天然石で、12月誕生石の宝石種類はトルコ石です。
トルコ石は、ターコイズともいい、和名は、思わず笑ってしまいます。
「トルコ」で、トルコ石が産出されると多くは思いがちですが事実は違います。
そんなトルコ石の「断捨離」と「買取」に関しての売却テクニックとは。
目次
宝石としてのトルコ石の便利な「断捨離」や「買取」活用方法
トルコ石を高価買取してもらうための活用方法
宝石箱の中や、タンスの奥を断捨離して出てきた、トルコ石や、その他ジュエリーの数々。
リングのサイズが合わなくてそのままになっていたり、デザインが古いと感じて使用していないジュエリーもありませんか?
親や義母からのもらったもの、親戚や、遺品整理で授かった品など、現在の資産価値はどれ位か、また、買取してもらうといくら位か、気になる場合もあるのではないでしょうか?
トルコ石と一緒に「宝石鑑別書」が取り置きしてあると一番良いのですが無い場合もあります。
また、ご自分でかなり以前に購入した品で、宝石鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように区分してみて下さい。
■トルコ石は、ひび割れや傷ついていないか、状態はどうなのか?
買取では、通常は、石に傷ついていたり、欠けていた場合は商品価値がなく買取されません。
特にトルコ石の場合は、乾燥によるひび割れや、変色、色むらになることがあり注意が必要です。
石に傷がついていても、特別高価な石(5大宝石)の場合は「リカット」して再生できますが、トルコ石は不可能です。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くし新品仕上げすることです。
石に傷などがある場合には、「買取」してもらい、換金(お金に変える)が望ましいです。
業者に売却する前の「買取」時は、枠の素材が何なのか調べて見ます。
トルコ石の商品としての多くの使用貴金属は(K18,PT900,PT850,K18WG,K14,K14WG,SV900,SV)が多いです。
ただし(K18GP,K18GFのGPやGFの刻印)は偽物やメッキ加工品です。
リングの中に「刻印」がしてあります。ペンダント等は枠の裏にあります。(無いものも中にはあります。)
(例)K18 4.00 0.60 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)
この場合は、素材がK18(18金イエローゴールド)、4.00は中石のカラット(重さ)、0.60は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
最近では、K18WG(18金ホワイトゴールド)も多いです。ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量(石を含む)が10.0グラムですと、石の重さは(4.00ct + 0.60ct X 0.2グラム=0.92グラム)
10.0-0.92=9.08グラムが枠の正味の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
■K18の<枠>買取価格の目安
■当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が4.500円/gの場合の、K18枠9.08グラムの買取価格の計算です。
4.500X9.08X0.75X0.7=21.451円となります。
■Pt900の<枠>買取価格の目安(古い品で、Pm900の刻印の場合もあります)
■当日の地金買取相場X枠の地金重量X0.90(Pt900は900/1000)X0.7(係数:お店により違います)
したがって、Pt地金買取価格が3.000円/gで、Pt900で、9.08グラムのときの買取価格の計算です。
3.000X9.08X0.90X0.7=16.207円となります。
ちなみに、Pt850(Pm850)の場合の計算方法は(850/1000=0.85)です。
スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に中石と枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、通常は中石<トルコ石代金>を査定して加えますが、この石は買取ではあまり期待しないほうが良いかと思われます。
■リングやペンダントに使用の中石<トルコ石>が美しい時
その品に、あなた自身が愛着があるか、無いか、今後使用するかどうかを考えて見ます。
愛着のある品は、お子さんやお孫さんに、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
良い中石で、デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
その時は、旧枠を下取りしてもらい加工代金の一部としても利用も可能です。
トルコ石は、硬度が低いため傷が付きやすく、決してご自分で枠から外さないようにして下さい。
無理に外そうとして、トルコ石に傷がついてしまいますと、それで価値がなくなり石の「買取」査定も「0」となります。
ご家庭や、宝石店でサービスでの、超音波洗浄器でのクリーニング(まれにスキルのない販売員もいます)は禁物です。
■ジュエリーのデザインが古いと感じる時
その品に愛着も無く、しかもデザインが古い場合は地金枠と、トルコ石を買取処分も良いかと思います。
製品として再販のための「買取」できるか、「スクラップ処分」にするかは市場性を考えた業者の判断です。
中石が特別な美しいと思われる場合などは、トルコ石だけ取り置きも良いかもしれません。
どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となりますから処分時は、慎重に業者を選定して下さい。
良心的な買取店であれば、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)、トルコ石も再販商品として良い買取評価をしてくれます。
■宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。
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宝石 トルコ石の意味や特徴とは
青色系で、不透明な天然石の代表はトルコ石
天然石のトルコ石(Turquoise)は、12月誕生石の「ターコイズ」として、そのさわやかな青色が人気の宝石です。
和名ですが、思わず笑ってしまう「土耳古石(とるこいし)」ですが、これは完全な当て字だと思いませんか。
トルコ石は、そのさわやかな空青色の美しさでエジプト王朝やメキシコ王朝時代に至るまで、人々の心を魅了してきました。
しかもトルコ石は、はじめて宝飾品で身を飾るのに使われた、歴史の古い宝石の一種です。
一例として、7500年前も前のエジプト女王のミイラの腕に、トルコ石を埋め込んだブレスレットが発見されました。
このブレスレットの宝飾品が、世界最古だといわれています。
天然石 トルコ石の良い品のポイントと見分け方
■ 生地の詰まった深いブルーのものが評価が高い。
■ 合成、練り物が多いので。安価なものは確認が必要です。
■ 本物が欲しい時は鑑別機関の「宝石鑑別書」が付いている石が安心です。
【雑学】宝石と呼ばれるトルコ石とは
色や模様の特徴は、産地により変化のある宝石
トルコ石は産地によって色や模様に特徴の出る宝石です。
最高品質といわれるのが「イラン産」で、ライトブルーの色むらのないものが高く評価され、別名「ペルシャン」とも呼ばれています。
トルコ石は、中国やアメリカ合衆国でも産出される宝石です。
もっと詳しく分類しますと、イラン産は青味が強いライトブルー、アメリカ産は緑がかったブルーが特徴です。
また、中国産は濃い緑色のものが多く産出されています。
トルコ石は現在、産出量が極端に減ってしまった宝石で、「正真正銘の本物のトルコ石」は、小さくてもかなり高価になりました。
それで、最近では練り物や合成品、イミティーションが多いので注意が必要な宝石の一つでもあります。
天然石 トルコ石の鉱物学・一口メモと特徴
鉱物としてのトルコ石の特徴は「多孔質」です!
このため、水や油を吸収して汚れやすい欠点を持ちますが、それが利点にもなります。
この性質を逆に利用して染料や油をしみ込ませると好ましい色と艶(つや)を与えることが出来、その加工法は古くから行われています。
また、雑貨店やアクセサリーショップでも比較的安価で売られていますが、これらによくあるのが「練り物」です。
トルコ石の原石を加工時に研磨したときにでた粉を樹脂を加えて固めたもので、宝石としての価値はありません。
よく「ハウライト・トルコ石」と呼ばれている石もトルコ石のそっくりさんでトルコ石ではありません。
色以外の質感がトルコ石と似ているため、ターコイズブルーに染色(染める)されて売られています。
ただ、ちよっと見ただけでは、本物か偽物か、天然なのか、練り物かは判断が難しいのが本音です。
天然石 トルコ石の鉱物学・一口メモ
■ 誕生石:12月誕生石
■ 石言葉:成功、繁栄、旅の安全
■ 守護 :やぎ座、土曜生まれ
■ 愛 :三碧木星、八白土星(白)、
■ 記念日:3年目の結婚記念日(革婚式)
■ 12月の誕生花:ひいらぎ(花言葉:先見、用心)
天然石 トルコ石の鉱物特徴
■ 主な色:無色、黄色、灰青色、青色、ピンクなど
■ 透明度:透明~半透明
■ 結晶系:斜方晶系
■ 成分:Cu2+Al(PO4)4(OH)8・4H2O
■ 硬度:5.0~6.0
■ 比重:2.76
■ 光沢:樹脂光沢(ワックス状の蝋光沢)
■ 鑑別ポイント:比重、屈折率、熱ピン、紫外線ライト
■ 主な産地:エジプト、イラン、中国、アメリカ合衆国など
■ 類似石:オドントライト(マンモスの化石)合成石、プラスチックなど
天然石 トルコ石の逸話
トルコでは産出されない宝石なのに、なぜ、トルコ石の理由
トルコ石の名前から、トルコが原産地だと思っている人が多いです。
有名な話ですが、トルコ石はトルコで発見されたわけでも、産出されているわけでもありません。
なのに「トルコ」石なのかは、その昔、トルコ石はペルシャ(イラン)とエジプトのシナイ半島が大産地でした。
採掘されたトルコ石は、トルコの隊商たちがこれらから産出された大量の石を、トルコ経由でヨーロッパへ運びました。
これがトルコ石の名前の由来でもあり、トルコ産の呼び名の誤解にもなったといいます。
12月誕生石 トルコ石に関するおススメ情報
12月誕生石のトルコ石は、「成功」や「繁栄」、「旅の安全」を約束する「幸運の宝石」です。
愛する人への疑惑を解き、孤独を救うお守りとなります。
もっと色々と、トルコ石の情報を知りたい方は下記にも関連記事がありますので、ご覧いただけると嬉しいです。
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