カメオの本物と偽物の見分けがシェルでは難しいと思いませんか?

最近では、アクリル製でも本物に見える加工品がよく見かけます。

また、同じ作品で、シェル(貝)とメノウ(石)とはどちらが価値があるの?

それぞれ、好みだと思いますが実際はどうなのでしょうか?

 

スポンサーリンク
 

カメオのブローチで、シェルとメノウの価値の高いのは?

最近、宝石やジュエリーを断捨離しました。

母親は宝石が大好きで、母からもらったジュエリーの中に何点かのカメオがあります。

カメオのブローチですが、シェルカメオとメノウカメオと同じような大きさで横顔の女性のものがあります。

18金の枠で加工してありますが、枠抜きでカメオの価値はどちらが高いのでしょうか?

私もカメオが好きで、シェルでもストーンでも作家ものを中心に揃えていて、過去にはイタリアのカメオ作家P氏を呼んで実演販売もしました。

ストーンカメオは、ゲルハルド・シュミットの風景が個人的に好きです。

ブローチやペンダントは、カメオの作品の後に18金やWGで枠を加工しますが、枠に宝石を入れる場合もあります。

カメオですが、正直なところ非常に価値が分かりにくいジュエリーの一つです。

元の原材料は、シェルとメノウですが他の宝石類と違い安く、そこに機械彫りか、作家が彫り価値がでます。

同じ位の彫りですと「価値はどちらが高いとは判断できない!」というところ正直な答えです。

カメオとは?

カメオ(Cameo)とは、シェル(貝殻)・メノウ(瑪瑙)・大理石・トルコ石などに浮き彫りしたジュエリーや工芸品です。

カメオの偽物には、天然石の土台の白い素材や、黒のオニキスの上に他の彫刻をした人物や動物を彫った、別の天然石を張り合わせたものがあります。

また、フェイクカメオといわれる「アクリル」などを彫って作られたものや、アクリルを型に流し込んで固めて作ったものもあり、触ると直ぐに分かります。

シェルカメオ:マンボウガイ・トウカムリ・ホシダカラなどの厚い貝殻に浮き彫りを施したものを指します。

ストーンカメオ:メノウや宝石類(トルコや水晶グループ)などの石に浮き彫りを施したもの。

アクリルカメオ:アクリル樹脂をカメオ風に成型したものでイミティーションです。

メタルカメオ:金属をカメオ風に成型したもの。

カメオを正確にいいますと、表面に浮き彫りしたものを「カメオ」、沈め彫りを施したものを「インタリオ」といいます。

これらのカメオとインタリオをまとめて「カメオ」と呼ぶ場合が多く、極端な言い方をすれば材質はなんであれ浮き彫りであれば「カメオ」ということです。

シェルカメオ

ジュエリーとしてのシェルカメオは、大きく分けますと2種類あります。

オレンジ系や茶色系が一般的ですが、ピンク色は市場性があまりありません。

シェルカメオの原産地はイタリアで、現在も沢山の作家が活躍しています。

オレンジ系のカメオは比較的柔らかく、素材の貝の一層目と二層目の色合いの境目が似ているので濃淡がハッキリしません。

作品を少し離して見るとモチーフが少しぼやけたように見えますが、暖色的なイメージのため優しい感じで好まれています。

茶色系は、貝が硬質で希少性も高いので材料としては高価なため作品の値段も高くなります。

殆どは、デザイナーといわれる職人が彫刻刀で彫る手彫りが多く、熟練の作家が彫る場合もイタリアでは当たり前です。

カメオ作家としての初心者は、柔らかく材料費の安いオレンジ色の貝を使い、日々努力して技術アップすることが一般的です。

シェルカメオは、貝の凸凹が均一でないために機械彫りは難しく、殆どは手彫りの一点ものとなります。

スポンサーリンク
 

メノウカメオ

メノウカメオは、メノウの縞模様を上手く利用して作成します。

メノウは一層目の色は白色が大半で、二層目の色は黒、青、赤、オレンジ、黄、緑など多色があります。

彫刻の原産国は「ドイツ」です。

カメオには、半貴石の多色性の色合いを持つ品質の良い効果なメノウを材料と使用します。

比較的、お手頃な価格でお求め出来るストーンカメオでは、安価なメノウを染色して使用する場合が多いです。

ストーンカメオの材料は硬度(7.0~7.5)と硬いので、シェルカメオのように彫刻刀では彫れません。

メノウカメオには「手彫り」と「機械彫り」があります。

最初は1枚目の作業には作家が手彫りします。

1枚目を複写しカメオの原版をつくり機械を使って彫る(機械彫り)で大量生産も可能です。

当然ですが原本(1枚目のマスターピース)は高価ですが、2枚目以降の機械彫りは彫りの良し悪しはありますが安価な作成も可能となります。

安価と言えども、商品の出来栄えや作家の人気や制作枚数により価格は違い、機械彫りとはいってもとても綺麗な彫刻に仕上がります。

ストーンカメオ

ストーンカメオは、メノウは勿論ですが、半貴石で加工したカメオも沢山あります。

シェルとメノウは代表的ですが、トルコ石、アメシストやローズクォーツなどの水晶系や半貴石に彫るものがあります。

あと、オニキスなどもカメオの素材で多く利用されます。

天然石のブルーレースアゲートの意味やカメオとの深い関係とは
 

まとめ

カメオは日本人は勿論ですが、世界中で古くから人気のあるジュエリーです。

シェルカメオやメノウカメオ・ストーンカメオは、材料になる材料の値段や品質により価格が大きく左右されます。

それらに、作り手の芸術性や人気の度合い、作家の彫刻の良し悪しなどでも価値は違ってきます。

人物像でしたら、表情の良さ、彫りの深さ、髪の毛の細部にわたる躍動感、背景とのコントラストなど個性的な魅力を見ます。

また、手のしぐさや美しい彫りや、一目で魅了される全体的なバランスなどの立体感がどれだけ表現されているかも重要です。

カメオの価値に関しては、彫られた時期や、現在の流通量で現存数がどうなのか、作品としての作家の人気度でも違います。

特にシェルカメオでは、イタリアの作家として人気の地位と世界的な知名度も大きく価格に影響があります。

シェルカメオでも、メノウカメオやストーンカメオは、その作品が自分を虜にする要素があるなしで違います。

カメオでは、見る人の価値観が大きく、ある程度のカメオの知識を持つと宝石店でのウインドーショッピングも楽しくなります。

カメオの意味や素晴らしいアートの世界での良い品の見分け方

断捨離した宝石 カメオを買取で換金処分する時のワンポイントとは

スポンサーリンク