淡水真珠は他の真珠にはない魅力があると思います。
最近は養殖技術の向上で大粒の淡水真珠が養殖されています。
遠くに見ますと、白蝶南洋真珠と見分けがつかないほど綺麗です。
そんな、淡水真珠の魅力について書いてみました。
目次
淡水真珠とはどんな真珠のことですか?
淡水真珠とは、主に川や湖水の中で育った養殖真珠のことです!
主に池蝶貝(イケチョウガイ)という二枚貝から採れる真珠を「淡水真珠」または「淡水パール」と言います。
真円ではなく米粒状やスティック状などさまざまな形に成長して、色が豊富なのも特徴です。
淡水真珠の産出地と他の真珠との違い
淡水真珠も他の真珠(アコヤ真珠、白蝶真珠、黒蝶真珠、マベ真珠)と同じく真珠の仲間です。
通常の真珠は海水でつくられているのに対して、淡水で生息貝の池蝶貝(イケチョウガイ 英名:Freshwater Mussel)やカラスガイによって産みだされる真珠の総称として呼ばれています。
現在市場に流通している淡水真珠はほとんどは、琵琶湖や霞ヶ浦の養殖によって生産されている無核真珠です。
琵琶湖産は「Biwa paarl」と呼ばれ、中国産は「China pearl」と呼んでいます。
日本で採れる淡水真珠は、主に琵琶湖で10貫(約40㎏)や霞ヶ浦で31貫(約120㎏)とごくわずかです。
最近では中国産(ヒレイケチョウガイ)の出現により、全体的に淡水真珠の品質は向上し価格もお求め安くなりました。
淡水パールの一口メモ
■ 誕生石:6月の誕生石
■ 宝石ことば:健康、富、幸福、純真、長寿
■ 硬度:3.5~4.0
淡水真珠と他の真珠との大きな違い
淡水真珠と他の真珠との大きな違いは何なんでしょうか?
それは養殖方法だと思います。以前は、母貝内に外套膜片のみを挿入し、球状の核を挿入しない、つまり核なし真珠ですから真珠が真円には育たずにライス型やドロップ型といった変形の真珠が多く産出されます。
最近では淡水真珠も核入れや小玉の淡水真珠を使い、10ミリを超える大きい真珠の産出も可能となりました。
昔は淡水真珠の白は、アコヤ真珠に比べるとテリや艶は良くなかったですが、最近の技術の進歩で美しい淡水真珠が完成しています。
淡水真珠は安物のイメージだけども?
一般的には淡水真珠は安いものと思われています。
これは、初期段階では品質管理も悪く、淡水真珠の無核養殖のときのライス状真珠の大量に生産されたイメージが強く残っているからだと考えられます。
現在では着けているだけでは淡水真珠か白蝶真珠か遠目では判断付かない製品も多くあります。
淡水真珠バロックネックレスの魅力
淡水真珠の魅力をお話しいたします。
現在では淡水真珠は「お土産用」や「アクセサリー」に使う安い価格のもの。
そして、「宝飾品」として使用する高品質品とに区分されて販売されています。
最近では平均して13ミリ前後の、南洋真珠と見間違えるほどの立派な淡水真珠が生産可能です。
実際に白蝶真珠や黒蝶真珠の真円(ラウンド)で真珠の価値を決める「大きさ」「テリ」「巻き」「色」を
求めますとかなり高額となります。
その点、淡水真珠の大粒のテリの良いバロックネックレスを着けると高級にみえますがが、価格は信じられないほどお手頃価格です。
TVでセレブさんが良く南洋真珠のマルチカラーのネックレスを着けていてゴージャスです。
マルチカラーとは、南洋真珠の大粒の珠で色が白、黒、ゴールド、黄色をバランスよく配列したネックレスです。
南洋真珠のテリのよいマルチカラーネックレスだと数十万円しますが、淡水真珠ですとその半分以下の予算で楽しめます。
ですから、今度お出かけされたら淡水真珠バロックやマルチカラーネックレスをご覧ください。
きっと、周りからの熱い視線を感じると思います。