世界中で人気で、憧れのブランド宝石店はティファニーです。
かってはオードリーヘップバーンの「ティファニーで朝食を」で注目を集めた宝石店。
これが大ヒットして、一躍有名になり全世界の女性たちの憧れのブランドになりました。
宝石のタンザナイトと、宝石店のティファニーとは不思議な深い関係がありました。
目次
宝石 タンザナイトの意味
12月誕生石として人気の宝石はタンザナイトです。
宝石のタンザナイト(Tanzanite)の和名は「ゆう簾石(ゆうれんせき)」といいます。
タンザナイトは下記「宝石タンザナイトの歴史」にも書きましたが、実はティファニー社が命名したコマーシャルネームです。
鉱物名は「ゾイサイト」ですが、この名前ではタンザナイトの美しいブルーバイオレットの石は有名にならなかったと思います。
一般的に「ゾイサイト」には、ブルーやグリーンがありますが、宝石として扱いされ優遇されるのは「タンザナイト」だけです。
タンザナイトの魅力は、見る角度によって、良質のブルーサファイヤのような青色から、赤味をおびた紫色と変化する「多色性」を持っているのが特徴の石です。
一見サファイヤと似ていますが、紫をおびた濃い青色はタンザナイト独特の色です。
最近では、トルコ石(ターコイズ)やラピスラズリと同様に12月誕生石として認められてきました。
宝石 タンザナイトの一口メモ
■ 色:青色、三色性(青・紫・灰緑)
■ 誕生石:12月誕生石
■ 宝石の言葉:空想、冷静、神秘、誇り高き人
■ 石の硬度:6.0~7.0
■ 石の比重:3.30
■ 光沢:玻璃光沢
■ 12月の誕生花:ひいらぎ(花言葉:先見、用心)
宝石 タンザナイトの主な産出地
産出量が激減で、稀少価値が高まり人気急上昇の宝石
タンザナイトの産出されるのはもちろんタンザニア(メレラニ鉱山)ですが、他にはいまのところケニアにとどまります。
メラニア鉱山は1998年に、大規模な洪水のため操業を一時止めて閉山しましたので、その影響で産出量が減り、タンザナイトは価格が急騰しました。
しかし、最近はタンザナイトの流通量をコントロールする機関「タンザナイトワン」で価格を安定させて下げないように調整しています。
宝石 タンザナイトの歴史
タンザナイトの宝石としての歴史は新しく、1970年に発見されたばかりの天然石です。
宝石 タンザナイトと、宝石店ティファニーとの関係
一つの宝石と、世界の女性の憧れの宝石店との不思議なドラマはこうして生まれました。
それは、タンザナイトが産出されるのは東アフィリカのタンザニア・メレラニ鉱山のみです。
この鉱山の背後には雄大にそびえ立つ名峰キリマンジャロの山あいがあり、夕暮れ時にはロマンチックな青紫色から美しい群青色へと色変わりしました。
その空の色と似た色合いを表すことから、そこに目をつけ、アメリカのティファニー社がオシャレな宝石名をつけて販売を開始しました。
その宝石名こそ、「タンザニアの夜」を意味する「タンザナイト」でした。
オシャレな名前だと思いませんか?
これが大ヒットして、タンザナイトの石本来の美しさと、宝石店ティファニー社の宣伝力も重なり人気の色石の仲間入りとなりました。
日本では近年、和服にも似合うしっとりとしたタンザナイトの色合いは人気があります。
宝石 タンザナイトの購入時ポイント
タンザナイトは、女性の「ハート」を射止める愛の宝石です!
タンザナイトはの色合いは、パープルの強い色と、バイオレットの強い色があります。
最高品質は、ブルーサファイヤと見間違えるほどの深い「ブルーバイオレット」です。
しかし、良質のブルーバイオレットを探すには3ct(カラット)ないと難しく、もし2ct以下で、ブルーとバイオレットが美しく、深い色合いを宝石店で見つけたら、間違いなく「買い」をお奨めします。
宝石 タンザナイトの購入ポイント
■タンザナイトの色あいは、パープルよりもブルーバイオレットが稀少です。
■濃い目の色で、石の色ぬけ(色が統一していない)のないものを選ぶとよいと思います。
宝石 タンザナイトの関連情報
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■ 断捨離した12月誕生石 タンザナイトの買取・換金処分の活用法