ブラックスピネルの人気がまた出てきました。
一時期、芸能人がしていると人気が出ましたが、しばらくは人気が停滞していました。
ところが最近また、売れ出しているのには、新型コロナウイルスの影響も関係している?
ブラックスピネルのパワーストーン効果が影響しているのかもしれません。
「ブラックスピネル」・「オニキス」・「ブラックダイヤ」は見分けにくいです。
そこで、見分け方も書いてみましたから、偽物を掴まないようにして下さいね。
目次
ブラックスピネルやオニキス、ブラックダイヤの見分け方
芸能人にも人気のある黒い宝石。
外見からは見分けが付きにくいですが、人気の黒い宝石と言えば「ブラックスピネル」・「オニキス」・「ブラックダイヤ」です。
胸元からチラリと見えるととてもオシャレですが、この3種類は外見がとてもよく似ています。
宝石の専門でしか、「ブラックスピネル」・「オニキス」・「ブラックダイヤ」の見分けが付かないのでしょうか?
実は、一般の方でも購入する時に簡単に見分ける方法がありますからご紹介いたします。
その前に、「ブラックスピネル」・「オニキス」・「ブラックダイヤ」の特徴や意味をご案内したいと思います。
ブラックスピネル
ブラックスピネルは、「ブラックダイヤモンド」と呼ばれるほどに、外見がとても似ています。
しかし、両石は全くの別物で、スピネル(尖晶石)の中でも黒色の石のことで、スピネルは古くはルビーやサファイアと間違われることの多い天然石でした。
スピネル自体はとてもカラーバリエーションが豊富で、赤色、青色、薄紅色、ピンク色など色々なカラーが豊富です。
そんなスピネルの中でも、黒色に輝くブラックスピネルは人気があり、ルビーと間違えられるほどの赤色が鮮やかなスピネルも人気があります。
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オニキス
オニキスは、縞状のカルセドニー(玉髄:ぎょくずい)の一種になります。
縞模様のある石を一般的には「瑪瑙(めのう)=アゲート」と言いますが、瑪瑙とオニキス(onyx)の違いは縞模様のあるなしの違いだけです。
瑪瑙のうち平行な縞のあるものが「オニキス」になりますが、現在では一般的に「オニキス」と言えば、「ブラックオニキス(黒瑪瑙)」の事を意味しています。
オニキスは、古来より「厄から身を守る石」や、「邪気や悪気を祓う石」として大切にされています。
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ブラックダイヤ
ブラックダイヤは、「ブラックダイヤモンド」の事です。
とても、ブラックスピネルと外見上は似ていますが、ブラックダイヤは、カラーダイヤモンドの黒色を指しています。
ダイヤモンドの中でも比較的に安価な部類になりますが、ダイヤモンドのブラックは他の黒色の宝石と違い、輝き方がとても美しいです。
そこはやはり宝石の王様と言われるダイヤですから、光が当たるたびにキラッと鋭い煌きがあり、芸能人にも愛される理由があります。
無色透明のダイアモンドは、光を石の内部で反射させて光がキラキラと輝きますが、ブラックダイヤは、表面の反射でキラキラと輝きます。
ブラックスピネルとブラックダイヤモンドの違い
ブラックスピネルと、ブラックダイヤモンドは本当に外見上からはとても似ています。
これは、天然ダイヤモンドと、キュービックジルコニアが、外見上から見分けが付きにくいのと似ています。
少し専門的になりますが、スピネルの比重は「3.60」ですが、ダイアモンドは「3.52」と近いです。
また、屈折率もスピネルは「1.718」で、ダイアモンドは「2.417」で色が黒色ですと素人では見分けが困難な天然石になります。
では、硬度はどうかと言いますと、スピネルは「8.0」で、ダイアモンドは「10」と違いますが、ジュエリーになっていると分かりません。
近年、芸能人にも人気があるのは「ブラックスピネル」の方ですが、その輝きはブラックダイヤに匹敵するくらいのキラメキ感が種類が多いブラックカラーの宝石の中でも人気の秘密です。
これでは違いの説明になりませんので、唯一、見分けるとしたら二つの石に光を当てて見ると違いが分かります。
やはり、ブラックダイヤの方がキラメキ感が勝り、キラキラと輝いて見えます。
ただ、本当に見分けにくい天然石ですから、ブラックダイヤを購入される場合には「宝石鑑別書」か、ダイアモンドに付く「宝石鑑定書」を付けてもらいましょう。
ブラックダイヤとオニキスの違い
ブラックダイヤモンドと、オニキスの見分け方は、ブラックスピネルと比べますと比較的に分かりやすいです。
ただ、1カラット位の大きさですと分かりやすいのですが、小さな石ですとじっくりと調べる必要があります。
見分け方は、「背景を黒にしてみると分かりやすい」ので、黒色の布などを用意してブラックダイヤとオニキスを見比べます。
黒色を背景にすると、ブラックダイヤの方はキラキラと輝きが美しく、オニキスの輝きとは微妙に違います。
オニキスの方は、反射やキラメキ感が弱いために、背景の黒色と同化して煌いて見えないのです。
ここはやはり黒色でもダイアモンドですから、反射が強いですから、黒色の背景にする事で輝きが発揮されてキラキラ感が増すように見えます。
白色の背景にしますと、見分けにくくなりますから不思議です。
ブラックダイヤとオニキスは硬度も違いますから、オニキスの場合の硬度は「7.0」なので、石をカットしたファセットに丸みがあり、シャープ感がありません。
一方、ダイアモンドの硬度は「10」ですから、ファセットがスッキリと鋭利な鋭いカットに仕上がります。
ですから、ブラックスピネルのような鋭い輝きもなく、ルーペで見ますとその違いはすぐに分かります。
ブラックスピネルのパワーストーン効果
パワーストーン効果
先程もご紹介しましたが、スピネルには色のバリエーションがとても豊富にあり、レッドスピネルやピンクスピネルはとても人気があります。
中でも、レッドスピネルの美しい色合いは、7月誕生石のルビーに見間違えるほどの高級感が漂う宝石です。
スピネルの和名は「尖晶石(せんしょうせき)」といい、時にはブルーやパープル系の色のスピネルも産出されます。
ただ、スピネルがこれだけ注目された陰には、やはりブラックスピネルの存在が大きく、芸能人が身に着けた事で人気に拍車がかかりました。
スピネルには、ダイヤカットやボタンカット石が多いのは石の特性を利用して、キラキラと輝きがまして美しく見えるからです。
ブラックスピネルのパワーストーン効果は、「困難や試練を乗り越える活力を与える力」が凄いと人気があります。
■ スピネル関連情報
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ブラックスピネルの偽物の見分け方
ブラックスピネルの偽物
ブラックスピネルの偽物の多くは、合成石が多いです。
オニキスなどで作られたネックレスやブレスレットも多く、偽物を作る理由は、ブラックスピネルよりも安く加工したいからです。
ブラックスピネルと称して、単価の高いブラックダイヤモンドはありませんので、合成石やオニキスで加工します。
その場合は、「ブラックスピネル風カット」や「ブラックスピネルタイプ」という商品名で販売されている商品は100%偽物ですから注意して下さい。
また、販売先が偽物と分からずに販売しているお店もありますから、購入する場合には信頼のある店舗での購入をおススメします。