イエスキリストと関わりが深い、3月誕生石のブラッドストーン。
天然石のブラッドストーンは、「献身的な勇気で争いごとを鎮(しず)める」天然石として知られています。
また、同じ3月生まれの、珊瑚(さんご)と同様に「安産のお守り」 や「妊娠しやすくなる」と密かな人気もあります。
天然石のブラッドストーンを生前整理して買取する場合のお得な情報を書いてみました。
買取に便利なブラッドストーンの「生前整理」の仕方
天然石のブラッドストーンは一般的にはあまり馴染みのない天然石かもしれません。
ところが、「安産のお守り」 や「妊娠しやすくなる」と密かな人気石で、宝石の珊瑚やアクアマリンと同じ3月誕生石なんです。
もし、ブラッドストーンがあり、「生前整理」して、業者で買取してもらう時の参考になさって下さい。
ブラッドストーンを説明した「鑑別書」やご購入されたお店の「ケース」や「保証書」、領収書があれば購入時の価格が解り一番良いです。
どのような宝石種類でも、鑑別書には製品素材、石の特徴や脇石のダイアモンドのct(カラット)が画像と共に明記してあり評価しやすいです。
しかし、かなり以前に購入した品で、鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように区分してみて下さい。
天然石のブラッドストーンは、欠けたり、傷ついていないか?
リングやペンダントやその他の宝飾品の中石(ブラッドストーン)は、欠けたり、傷ついていないか?
通常は、石が傷ついたり、欠けていた場合は商品価値が殆どありません。
石に傷がついていても、特別高価な石の場合は「リカット」して再生できますが、ブラッドストーンはこの限りではありません。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことですが石が小さくなります。
この場合は、業者で「買取」してもらい、換金(お金に変える)が望ましいです。
その時は、枠の素材が何なのか見ます(K18,PT900,PT850,SV)、ただし(K18GP,K18GFの刻印)は偽物やメッキ品です。
リングの中に「刻印」がしてありますが、中にも無いものもあります。
■(例)K18 3.25 0.50
この場合は、素材が18金、3.25は石のカラット(重さ)、0.50は、脇のダイヤモンドのカラット(重さ)です。
ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量(石を含む)が8.5グラムですと、石の重さは(3.25ct+0.50ctX0.2グラム=0.75グラム)
8.5-0.75=7.75グラムが枠の正味の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
■K18の買取価格の目安と概算
■当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠7.75グラムの買取価格の計算です。
4.500X7.75X0.75X0.7=18.309円(枠代)となります。
■Pt850の買取価格の目安と概算
■当日の地金買取相場X枠の地金重量X0.85(Pt850は850/1000)X0.7(係数:お店により違います。)
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt850で、7.75グラムのときの買取価格の計算です。
3.000X7.75X0.85X0.7=13.833円(枠代)となります。
■スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、上記の金額に中石代金を加えますがあまり期待しないほうが良いかと思われます。
リングやペンダントの中石のブラッドストーンが美しい時
その品に愛着があるか、無いかを考えます。
愛着のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントも良いかもしれません。
デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
リングやペンダントのデザインが古いと感じる時
その品に愛着が無く、しかもデザインが古い場合は地金として換金処分も良いかと思います。
中石が特別な美しいと思われる場合などは石だけ取り置きも良いかもしれません。
どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となりますから処分時は、慎重にして下さい。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、中石と価格評価をしてくれます。
天然石 ブラッドストーンの意味とは
ブラッドストーン(bloodstone)の鉱物名は「血碧玉(けつへきたま)」といい、和名では「血石(けっせき)」と呼ばれます。
濃緑のジャスパー(潜晶質石英=クリプトクリスタン・クオーツ)の天然石の地の中に血赤色の小斑点のある石を「ブラッドストーン」と呼びます。
また、古語では別名を「ヘリオトロープ」とも呼ばれています。
かってのエジプトのヘリオポリスからこの石が産出したことや、ギリシャ語の「ヘリオス=太陽」「トロポス=向く」がその名前の由来みたいです。
ブラッドストーンの良い石の見分けポイント
■ ブラッドストーンは、緑の地に赤の斑点がくっきりと見えるものが最高石
■ 色ぬけや、色むら、傷のあるものは避けると良いと思います。
【雑学】天然石 ブラッドストーンとは
ブラッドストーンは、緑色の中に赤い血潮が滴(したた)るような点々の輝きは「十字架にかけられたキリストの足の血」を思わせると言われます。
この石をお守りとして戦場に行くと、戦場を切り抜ける勇者の守護石になると信じられていました。
ブラッドストーンは生きることへの前向きな欲求を高めてくれる天然石なので、人生に対して喪失感を持っていたり、生きることに疲れたりしている人のお守りとなります。
この石を保つことで、心身の両面からゆっくりと力強くサポートしてくれます。
天然石 ブラッドストーンの一口メモと鉱物特徴
ブラッドストーンは、ジャスパーの中で緑色の地に赤い斑点模様の見られる天然石を指しています。
この赤い斑点のように見える部分の発色要因は、緑泥石等を含むジャスパーの生地に酸化鉄等を含む鉱物が点在しているのが原因とのようです。
天然石 ブラッドストーンの一口メモ
■ 誕生石:3月誕生石
■ 石言葉:知性、勇気、献身
■ 守護 :うお座、木曜生まれ
■ 愛:おひつじ座、さそり座
■ 3月の誕生花:三色すみれ(花言葉:物想い、思惑)
天然石 ブラッドストーンの鉱物特徴
■ 透明度:不透明
■ 結晶系:六方晶系(潜晶質)
■ 成分:SiO2
■ 硬度 :7.0
■ 比重 :2.58~2.91
■ 光沢:玻璃光沢
■ 主な産地:インド、オーストラリア、ブラジルなど
天然石 ブラッドストーンの逸話
ブラッドストーンには、有名な逸話と伝承があり、イエスキリストがゴルゴダの丘で磔(はりつけ)にされた時に関係があります。
イエスキリストが磔にされた時のちょうど十字架の下にあった石にイエスキリストの地がしみ込んで出来たといわれています。
その為、絶対的に「邪悪」や「魔的なもの」を寄せ付けないお守り石とも信じられていました。
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