あなたは、宝石やブランド品は好きでしょうか?
ご自分の意志で買い物をしたり、止めたりできる人は普通の人です。
しかし、中には宝石やブランド品が、欲しくて欲しくてならない人がいます。
このような人を「買い物依存症」と言いますが、本当に多くいます。
あなたの買い物依存症度を、簡単なチェックリストで調べて見ませんか?
目次
買い物依存症で宝石やブランド品が欲しくなる理由
買い物依存症で、宝石が欲しくてたまらない人
そもそも、買い物依存症とは何なんでしょうか?
依存症と言われるものには、「ギャンブル依存症」・「アルコール依存色」・「パチンコに特化した依存症」・「薬物依存症」などがあります。
中でも、宝石や着物、ブランド品などを見ると欲しくてならなくなるのは「買い物依存症」になります。
厚生労働省によりますと、「依存症」と呼ばれる症状には「物資への依存」と「プロセスの依存」の2種類があるそうです。
では「物資への依存」と「プロセスの依存」の意味はなんでしょうか?
■ 物資への依存
コカインや麻薬などの薬物などの依存性のある物質に対して、自分の思考により量や回数などをコントロールできない。
頭ではいけない事と分かっていても、それが体に害のあると理解していても止めることが出来ない程、依存している事になります。
■ プロセスへの依存
ギャンブルなどの特定の行為や課程に対して、なぜか自分の意志では止めることの出来ない、熱中や執着してしまう事になります。
新型コロナウイルスの感染防止のための「3密」防止を呼び掛けても、パチンコに熱中する人たちはこれに当てはまります。
買い物依存症の2つの特徴は、買った「物(宝石やブランド品)」への執着がなく、「欲しい」「買いたい」というプロセスに依存してしまう状態です。
買い物対しての自制心にブレーキや歯止めが利かない状態に陥り、どんどんと高価で高額なものが欲しくなります。
そして、お金が無くても欲しくなるので、宝石やブレンド品を買うためにカードキャッシング、サラ金などで借金をしても買いたくなり、自己破産に至るケースもあります。
やがて、精神面や身体面において悪影響を及ぼす場合がありますから、買い物依存症にならないようにするべきです。
物を買う時は満足感で喜びのドーパミンで快感を覚えますが、やがて支払いと言う現実になると「うつ病」も併発する可能性があります。
自分で買い物の感覚が異常と思った時点で、早めに専門の精神科や心療内科などの医療機関で相談することが必要です。
宝石やブランド品の買い物依存症の特徴
宝石やブランド品などの買い物依存症になりやすい人には共通点があります。
■ 女性が圧倒的に多い
男性と比べると女性の方が買い物依存症になる場合が多い傾向にあります。
病的な依存症でなくても、「趣味がショッピング」と言う女性は現実に多く、ストレス解消で買い物を楽しんでいる人が多く見受けられます。
しかし、それが楽しむための購入から、ストレス解消で買い物を繰り返すうちに買い物依存症に陥るケースも少なくありませんから要注意です。
■ 生真面目な性格で几帳面
買い物依存症は、精神的な面や問題と密接な関係があり、深く自分で考え込むうつ病になる人や自殺をする人と共通点があります。
特徴は、「とても責任感の強い人」や「真面目な性格の人」ほど買い物依存症になりやすい傾向があるんです。
正直に内面をさらけ出したり、人に甘えたり本音を話すことが苦手なため、自分で問題を抱え込んでストレスを発散させる方法として買い物に依存してしまいます。
■ 虚栄心や見栄が人一倍強い傾向の人
虚栄心や見栄が人一倍強い人は、たえず見られることを意識して周囲からの賞賛される事で満足します。
そこで、宝石やブランドの時計やバック、洋服、高級車などを自分の収入以上に無理をしてでも手に入れようとする傾向があります。
とにかく、「高級なものを持つこと」で自分の価値観を自画自賛して、人から見られる快感からもっと自分に価値をつけようと買い物に依存していくんです。
■ 自分に自信が持てない
買い物依存症の人の共通点は、自分に自信が無い人が多いのも特徴の一つです。
いつも絶えずに人の顔色をうかがうのが習慣になり、知らない内に内面にストレスや満たされない孤独を抱え込んでいます。
買い物をしたり、宝石やブランド品、他のものを手に入れる行為で、ストレスや寂しさを埋めるために買い物に走ります。
▶ 宝石店の値段やジュエリーの換金処分や宝石販売の本音や秘密の裏話
買い物依存症になる原因
買い物依存症の原因と特徴
買い物依存症になる人には、原因や特徴があります。
依存症になりやすい人の行動の背景には、生活や人間関係、仕事などのストレスや寂しさを抱え込んでいる人が多いです。
また、自分の価値観を宝石やブランド品を「着けたり持つことで高めよう!」と言う気持ちが隠れています。
単なる買い物好きから依存症までに発展する過程には、幼少期の過ごし方や家庭環境など人それぞれの要因が考えられます。
しかし、買い物依存症になる人は世の中の環境に根本的な原因が潜んでいることをご存知でしょうか?
■ ストレスが溜まりやすい社会現象や社会傾向
ググるというと「Google」で検索して調べる事ですが、今は誰もが簡単に情報収集が可能です。
会社側は雇用者に対しては賃金に見合う仕事を要求したり、勿論期待をしています。
会社側の期待と、自分の能力のジレンマに絶えず悩まされていて、ストレスが溜まる現実が目の前に潜んでいます。
真面目に働いても報酬が伴うとも限らず、サービス残業が少なくなったとは言え責任から仕事をする人も増加しています。
ストレスを溜め込みやすい人ほど、ストレス解消の目的で買い物にのめり込んでしまう傾向になる人が買い物依存症になります。
■ クレジットカードやスマホ決済、キャッシングが簡単にできる環境
最近は余程の理由がない限りは誰でも簡単にクレジットカードが作れる環境にあります。
各会社のサービスや特徴に合わせてカードを数枚持ち合わせている人が多く、お金がなくても簡単に買い物などの支払いが可能です。
手持ちの現金が無くても、スマホ決済でキャッシュレス、電子決済もできますから、物に対する支払い感覚がマヒしてきます。
財布からお金を数えての支払いでは現実味がありますが、カード支払いは現金支払い比べると「お金を使う!」と言う認識が低く、使い過ぎる様になります。
欲しいと思えば、宝石やブランド品も簡単にクレジットの限度枠内であれば手に入れることが簡単に出来てしまいます。
■ カード一枚で出来る、ネットショッピングの普及
買い物は実店舗から、インターネットでネットサーフィンしながら楽に何でも購入できる時代です。
昔はネットショッピングの認識度も低く、詐欺なども警戒して利用者が少なかったですが、今やネットショッピングの売り上げは凄い事になっています。
家にいながらご自分の好きな時に簡単に宝石やブランド品も買える便利さに、今や幅広い年代層でインターネットショッピングを普通に利用するのが当たり前の時代です。
便利に買い物ができる感覚から、お金を使う感覚がマヒしてきて、買い物依存症に落ちる人も増加しています。
買い物依存症の簡単なチェックリスト
あなたの「買い物依存症」をチェックしてみませんか?
自分は宝石やブランド品、洋服、その他のものの買い物に対してどれくらい依存しているのか気になりませんか?
そこで、ご自分の「買い物依存症チェックリスト」で、買い物依存症度を調べて見ましょう。
□ 不安感やイライラする時には買い物が無性にしたくなる
□ 人が新型のバックや宝石を着けていると欲しくてたまらなく我慢できない
□ 目の保養のウインドウショッピングが、いつの間にか購入している
□ 店員に褒められると嬉しくなり、気持ちよくなりたくて頻繁に店舗に通いたくなる
□ なぜか、自分の気に入った物を人より安く買えると快感を覚えてしまう
□ クレジットカードの枚数が必要以上に多く、いろいろなカードを使っている
□ 一枚のカードが限度になるまで使い、限度がくると次のカードを使いショッピングもキャッシングも利用する
□ 買い物をしない日が無く、いつも何かが欲しい状態が続く
□ 欲しいと思い購入して、家に帰ってから後悔することが多い
□ 部屋に沢山の宝石やブランド品や物があふれていても次から次へと欲しくなる
□ 自分の意志で買い物を止めることが出来ずに買ってしまい、部屋に不要なものが溜まっている
□ 宝石店やブランド店などから案内状が届くと、行きたくてならなくなってしまう
いかがでしたか?
あなたに該当する項目はいくつあったでしょうか?
■ 〇が7個以上付いた人:買い物依存症に近く、またはすでに発症している可能性があります。
■ ○が3~6個付いた人:買い物依存症の予備軍です。気をつけないと何かのきっかけで依存症になる危険性があります。
■ ○が0~2個付いた人:今の時点では計画的な買い物を心掛けていますから、買い物依存症の確率は低いです。
買い物依存症の防ぎ方や直すには
買い物依存症の防ぎ方
ご自分が買い物依存症だと思った場合には、どのように防げばよいのか気になりませんか?
趣味嗜好品や、好きなものは欲しいと思う気持ちになる事は当たり前ですが、普通はお金がないと我慢します。
依存症の人は、お金が無くても物が欲しくて欲しくてならなくなります。
買い物依存症と言う名前は、現代病と言うよりは精神科の医者が病名を適当につけ、それが浸透しました。
ストレスが溜まっているから、気が付けば買い物をしている、自分の意志では我慢できないのが依存症です。
ご自分で、買い物依存症の防ぎ方には、「我慢をする努力をして、買わないという気持ちを強く持つ」しかありません。
自営業でしたから時間もあり、とにかくパチンコ店に一回行かないと気が済まないという中毒でした。
タバコなどのニコチン中毒にもなり、外国製のタバコ「lark」を一日4箱も吸っていました。
ある日、営業で回っていたお客さん宅で「ヤニ臭い」と言われてショックを受け、4度目の挫折ののち禁煙に成功しました。
禁煙すると、人の吸うたばこの匂いが気になり嫌になりますから、自然にパチンコ屋にも行かなくなりました。
タバコの匂いは、とにかく背広にも吸い込んでいて吸わない人からすると不衛生で、臭い人になります。
このように、買い物依存症や、他の依存症も自分で元を断つしかありません。
買い物依存症を直すには
■ 買い物依存症は、我慢が足らなく意志が弱い人ですから脱却する
■ 我慢が出来きる人になる努力をする
■ まず外出時には、必要以上のお金を持たない
■ クレジットカード(ショッピング・キャッシング)などは、解約して使用禁止
■ カードを持つなら「デビットカード」にすれば、口座にある金額しか買い物出来ない