい
宝石 ゴールデンベリルの気になる雑学
ゴールド(黄金)の輝きがある美しい宝石
宝石のゴールデンベリルの別名は冒頭でもお話ししましたが、ヘリオドールと言っていました。
ヘリオドールとは、ギリシャ語で「太陽への捧げもの」を意味する、太陽(Helios:ヘリオス)と、贈り物(Doros:ドロン)の組み合わせの造語です。
以前では、黄色から黄金色に輝く「ベリル」の総称として用いられてきました。
今は、濃い黄金色に輝くベリルは「ゴールデンベリル」として、ヘリオドールとは別々に区分するのが一般的です。
宝石 ゴールデンベリルの意味と鉱物学「一口メモ」
ベリルのグループ石とは
ベリルには、あなたもよくご存知のあの有名な宝石もあります。
宝石のゴールデンベリルは、ベリルのグループ石であり、ベリルとは鉱物学的な名称を指しています。
日本語では「緑柱石(りょくちゅうせき)」といい、同じベリルに属している宝石の代表格は、5月誕生石のエメラルドがあります。
同じ鉱物でありながら、金属元素の含有量や結晶構造の微妙な違いにより、異なる色を持つ宝石と生まれるから不思議です。
したがって、ゴールデンベリルはエメラルドと姉妹関係の宝石で、硬度もエメラルドと同じ7.5です。
また、ゴールデンベリルは、3月誕生石のアクアマリン や、モルガナイト も姉妹石となります。
宝石 ゴールデンベリルの意味
■ 誕生石:9月13日
■ 石言葉:希望、輝く日
■ 守護:おうし座、金曜生まれ
■ 愛:四緑木星
宝石 ゴールデンベリルの鉱物学「一口メモ」
■ 主な色:黄色系、黄緑色
■ 透明度:透明
■ 結晶系:六方晶系
■ 成分 :Be3Al2Si6O18
■ 硬度:7.5
■ 比重:2.72
■ 光沢:ガラス光沢
■ 鑑別ポイント:多色性、比重、屈折率、含有物
■ 主な産地:ブラジル、ロシア、マダカスカル、スリランカなど
■ 類似石:ゴールデンサファイア、トパーズ、シトリン、着色ガラスなど
宝石 ゴールデンベリルの断捨離した後の買取・換金処分の仕方とは
宝石の断捨離は、思い切りが必要です!
一度、宝石箱の中や、タンスの奥の宝石・貴金属・ジュエリーを整理して断捨離しませんか。
リングのサイズが合わなくてそのままになっていたり、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーがあると思います。
断捨離した宝石・貴金属など、現在の資産価値はどれ位か気になる場合もあるのではないでしょうか?
ゴールデンベリルと一緒に「宝石鑑別書」が取り置きしてあると一番良いのですが無い場合もあります。
この石は、宝石鑑別書がないと一般的には宝石名は分かり辛いです。
ご自分で購入した宝石は記憶がありますが、何の石か不明で宝石鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には参考にして下さい。
宝石 ゴールデンベリルの「買取」評価基準とは
ゴーデンベリルは、インクルージョン(内包物)がなく、透明度の良いもので大きな石が高値です。
買取で換金処分する場合には、色合いでは黄金色が一番の高値で、次いで濃い黄色のもの、その次が黄緑色のものとなります。
淡い黄色や、褐色がかった色は買取の評価は低く、インクルージョンなどにより、透明度に欠けるものは比較的流通量も多いので価値は低めです。
市場で、パワーストーンとして、ラウンド(丸い珠)にカットされているものの殆どがこの色合いです。
宝石 ゴールデンベリルには、ひび割れや傷がついていないか?
宝石の買取では、通常は、石に傷ついていたり、欠けていた場合は商品価値がなく換金処分できません。
石に傷がついていても、特別高価な石(高級宝石)の場合は「リカット」して再生できます。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことです。
もし、ゴールデンベリルの場合は、「買取」してもらい、換金処分(お金に変える)が望ましいです。
枠に使用している貴金属の材質を確かめる!
買取する前に、枠の素材が何なのか確かめておくとよいかと思います。
■ 金(GOLD)の場合:K24,K22,K20,K18,K14,K10,K9など
■ ホワイトゴールド(White Gold:WG)の場合:K18WG,K14WGなど
■ 白金(Platinum:PT)の場合:PT1000,PT950,PT900,PT850など
■ 銀(Silver:SV)の場合:SV1000,SV925,SV900など
ただし(K18GP,K18GFの刻印)は偽物やメッキ品で買取や換金処分の対象外となります。
■ 断捨離した貴金属のプラチナ・ホワイトゴールド・銀の違いとは
■ 宝石や貴金属を断捨離して、生前整理や遺品整理で終活の活用法とは
貴金属の買取金額の簡単な計算方法
リングの中に「刻印」がしてあります。ペンダント等は枠の裏にあります。(無いものも中にはあります。)
(例)K18 4.00 0.60 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)
この場合は、素材がK18(18金イエローゴールド)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量(石を含む)が10.0グラムですと、石の重さは(4.00ct + 0.60ct X 0.2グラム=0.92グラム)
10.0-0.92=9.08グラムが枠に使用している地金部分の正味の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその枠だけの地金の買取価格の目安が解ります。
K18の地金の買取価格の目安
■ 当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠<9.08グラム>の買取価格の計算です。
4.500X9.08X0.75X0.7=21.451円となります。
Pt900の<枠>買取価格の目安
(古い品で、Pm900の刻印の場合もあります)
では、同じ製品でPt900の場合の枠の買取価格はどうなるのか計算してみました。
(例)Pt900 4.00 0.60 (古い品で、中にはPm900と刻印の場合もあります)
この場合は、素材がPt900(プラチナで純度が900/1000)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
プラチナだと思っても、最近では、K18WG(18金ホワイトゴールド)も多く見かけますので注意が必要です。
ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
■ 当日の地金買取相場X枠の地金重量X0.90(Pt900は900/1000)X0.7(係数:お店により違います)
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt900で、<9.08グラム>のときの買取価格の計算です。
3.000X9.08X0.90X0.7=16.207円となります。
ちなみに、Pt850(Pm850)の場合の計算方法は(850/1000=0.85)です。
スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に中石と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、通常は中石のゴールデンベリル代金を査定して加えます。
宝石 ゴールデンベリルがとても美しく綺麗な時
ゴールデンベリルに愛着があるか、無いか、将来も使用するかを考えて見ます。
その品に愛着のある場合には、子供さん、お孫さんに譲り、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
もし、デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
その時は、現在使用の旧枠を下取り金額として買取してもらい加工代金の一部としても使用も可能です。
リングやペンダントのデザインが古いと感じる時
その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は地金枠と、ゴールデンベリルを買取してもらい換金処分も良いかと思います。
製品として再利用で買取できるか、スクラップにするかは市場性を考えた業者の判断で買取価格が大きく違います。
中石が特別な美しいと思われる場合などは石だけ取り置きも良く後世に残すのも良いかもしれません。
どれだけ、ゴールデンベリルに価値があっても、買取してもらう時は残念な買取価格となりますから換金処分には、慎重に業者をお選び下さい。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、ゴーデンベリルと良い価格評価をしてくれます。
■ 宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。
⇒ 【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
【鼻高情報】宝石 ゴールデンベリルの世界一大きなもの!
信じられない世界最大級の大きいゴールデンベリルとは
原石からカットを施されたヘリオドールの中で、世界最大級の信じられない大きい石が存在しています。
アメリカ合衆国、ニューヨークにある、アメリカ自然博物館に現在も展示されていて来場者を驚かせているようです。
その色合いはまさに、ゴールデンベリルと呼ぶにふさわしい黄金色で、2.054カラット(約410グラム)もあります。
ちなみに、4月誕生石のダイアモンド の1カラットの大きさが0.2グラムですからビックリします。