白いパール(あこや真珠)のネックレスは持っているのですが・・

最近は弔事に参加すると、黒真珠やジェットを着けている人が多く見かけます。

もし、予算内で購入する時には、黒真珠とジェットとどちらを選べば良いのでしょうか?

また、黒真珠とジェットのどちらが突然の弔事に正式なのでしょうか?

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黒真珠とジェットのどちらが弔事に正式なの?

弔事は予測もなく、突然に来るものです。

身内であれば事前の覚悟でそれなりの準備もして、辛いことですがその時が来るのを覚悟もできます。

 
しかし、知人や親せきでは訃報が突然にやってきて、あたふたする場合もありませんか?

男性の場合はそんなに準備もありませんが、女性の場合は、弔事の席に出かける時に着けていくネックレスも気になります。

突然の弔事に慌てないために、日頃から徐々に準備をされるのも心構えの一つで大事なことです。
最近は、ブラックオニキスを着ける人もいますが、これから購入する人は、正装ということで黒真珠か、ジェットを着けるかで迷う人がいると思います。

謙虚な方は、黒真珠には大きさや色、値段の幅が広くあり、あまりに安いネックレスだと気が引けるという人もいます。

その点、ジェットの方がイギリス皇室でも使用されているので正式なのかと思いますが、日本ではあまり着けている人を見かけません。

 
予算的なことも大事で、5万円から10万円でしたら弔事用に着けるのなら黒真珠とジェットと、どちらが良いのでしょうか?

その前に、黒真珠とジェットを簡単にご説明いたします。

黒真珠(黒蝶真珠)

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黒真珠には、あこや真珠を黒色に染めた真珠と、黒蝶真珠があります。

ここでは、タヒチが主な産地で黒蝶真珠の説明を簡単にしますが、詳しくは関連情報をご覧ください。

 
黒真珠は、タヒチや沖縄近海の温かい海で養殖された南洋真珠で、直径が平均で10~11ミリと大粒な真珠です。

黒蝶貝を母貝として養殖された真珠で、シルバーや黒色の真珠で、黒真珠ではピーコック系は最高とされています。

 

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ジェット

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ジェット(jet)の和名は「黒玉」といい、長い年月を経て海底で生まれた木の化石のことです。

海底に沈んだ樹木が長い年月を地中で眠り、圧縮されて炭化して化石になったもので、どこかアンバー・琥珀にも似ています。

なので、琥珀(樹液の化石)もジェットの一種と考えられていて、その名残から「黒琥珀」とも呼ばれています。

ジェットは、木が炭化したものから言葉の通り石炭のような性質がありますが、石炭より硬度は高いです。

原石では石炭のようで美しいとは思えませんが、しかし研磨しますと美しい光沢が出て魅力的な「漆黒の宝石」に生まれ変わります。

 

ジェットは、イギリス女王のヴィクトリア女王が愛用していた宝石としても有名です。

古くからジェットが宝石として愛用されたのは、独特な黒光と、美しくて軽いからだとも言われています。

 
また、ジェットには「魔除け」や「旅のお守り」のパワーストーン効果があるとも言われ、古くから個人を追悼する装身具としても身に着けられています。

人や物から悪いマイナスエナルギーを跳ね返して、人生が間違った方向へ進まないように防止すると伝えられています。

 

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黒真珠とジェットのまとめ

一般的なごく正式なモーニングジュエリー(弔事)となれば、喪の宝石としてはジェットになります。

モーニングジュエリーとは、葬儀の際に着用するジュエリーの事を指す言葉です。

 
イギリス第6代女王のヴィクトリア女王が、ご主人の喪に服した時にジェットを着けていたことから世間に広まりました。

日本では弔事には、白系やグレー系の真珠(あこや真珠)のネックレスの着用が一般的で最も使用されています。

 

イギリスでも、エリザベス女王がチャーチルの葬儀には真珠を着用され、それ以来には女王はダイアナ妃の葬儀も、母親の葬儀も真珠を着けました。

つまりジェッド発祥の国であっても、もはやジェッドはオールドファッションとして王室では最近では使用されていません。

 
日本での黒真珠(黒蝶真珠)の普及は、ファッションとして白真珠はおめでたい席、弔事は黒真珠として区別する人が出てきました。

黒真珠は慶弔でも使用できますが、黒蝶真珠のピーコック系の色や大粒は華やかな席では宜しいですが、弔事では失礼に当たります。
 

黒真珠は最近の日本の流行で、黒真珠の代用品としてはジェットが正式ですが、そのほかの黒い石、オニキス、黒サンゴなども使用されています。

白系のあこや真珠をお持ちでしたらそれで慶弔のどちらにも利用でき、あくまで古風に正式に着けたいと思うならジェットですが好みです。

予算的なことも大事で、5万円から10万円でしたらあこや真珠を黒く染めて黒真珠としているものが購入出来ます。

黒色真珠には、黒蝶真珠(南洋産でタヒチが多い)と、今お話ししました、あこや真珠を黒く染色したものです。

黒く染めるあこや真珠は、市販できない色の悪い真珠を販売目的に黒くしたもので、個人的には良いジュエリーとは思えません。

なので、真珠専門店の一流店と言われる、ミキモトや田崎真珠のような高級店では黒真珠は取扱していません。

黒蝶真珠の場合は、5万円では上質で大粒は難しいですが、10万円では大粒で品質の良い真珠の購入も出来ます。
黒蝶真珠(上記画像参考)でご紹介のネックレスはとてもおススメできます。

白色の真珠をお持ちでしたらそれを弔事で着ければ良いと思いますが、どうしてもご予算内で黒真珠かジェットのどちらを着ければ良いのですか?

このような事であれば、個人的にはジェットの方が手軽(略式)で、黒蝶真珠は上品で高級だと思います。

ただ現在のジェットの多くは中国産で、製品や加工技術の面から上等なものはなかなか手に入らないのも実情です。

最近では、グレーパール(染め真珠)を着けている人も見かけます。

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