宝石の意味はご存知でしょうか?

また、宝石はどうやってできるのでしょうか?

ダイアモンドやルビーやエメラルドは、宝石で誕生石でもあり鉱物です。

では、鉱物でもない、真珠や琥珀、珊瑚、象牙、べっ甲なども宝石なのでしょうか?

今回、このような素朴な疑問に関して書いてみました。

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宝石は、どうやってできる?

そもそも宝石とは何ですか?

ウイキペディア(フリー百科事典)で調べますと、宝石とは、稀少性が高く美しい外観を有する固形物の事。

一般的に外観が美しく、アクセサリーなどに使用される鉱物を言う。と記載されています。

内容をまとめますと、宝石とは主に天然鉱物としての「無機物結晶」を指した言語で、中には数種の「無機物の固溶体」があります。

無機物の固溶体とは、12月誕生石のラピスラズリ・1月誕生石のガーネットが代表する宝石になります。

また、「非晶質」の、オパール・オプシディアン(黒曜石)・モルダバイトや、生物に起源にする「有機質宝石」の真珠・珊瑚・琥珀などもあります。

「人工合成物質」の、キュービックジルコニアなども天然ではないですが、人工的なものも宝石の仲間入りしています。

宝石種類で宝石の条件や天然石とパワーストーンの違いや価値とは

宝石と呼ばれる基本的な4つの条件と意味はご存知ですか?

 

宝石で参考になる面白い本「ももこの宝石物語」

だれでも面白く読める宝石の本には、「ももこの宝石物語」があります。

私も購入して読みましたが本当に面白い本で、あまり内容を書きますと「ネタばれ」になりますので省略させて頂きます。

本を購入した人の沢山の感想やレビュー記事が103件ありますので、人気がある宝石の本になります。

興味のある人は、Amazonをご紹介しますので、下記から「ももこの宝石物語」をご覧になって下さいね♪

 

宝石のでき方と誕生

「宝石 どうやってできるの?」で、宝石のでき方なんですが、少し専門的で難しいですが参考になさって下さい。

あなたや私たちの周りにある物質は、「92種類」の元素の一種もしくは、それ以上の原子で構成されていると言われています。

目に見える物質の形成には、化合物が分解して溶液(液体)になると、その成分はイオン化して、「+」・「-」の電荷を持ちます。

そして、反対側の電荷のイオンと結びついて物質が出来上がります。

どういうことかと言いますと、地球内の熱い溶液(マグマ)が冷却すると、そのマグマ内の成分からある種の鉱物が出来上がります。

こうしたマグマが凝結したり、溶液が蒸発する事で、原子が一定の配列されたパターンとなり、結晶や結晶性物質が誕生します。

これらが長い年月をかけて私たちの前に姿を現したのが「宝石」と呼ばれるものです。

下記に、一般的によく知られている宝石の誕生を少しご紹介いたします。
 

ダイアモンドの誕生

宝石の王様と言われ、4月誕生石の「ダイモンド」、一部では「ダイモンド」と呼んでいます。

「ダイアモンド」なのか「ダイヤモンド」と呼ぶのかが気になる人は、下記を参考になさって下さい。

「ダイヤモンド」と「ダイアモンド」どちらの呼び方が正解なの?

 

映画などでも出てきます代表的なマグマと知られている「溶融岩塊」が少しずつ冷却されて出来上がったのがダイアモンドの母岩になります。

良く、ダイアモンドは鉛筆の芯と同じ炭素と言われますが、それは、地球内部で高温高圧で結晶しただけに強固な物質です。

マグマの中の炭素成分が2千度以上の高温と、約5万以上にも及ぶ圧力により結晶化されます。

約150~190キロメートルの深さで長年かけて形成された物質が、あの美しい輝きで人を魅了するダイアモンドの原石に誕生します。

ルビーやサファイアの誕生

7月誕生石のルビーや、9月誕生石のサファイアは、「コランダム」と言う鉱物からできる、いわば「姉妹石」です。

宝石 ルビーとサファイアは姉妹石なのに「赤色」と「青色」の理由とは

 
コランダムが形成されるには、既存の岩石内にマグマの侵入があり、温度の急激な上昇とマグマの流出する溶液が生まれます。

このような過程で、鉱物内の石灰岩が再結晶すると、コランダム(ルビーやサファイア)が誕生します。

また、既存の岩石にマグマの侵入と、温度の上昇とマグマの流失する溶液の両者により、元の岩石の再結晶する宝石が形成されます。

この岩石が再結晶した鉱物の代表的な宝石が、あなたも良くご存知の1月誕生石のガーネットですが、スピネルや他の鉱物も出来るから不思議です。
 

オパールやトルコ石など

河の中でも宝石が出来る場合があり、水流によって河砂利に重たい鉱物が沈殿したものも貴重な宝石が誕生します。

長い年月が必要となりますが、沈殿したモノが長い年月で押し固めながら徐々に水分が蒸発した結果、堆積物の中に宝石が形成される場合があります。

こうして堆積物の中から誕生する宝石は、オパール・マラカイト・トルコ石・クンツァイトなどで、多くは砂利の中から見つかります。
 

エメラルドやアクアマリン

5月のエメラルドと、3月誕生石のアクアマリンは全く色が違いますが、実は「姉妹石」なんです。

マグマで、花崗岩(かこうがん)に似た構成物質が、地中深くで冷えるの連れて多くの成分が結晶化し始めると宝石の基本が始まります。

このようなマグマが長時間液状で残存する事で、大きくて良質な結晶が形成されて「ベリル」になる石が岩脈で稀に形成されます。

ベリルは、エメラルドやアクアマリンの鉱物名で、マグマの溶液が周囲の岩石の割れ目などからも形成される場合もあります。

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有機質宝石は、どうやってできるの?

有機質宝石とは

宝石と言われるものの多くは鉱物(無機質)で出来ています。

ところが、鉱物でもない真珠・珊瑚(さんご)・琥珀(こはく)・象牙(ぞうげ)・鼈甲(べっこう)なども昔から宝石として扱われていました。

これらの宝石は「有機質素材」で、動植物の器官や組織、または生物の生理作用に関連する物質で「有機質宝石」と呼びます。

有機質宝石は、鉱物で出来ている宝石とは違い、硬度が低くキズが付きやすく、酸やアルカリにもとても弱いので、取り扱いには注意しましょう。

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