宝石好きな方は、大事な宝石・貴金属は大切に保管されていると思いますが?
宝石箱の中にダイアモンドとパールを一緒に入れたりしていませんか。
当然ですが、ダイアモンドは硬度が高く、パールに傷がつきます。
チョットした乱雑な取り扱いで、宝石の高価買取に影響が出てしまいます。
宝石は「保管」や「ディリーケア」を間違えると大変です。
今回は、宝石や貴金属を上手に保管して、高価買取してもらう方法を書きました。
詳しいことは、本文をご覧くださいませ♪
目次
宝石の美しさを保つための基本的な保管方法
宝石・貴金属の美しさを維持する方法とは?
あなたは、宝石・貴金属はどのようにして保管していますか?
宝石・貴金属は、将来的に断捨離して不要になれば買取してもらい換金処分できる貴重な財産です。
日頃から几帳面の方は、宝石箱の中に指輪、ネックレス、ピアス、イヤリングと整理整頓されてきちんと保管されています。
お客様から断捨離する前の依頼で、宝石・貴金属を整理をしますと、ビックリすることもあります。
硬度の高いダイアモンドと同じ袋の中に、オパールやエメラルド、パール・真珠製品が乱雑に入っています。
当然ですが、ダイアモンドは硬度が10で、パール・真珠は3.5なので、リングの爪で簡単にキズがつきます。
他の宝石も傷がついたり、欠けたりしますと資産価値が悪くなり買取で換金処分する場合には評価が下がり高価買取してもらえません。
宝石・貴金属の上手な保管方法とは?
宝石は貴重品ですから、大事に取り扱うには宝石箱に指定席を作ります!
ご購入された宝石類は慎重に保管する必要があり、宝石箱にそれぞれの宝石に合う指定席をつくります。
宝石種類ではそれぞれの石の性格が異なりますし、硬いようでとてもデリケートで脆(もろ)い宝石もあります。
代表的な高級宝石ですが、下記のような特徴があります。
■ ダイアモンド:地球上で最高の硬度ですが、衝撃に弱くて割れやすいです。
■ エメラルド:硬度は高いけれど、内包物が多くて割れやすい。
■ オパール:硬度が低くて、砂でさえも傷がつく場合もあります。
■ パール:硬度がオパールよりもさらに低く、表面の真珠層がキズつきやすく剥離します。
このように、宝石箱の中でも整理整頓して保管しないと、硬度や性質の異なる宝石同士がぶつかるので危険です。
硬いダイアモンドがパールとぶつかり、パールの表面にキズがつくトラブルも起きます。
宝石・貴金属の保管方法「上級者向け」
リング類は、他の宝石とぶつからないように、宝石箱の差し込み溝に一定間隔をあけてしっかりと溝に差し込みます。
ネックレスやイヤリング、ピアス、ブレスレットは、個別のケースに一個、一個、別々の保管が良いと思います。
宝石・貴金属を同じケース内に保管する時には、ひとつずつビニールのコブクロに入れると整理整頓できて便利です。
将来的に断捨離で換金処分も考えると、日ごろから宝石・貴金属は丁寧な取り扱いを心掛けておくべきかと思います。
貴金属のみのジュエリーは、どんなにキズがついても変形しても最終的にはデザインではなく重さで換金処分できます。
しかし、宝石は硬度の低い石はドアの取っ手や、電車、自動車などの金属に触れ合う事でキズがつく可能性もあります。
宝石の石の硬さ(モールス硬度)
■ 10.0:ダイアモンド
■ 9.0:ルビー。サファイヤ
■ 8.5:アレキサンドライト、キャッツアイ
■ 8.0:トパーズ
■ 7.5:エメラルド、アクアマリン、ガーネット
■ 7.0:トルマリン、硬玉
■ 6.5:ナイフの刃
■ 6.0:オパール
■ 5.5:トルコ石
■ 3.5:パール・真珠、サンゴ
宝石・貴金属のディリーケア方法
日頃からの習慣で、いつでも美しく使用できます!
外出時で身に着けたジュエリーは、帰宅すると汚れを取り除くケアが大事です。
宝石を身に着けると、自然と脂や汗がジュエリーについていますので、使用後はシリコンクロスやセーム皮で汚れを拭き取る事が大切です。
特に、ダイアモンドは脂と相性が良く、放っておきますと手の脂や指紋が取れにくくなり輝かなくなります。
パール(真珠)は、汗でも変形や変色すると言われるほど繊細なもので、食品や化粧品、洗剤なども注意しないと真珠層が破壊されることがあります。
宝石は、爪や枠の間には洗剤やホコリが貯まりやすいので、ジュエリーをつけた後は、汚れのある時にはブラシなどで丁寧にケアを試します。
ジュエリーの汚れが頑固な場合のケアの仕方
宝石・貴金属(金やプラチナ・銀)のリングやネックレスがくすんできましたら簡単なケアを試すと良いかもしれません。
やり方はとても簡単で、洗面器にぬるま湯を入れて、中性洗剤を2~3滴たらします。
宝石を入れて軽くふり洗いをして、汚れの目立つところは歯ブラシで丁寧に軽くこすり汚れを落とします。
後は、中性洗剤を綺麗に洗い流します。
クリーニングやケアで注意すべきこと
ただし、これだけはクリーニングやケアで注意してくださいね。
水道の蛇口の下では排水口に流したり、落下して宝石が割れたり欠けや壊れたりしますので、必ず洗面器のなかでジュエリーを洗って下さい。
最後の仕上げには、柔らかい布で丁寧に水分を拭き取りドライヤーの冷風で優しく水分を飛ばします。
これで、あなたのジュエリーはいつも清潔で美しい輝きをして気持ちよく使用できます。
ご自分で中性洗剤でケアしてはいけないジュエリー
パール・真珠や、ターコイズ(トルコ石)、オパールなどは水分が染みて変色の原因となります。
宝石の汚れのひどい時や、ケアが不安な時は購入した宝石店に相談して専門に依頼して頼むこともよい方法です。
チョット待って!そのクリーニングの仕方
宝石の超音波洗浄機のクリーニングの注意事項とは
超音波洗浄機を使用しますと、確かにリングの裏や、メレーダイアモンドの爪の間の汚れが落ちて宝石が見違えるほど美しくなります。
しかし、超音波洗浄機は取り扱いや、利用方法を間違えますと大変な事になります。
硬度の低い石や、エメラルド、オパールやトルコ石、トパーズなどは厳禁で、硬度が高いルビーやサファイヤでもまれにヒビが入る場合もあるので要注意です。
メレーダイアモンドの入ったリングは、超音波洗浄の振動で石ズレしてメレーが外れる事があるので注意が要ります。
▶ 断捨離した宝石の保管と手入れを間違えると高価買取はできません!