宝石は美しくてとても魅力的です。
しかし、価値ある宝石ですが保管方法を間違えるとキズや欠けたりします。
不要になり、断捨離して「高価買取」してもらう時に思わない損をしてしまいます。
そうならないために、宝石の保管方法や日頃のお手入れ方法は大事なことです。
目次
宝石を高価買取するための基本的お手入れ&保管方法
ストップ!宝石の保管と手入れを間違えると高価買取はできません!
宝石の美しさを保つために知っておきたい基本的なお手入れと保管方法は大事なことです。
将来、宝石や貴金属を生前整理や断捨離をして、買取して換金処分する時に保管が悪いと買取に影響があります。
宝石の美しさを保つために知っておきたい基本的なお手入れ法について案外知らないことが多いと思います。
大切な宝石の輝きを永久に持続させるには、適切なケアと保管方法を覚えておくのも大事なことです。
これは宝石に限ったことではなく、美しい女性やモデルも見えないところで日頃のケアをして自分を磨いています。
宝石は、保管方法や間違った雑な取扱い等で大事な石にキズなどついてしまうと泣くに泣けない事態となります。
ここでは、宝石の簡単にできる日頃の基本的なお手入れ方法と保管方法をご紹介したいと思います。
宝石をいつまでも輝かせる基本的なお手入れの仕方とは
宝石を身に着けてお出かけすると、知らないうちに自然と皮脂や汗が付いていることがご存知でしょうか。
宝石の使用後は、シリコンクロスやセーム皮で優しく汚れを拭き取ることが大事なことです。
特にダイアモンドは油になじみやすく、放っておきますと手の油や指紋が取れにくくなり、ダイアモンドの煌きが損なわれてしまいます。
パール・真珠は、汗でも変形するといわれるほどデリケートで、食品や化粧品、洗剤、香水なども触れたままにすると、真珠層が破壊される恐れもあります。
少しずつ真珠層が破壊されたり劣化して、真珠本来のテリがくすんで色が悪くなります。
宝石・貴金属を簡単にできるクリーニング方法とは
宝石と爪、枠の間はホコリや洗剤、汚れ等が溜まりやすいので、穂先の柔らかなブラシなどで丁寧なケアが必要となります。
それでも大切な宝石や貴金属がくすんできましたら、簡単なケア方法をお知らせいたします。
簡単なケア方法
■ ①まず、洗面器にぬるま湯を入れて、中性洗剤を2、3滴たらします。
■ ②宝石を入れて軽くふり洗いして、汚れが目立つ箇所は歯ブラシで軽くこすり、洗剤で汚れを洗い流します。
■ ③蛇口の下では排水口に流す危険や、落下による破損もありますから、必ず洗面器の中で洗うことが無難です。
■ ④最後に、柔らかい布で丁寧に水分を拭き取り終了です。
(タオルは繊維の荒くないものが爪に引っ掛かりません)
ただし、上記の方法はパール・真珠やトルコ石などの宝石は水分が染みて変色の原因となりますから、ケアは専門の宝石店に依頼が良いと思います。
他の宝石も汚れがひどい時や不安な時などは、購入された宝石店に頼みますと無料でケアしてくれます。
ただ、宝石店の中でも宝石に詳しくない人は注意が必要で、石の性質を無視して超音波洗浄機に入れるスタッフも中にはおります。
超音波洗浄機の利用は、硬度の低い石や劈開性のあるエメラルドには厳禁で、ルビーやサファイアでもまれにヒビが入る場合もありますので要注意です。
超音波洗浄機の使用後は、メレーダイヤモンド(脇の小さなダイアモンド)や、中石がズレて緩む場合もありますから必ず石留の点検をしてもらって下さい。
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宝石にキズが付かない基本的な保管方法
宝石の基本的な保管方法
宝石は将来のため(断捨離後の換金処分時)にも慎重な保管が大事なことです。
宝石箱の中に宝石を管理する指定席を用意して、宝石同士がぶつかり合わないように最善の注意が大事です。
宝石の種類により硬度や性質が異なりますし、硬いように見えても実はとてもデリケートな面の宝石もあります。
例えばエメラルドは硬度は高いですが、インクルージョン(内包物)も多く、劈開性があり割れやすい性質があります。
ダイアモンドも万物では最高の硬度ですが、以外にも衝撃に弱くて割れやすい特徴があります。
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また、硬度の低いオパールなどは砂でさえも石の表面にキズが付く場合もあり、光り輝やかなくなります。
宝石のオパールは、薬品や乾燥を嫌います。
宝石はこのように保管すれば安心です!
宝石箱の中で、硬度や性質の異なる宝石同士がぶつかり合う状態は絶対に避けるべきです。
硬いダイアモンドがパールとぶつかって、パールにキズが付くというトラブルも起こる場合があります。
リング等は差し込み溝に一定間隔をあけて溝に深く差し込んで、お隣通しのリングが当たらないように保管すると良いと思います。
ネックレスやイヤリング、ブレスレット、ブローチやその他の小物は個別のケースに仕舞うのが良い方法です。
宝石箱の中のケースに、別々の宝石の種類(ピアスやイヤリング)を仕舞うなら、必ずひとつづつシリコンクロスに包むことがベストです。
100円均一ショップでも手に入りますから、ジュエリーの大きさで袋の大きさを選択すると良いかと思います。
宝石の保管に関する情報
▶ 断捨離のコツ!宝石や貴金属の保管の仕方で高価買取できる方法とは?
知っていて損しない、宝石の硬さや、じん性とは?
宝石の硬度(モールス硬度)
宝石の「硬度」は、引っかきや摩耗に対する抵抗力に対する強さを表すものです。
宝石の条件の一つで、耐久性を数値で表したのが「硬度」です。
宝石の硬さにはいろいろな定義がありますが、よく使われるのが「モールス硬度」です。
■ 10:ダイアモンド(地球上で一番硬い)
■ 9.0:コランダム(ルビー・サファイア):ダイアモンドのみでキズが付く。
■ 8.0:アレキサンドライト・キャッツアイ:やすりではキズが付かない。
■ 7.5:エメラルド・アクアマリン・ガーネット
■ 7.0:水晶・トルマリン・ヒスイ(硬玉):やすりで僅かにキズが付く。
■ 6.5:(ナイフの刃ぐらい)
■ 6.0:正長石・オパール:キズが付く。
■ 5.5:アパタイト(燐灰石、りんかいせき)・トルコ石
■ 5.0:フローライト(ホタル石)
■ 3.5:パール(真珠)・珊瑚
■ 3.0:カルサイト(方解石、ほうかいせき)
■ 2.0:石膏:爪でも僅かにキズが付く。
■ 1.0:タルク(滑石、かっせき)
宝石のじん性
宝石のじん性とは、割れや欠けに対する抵抗力を示すものです。
「硬度」だけが、宝石の耐久性を決めるものではありません。
じん性は、宝石の粘り強さ、「落としても割れない」といった、割れや欠けに対する抵抗力の事です。
■ 10:カーボナイト(工業用ダイアモンド)
■ 8.0:翡翠(ひすい)・ルビー・サファイア
■ 7.5:ダイアモンド・水晶・アクアマリン
■ 6.0:ペリトッド
■ 5.5:エメラルド
■ 5.0:トパーズ・ムーンストーン
■ 3.5:アパタイト
■ 3.0:スポージュメント・エピトード
宝石はここが弱い!取扱注意!
宝石はお化粧や香水に弱い!
宝石は、基本的にはお化粧の後に着けることが大事なことです。
宝石は、大事に取り扱い、日頃の優しい気づかいや、心遣いでいつまでも美しく輝いてくれます。
しかし、思いやりを持たないで雑に宝石を取扱いしていますと将来的に困ることが起きます。
例えば、パール(真珠)のネックレスを着けたまま、香水をふりかけてパールが変色してしまうことがあります。
宝石はこれが嫌い、汗や化粧、家事に注意!
宝石はデリケートですから、酸やアルカリを含む汗や化粧品、洗剤、水道水、果汁に弱いものもあります。
誤って使った場合には、水で洗えるものは素早く洗い、すぐに柔らかい布で拭き取って下さい。
■ 真珠(パール)・オパール・トルコ石・琥珀・ラピスラズリ・ムーンストーン・瑪瑙(めのう)など
宝石が嫌う、日光の紫外線に弱く要注意です!
何気なく着けたまま外出していまうと日光の紫外線で褐色することがありますので注意が必要です。
日光の当たる場所に長時間放置したりしないような気づかい(窓際で置いたままにする等)が大切です。
■ アメシスト・シトリン・クンツァイト・トパーズ(一部)・ターコイズ(トルコ石)・ラピスラズリ・パール(真珠)・コーラル(珊瑚)・琥珀など
宝石が嫌う、衝撃に注意!
ダイアモンドのように、地球上の中で最高の硬さがあるから衝撃に強い訳ではありません。
硬度が高くても衝撃に脆(もろ)いものや劈開(へきかい)の性質が著しいものは割れやすい性質があります。
宝石はたとえ枠で囲まれていても、強くぶつけますと爪から石に衝撃が走り、大事な宝石が欠ける場合もあります。
宝石はすべてが激しくぶつけたりしないような配慮が必要で、数百万円するダイアモンドのリングでも欠ければ買取での価値が下がります。
実際に、300万円位のエメラルドのジュエリーが衝撃で割れてしまったこともあり、買取での換金処分時で宝石の価値がなくなる場合もあります。
■ ダイアモンド・エメラルド・トパーズ・クンツァイト・ペリトッド・ゾイサイト(タンザナイト)・オパールなど
宝石が嫌う、火や高熱、乾燥に注意!
全ての宝石に当てはまり、火に近づけるとよくありません。
高熱は全ての宝石によくなく、暖房器具の近くに長時間放置しないように注意が要ります。
オパールなどは長時間の乾燥で石にヒビが入ったり、色が変わったり、最悪時は割れてしまうこともあります。
■ パール(真珠)・エメラルド・オパール・琥珀(こはく)・珊瑚(さんご)・トルコ石など
ちなみに英語では、琥珀はアンバー、珊瑚はコーラル、トルコ石はターコイズとなります。
宝石が嫌う、キズに注意!
■ エメラルド・オパール・トルコ石・真珠・べっ甲など
割れやすい宝石とは
■ エメラルド・タンザナイト・ムーンストーン・トパーズ・クンツァイト・アマゾナイト・マラカイトなど
汚れが溜まりやすい宝石とは
■ ダイアモンド・トルマリン・トルコ石・オパールなど
水などが内部に沁み込み変色しやすい宝石とは
■ トルコ石・パール(真珠)・象牙など
虫に弱い宝石とは
■ べっ甲・象牙・珊瑚(さんご)など
宝石関連情報
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