実母から以前に譲り受けた緑色の宝石のアレキサンドライト。
宝石箱に閉まったままでしたが、今回思い切り買取に出そうと思います。
ある日、この石を夜の光の下で見ると微妙に日中と色が違うのに気がつきました。
そこで、この石をネットで調べてみるととんでもないお宝だったんです。
その石は、宝石のアレキサンドライトで高価なものでした。
目次
宝石 アレキサンドライトの有利な換金処分の仕方とは?
宝石のアレキサンドライトの買取で、換金処分を有利にするにはどうしたらよいか?
そんな、だれでも簡単に調べられる裏技や、アレキサンドライトの魅力を書いてみました。
買取業者に換金処分も良いですが、「後世に残す」のも素晴らしい選択肢の一つです。
アレキサンドライトとはどのような宝石なの?
イメージは、ロシア国旗の色合いの宝石
アレキサンドライトは、1831年、ロシア・ウラルで発見された日が当時の皇帝「アレキサンダー大王二世」の誕生日でした。
しかも宝石の色が、緑と赤の国旗と同じ色だったことからこの宝石の名前がきています。
アレキサンドライトは産出量が非常に少なく、最も希少価値が高い宝石です。
宝石 アレキサンドライトの特徴とは
アレキサンドライトは「宝石の王様」と呼ばれた美しい宝石
アレキサンドライト(Alexadrite)は、色変わりする宝石として人気があり、和名は「金緑石(きんりょくせき)」。
昼間の光の下では、5月誕生石のエメラルド のような深い緑色に美しく輝きを放ちます。
反対に、夜の蛍光灯やロウソクの灯りのもとでは、7月誕生石のルビー のような燃える赤色に色変わりして輝きます。
アレキサンドライトは、この対照的な二つの色合いが特徴で、この美しさを兼ね備えた宝石こそが「宝石の王様」といわれる意味も。
宝石 アレキサンドライトの良い石の見分け方
■ 色が昼と夜の光の下で、大きく二色にカラーチェンジすることが大前提。
■ 色のくすみや、インクルージョン(内包物)や、亀裂のない石が高価。
■ 石の緑色には青味があり、赤色には茶色味の混じりがないものが良品。
宝石 アレキサンドライトの買取で換金処分を有利にする裏技とは
■ アレキサンドライトは2色のカラーチェンが価値を左右します!
宝石・貴金属を「断捨離」や「生前整理」で今後のことを考える人には必見です。
宝石箱の中、タンスの奥や金庫内を整理しているとジュエリーがいくつかあるかと思います。
リングのサイズが合わなくてそのままになっていたり、デザインが古いと感じて使用していないままの宝飾品の数々。
実母や義母からのもらったもの、遺品整理で授かった品など、買取で換金処分すると現在の価値が知りたくありませんか?
アレキサンドライトの宝飾品と一緒に「宝石鑑別書」が取り置きしてあると一番良いのですが無い場合もあります。
また、ご自分でかなり以前に購入した品で、宝石鑑別書や付属品、記憶もあいまいな時には下記のように区分してみて下さい。
■ アレキサンドライトの買取で評価する基準とは
アレキサンドライトは「色変わり宝石」として有名な高級宝石の一種です。
これはクリソベリルの変種で、鉱物内のクロムの含有で変色効果が現れますから、色変わりがハッキリするほど価値があります。
評価基準は、昼間の自然光では「暗緑色」、夜はロウソクの光でも赤色に変わります。
それが肉眼でも鮮やかな変化が確認できる石が、買取依頼で換金処分するときにはかなり有利となります。
■ アレキサンドライトには、ヒビ割れや傷がないか確認
買取で換金処分する場合は、石に傷ついていたり、欠けていた場合は商品価値がありません。
石に傷がついていても、特別高価な石(5大宝石)の場合は「リカット」して再生でき、アレキサンドライトは可能です。
「リカット」とは、石そのものの外的な傷を研磨等して無くすことでうが、その分石、が小さくなります。
■ 売却で換金処分をする前には枠の素材が何か調べます!
買取に出す前には、使用枠の地金の素材が何なのか確かめておくとよいかと思います。
■ 金(GOLD)の場合:K24,K22,K20,K18,K14,K10,K9など
■ ホワイトゴールド(White Gold:WG)の場合:K18WG,K14WGなど
■ 白金(Platinum:PT)の場合:PT1000,PT950,PT900,PT850など
■ 銀(Silver:SV)の場合:SV1000,SV925,SV900など
ただし(K18GP,K18GFの刻印)は偽物やメッキ品で買取や換金処分の対象外となります。
地金に関する関連情報
■ 断捨離した貴金属のプラチナ・ホワイトゴールド・銀の違いとは
使用貴金属の買取金額の計算方法
リングの場合は枠の中に「刻印」がしてあり、ペンダント等は枠の裏にあります。(無いものも中にはあります。)
(例)K18 5.00 0.80 (外国製品の場合は「18K」や「750」と刻印の場合もあります)
この場合は、素材が、K18(18金イエローゴールド)、5.00は中石のカラット(重さ)、0.80は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
最近では、白く見える地金でプラチナと思っても、K18WG(18金ホワイトゴールド)や、銀のロジュームメッキも多いです。
ちなみに、1ct(カラット)は、0.2グラムとなります。
例えば、リングの総重量(石を含む)が12.0グラムですと、石の重さは(5.00ct + 0.80ct X 0.2グラム=1.16グラム)
10.0-1.16 = 8.84グラムが枠の正味の枠の重量となります。
正味の重さが解れば、おおよその地金の買取価格の目安が解ります。
■ K18(18金)の買取価格の目安
■ 当日の地金買取相場価格(純金)X枠の地金重量X0.75(K18は18/24の意味)X0.7(係数:お店で違います)
したがって、金地金買取相場価格が、5000円/gの場合の、K18枠 8.84グラムの買取価格の計算です。
5,000 x 8.84 x 0.75 x 0.7 = 23,205円となります。
■ Pt900の買取価格の目安
(古い品で、Pm900の刻印の場合もあります)
では、同じ製品でPtの場合の枠の買取価格はどうなるのか計算してみました。
(例)PT900 5.00 0.80
この場合は、素材がPT(プラチナ純度900)、5.00は中石アレキサンドライトのカラット(重さ)、0.80は、脇のメレーダイヤモンドの総カラット数(重さ)です。
■ 当日の地金買取相場 x 枠の地金重量 x 0.90(Pt900は900/1000) X 0.7(係数:お店により違います)
したがって、Pt地金買取価格が4.000円/gで、Pt900で、8.84グラムのときの買取価格の計算です。
4,000 X 8.84 X 0.90 X 0.7 = 22,276円となります。
ちなみに、Pt850(Pm850)の場合の計算方法は(850/1000=0.85)です。
石に価値がなく、スクラップとしての買取の場合は、上記の地金買取価格に枠についている脇石のメレーダイヤの合計金額となります。
業者が再販できると思えば、通常は中石のアレキサンドライ代金を査定して加えて製品価格として評価します。
■ アレキサンドライトがとても美しい時の判断方法!
アレキサンドライトに愛着があるか、無いか、将来も使用する可能性があるかを考えます。
もし、愛着がない場合は買取してもらい換金処分ですが、愛着のある品は、後世に残すことを考えられてはいかがでしょうか?
子供さん、お孫さん、お世話になった人にプレゼントすると高級宝石ですからとても喜ばれると思います。
デザインが古い場合は、もらった人が最新のデザインにリフォームして楽しむことも可能です。
その時は、現在使用の旧枠を下取り金額として加工代金の一部としても使用も可能です。
■ リングやペンダントのデザインが古いと感じる時!
その品にまったく愛着も無く、しかもデザインが古い場合は地金枠と、石を含めての換金処分も良いかと思います。
製品として再販のための「買取」できるか、「スクラップ処分」にするかは市場性を考えた買取業者の判断です。
中石が特別な美しいと思われる場合などは、アレキサンドライだけ取り置きも良いかもしれません。
どれだけ、中石に価値があっても「買取」してもらう時は残念な買取価格となりますから処分時は、慎重に業者を選定して下さい。
良心的な買取店であれば、アレキサンドライの評価、地金、メレーダイヤ(枠についてる小さなダイアモンド)と、良い買取をしてくれます。
■ 宝石の価値や、地金(金・プラチナ)の価格を調べてみたい時は下記のサイトが便利です。
⇒ 【金・プラチナ・宝石・ダイヤモンド・ブランドジュエリーの専門買取】
宝石 アレキサンドライトの意味と鉱物学
アレキサンドライトは、「色変わりする宝石」
宝石のアレキサンドライトは、「色変わりする宝石」として有名です。
昼間の自然光では「暗緑色」、夜はロウソクの光でも赤色に変わります。
これはクリソベリルという宝石の変種で、クロムの含有により二色に色変わりして変色(変色効果)します。
クリソベリルでシャトヤンシー(猫の目)効果のある宝石は、クリソベリルキャッツアイといいます。
クリソベリルキャッツアイとは、通常、キャッツアイ のことで、アレキサンドライトとは「姉妹」関係の宝石となります。
宝石 アレキサンドライトの意味
■ 誕生石:6月誕生石
■ 石言葉:高貴、情熱
■ 守護:金曜日生まれ
■ 愛:五黄土星
■ 記念日:45年目の結婚記念日(金緑婚式)
■ 6月の誕生花:野ばら(花言葉:素朴な美)
宝石 アレキサンドライトの鉱物特徴「一口メモ」
■ 主な色:緑、暗緑青、暗赤など
■ 透明度:透明
■ 結晶系:斜方晶系
■ 成分 :BeAl2O4
■ 硬度:8.5
■ 比重:3.70~3.72
■ 光沢:玻璃光沢
■ 鑑別ポイント:比重、屈折率
■ 主な産地:ブラジル、スリランカ、マダカスカル、ロシアなど
■ 類似石:コランダム、アンダリュサイト、合成石など
宝石 アレキサンドライトに関するおススメ情報
宝石 アレキサンドライトは、6月誕生石
6月誕生石では、パール(真珠)や、ムーンストーン は一般的に知る人は多いです。
しかし、アレキサンドライトが、6月の誕生石だということは知っている人が少ないと思います。
この、昼と夜の二色性の顔をもつ宝石は不思議な魅力があり、関連記事も下記にご紹介いたします。
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