パール(真珠)は、6月誕生石です。

中でも黒蝶真珠は、高級品として幅広い年代に人気のある真珠ではないでしょうか。

黒蝶真珠は、なぜ、「タヒチ黒真珠」と呼ばれているのでしょうか。

黒蝶真珠は冠婚葬祭ではどのように着ければ良いのか、迷う場合もあります。

また、黒蝶真珠は黒色以外にもどのような色があるのでしょうか。

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黒蝶真珠とは

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黒蝶真珠の意味

黒蝶真珠は、名前の通りにパール(真珠)の仲間で、6月の誕生石です。

黒蝶真珠は、黒蝶養殖真珠とも言い、主に南洋の黒蝶貝から採れる真珠でシルバーや黒の真珠の事を指しての呼び名です。

黒蝶養殖真珠は、一般的に「タヒチ黒真珠」、または「黒真珠」と呼ばれていて、鋼鉄色や灰色の珠が多いですが、まれに漆黒の上等な色があります。

黒蝶真珠は、フレンチポリネシアのタヒチ産が有名な事から「タヒチ真珠」とも呼ばれ、その名前が浸透しました。

 
また、アコヤ真珠などに染色処理して「黒真珠」と呼ぶものとは違い、黒蝶真珠の場合は天然の色で黒色の真珠の珠が生まれます。

 

黒蝶真珠の色の種類

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黒蝶真珠は、色のバリエーションが豊富です。

自然界が作り出す微妙な色の具合が魅力的で、二つとして同じ黒真珠の珠は存在しません。

殆どの色は鋼鉄色や灰色の濃い色や薄い色が多いのですが、中にはとても光沢の素晴らしい孔雀の羽を連想するような色があります。

その黒蝶真珠の色は、「ピーコックカラー」と呼ばれている、ピーコックグリーンや、グリーンブラック系の色が人気ですが、年々産出量が減りつつあります。

他の黒蝶真珠の色の種類

グリーン系のタヒチ真珠

ブルー系のタヒチ真珠

グレー系のタヒチ真珠

ブラック系のタヒチ真珠

ブラウン系のタヒチ真珠

イエロー系のタヒチ真珠

このように、黒蝶真珠の色の種類には黒色だけではなく、沢山の色合いがあります。

 

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黒蝶真珠の形の種類

黒蝶真珠は、天然のものは別として多くは養殖された真珠です。

自然界の条件の中で形成されて誕生されますから、色や形には色々な特徴があり、一つ一つの違いが個性的なのがまた魅力だと思います。

黒蝶真珠の形は、あこや真珠や白蝶真珠と同様に色々な形があります。

黒蝶真珠の形の種類

ラウンド(丸型)

セミラウンド(O型)

ドロップ(しずく型や涙型)

バロック(変形)

サークル型

ボタン型

オーバル型

ケシ型

このように黒蝶真珠の珠の種類には色々とあります。

 
ただ、一般的にはどの真珠の種類も同じですが、ラウンド(丸型)が良いとされますが、個性を楽しむのでしたらバロック型などが楽しめます。

 
黒蝶真珠は、完璧な真円(ラウンド)で大きい粒になるほど養殖で採れる量が難しく希少で、価格は高価となります。

イヤリングでよく加工される、ドロップ(しずく型)も人気が高くてペアにするには良く似た大きさや色合わせが必要です。

それで、形や色が綺麗にペアになって揃っている場合には、価格や評価も高くなります。
 

黒蝶真珠の粒の大きさ

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あこや真珠の場合は、直径5.0~7.0ミリが主流で8.0ミリ以上になりますと途端に価格が高くなります。

一方の黒蝶真珠の場合では、直径10ミリ~11ミリと大粒が採れるのが魅力です。

 
黒蝶養殖真珠のサイズは、小さい珠で7.0ミリ位で大きい珠では18ミリ位までのものがあるのが特徴です。

一般的に真珠の養殖では核入れは1回で済みますが、黒蝶真珠でサイズの大きい珠を形成するには同じ貝を2回使用します。

最初は10ミリ位の核入れした真珠を養殖して、2回目には10ミリ以上の核が挿入されて11ミリ以上の珠が真珠の命と引き換えに作られるのです。

本当に黒蝶真珠に頭が下がる思いで、高価な理由もうなずけます。

現在では養殖真珠の技術も向上して、養殖サイズの拡大化に伴い8.0~10ミリの珠の生産が激減しているようです。

黒蝶真珠は10ミリ~13ミリ前後が主流で人気の大きさです。

 

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黒蝶真珠のテリ(光沢)

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黒蝶真珠の美しさは輝きの具合、つまりテリ(光沢)で決まると言っても過言ではありません。

本当にテリの良い真珠珠では、鏡のように見ている人の姿が映り、真珠層の巻きが厚いほど輝きが良くなり高価となります。

 
特に黒蝶真珠の場合は、真珠の表面だけではなく、内面からの深みのある真珠特有の輝きや、しっとりとした中にも力強い光沢の出る色合いが価値が高いと言われます。

どこか魅力的な人と似ていて、外見上の魅力は勿論ですが、内面から出る美しさが出ている人のようです。
 

黒蝶真珠の主な養殖されている場所

黒蝶真珠の養殖は日本発祥だと言う事はご存知でしょうか?

実は、1914年に沖縄の石垣島から始まり、世界で初めて黒蝶真珠の養殖に成功しましたが、宝飾品とするには沖縄だけでは生産量が少なかったのです。

ほとんど日本国内で販売されていたために、世界各国に行き渡るだけの量が少なすぎました。

1980年代に入ると、タヒチの養殖真珠の生産が本格的に始動して、生産量の拡大で世界中に行き渡る量が採れるようになりました。

 
現在では世界に流通している95%以上の黒蝶真珠がタヒチで養殖され、「タヒチ黒真珠」と呼ばれる所以でもあります。

タヒチ以外では、フレンチポリネシア・クック諸島・フィジー島・沖縄などの場所でも少量ですが作られています。

南洋黒蝶真珠と言われるように、黒蝶真珠は暖かくて水温の高い、しかも微生物の少ない綺麗な海で育ちますから、これらの場所が適しているのでしょう。
 

黒蝶真珠ネックレスの使い方

6月誕生石で人気の黒蝶真珠ですが、黒色、緑色、黄色の色素を持ち備えていて、天然な色の魅力が特徴です。

黒蝶真珠の魅力は多いのですが、いざ、着けるとなるとどのような場面で、どのように使用したらよいかと迷いも出ます。

 
特に、冠婚葬祭での選び方は注意が要ります。

下記に真珠や黒蝶真珠の関連記事もありますから、参考になさって下さい。

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