宝石と呼ばれているものは実にたくさんあります。
一般的によくご存知なのは、ダイアモンドやルビー、サファイアは代表的な宝石種類です。
そろそろ、生前整理したいと思った時には、ご自分の宝石の買取の価格が気になります。
あなたのお持ちの宝石種類は、どのようなランクの宝石の価値なのでしょうか。
目次
宝石買取に影響する宝石種類と分類とは
宝石と呼ばれているものの種類とは
宝石と呼ばれているものには、約100から200種類あるといわれています。
宝石と名前が付いているものには、ダイアモンドのような5大宝石や「誕生石」「パワーストーン」などの多くの種類が存在しているのが現状です。
中には、ご自分で購入したものや、プレゼントされたもの、遺品整理等で贈与されたものと色々あると思います。
しかし、宝石という名前が付いているから全てが、資産価値や相続財産としての価値があるとは言えません。
どんな宝石の種類が、資産価値や相続財産としての買取時の評価が高いのかも気にもなります。
宝石は大きく分類しますと、「天然宝石」「合成宝石」「模造宝石」に大別され、天然宝石以外は宝石としての資産価値はありません。
天然宝石と分類
天然宝石とは、天然の鉱物として産出される原石を、宝石となるように研磨したもので、高級、中級、並級に区分されます。
なを、高級天然宝石は鉱物的にも優れ、供給も少なく価格的に高価なもので、当然ですが資産価値や相続財産になります。
中級宝石はこれに次ぎ、並級宝石は一般的な鉱物に近く、供給も多く、価格的や価値的にも安価なものです。
天然宝石の分類
以前は、天然宝石を「貴石」「半貴石」「飾り石(鑑賞石)」などの区分法をしてきました。
しかし、貴石、半貴石の分離は、元来不明瞭や不自然なもので、物理的な硬度の相違、外観上からの判別です。
その石が美しいからとか、価値、流行の度合い、用途、希少性の総合で決められた曖昧な分類です。
この宝石の分類方法は過去のものであると世界的なエキスパートたちが云っています。
例えば、宝石学や鉱物学の権威であります、エドワード・ストリーター、ロバート・シプリ、ロバート・ウエブスター等です。
なを、飾り石(鑑賞石)という呼び方も、実際からかけ離れている気がするので、並級宝石としたわけです。
宝石の種類と分類
宝石の種類を「高級宝石」「中級宝石」「並級宝石」と分類してみました。
そうすることで、生前整理で不要になり、業者に買取してもらう時にはご自分の宝石の種類と価値が理解できると思います。
高級宝石の一覧
■ ダイアモンド・エメラルド・ひすい・ルビー・サファイア・スタールビー
■ スターサファイア・キャッツアイ・メキシコオパール・ブラックオパール
■ パライバトルマリン・アレキサンドライト・タンザナイト・大粒で良質なパール(真珠)など
中級宝石の一覧
■オーストラリアオパール・ガーネット・アメシスト・トルコ石・トパーズ
■珊瑚(さんご)・ムーンストーン・シトリン・スピネル・ペリトッドなど
並級宝石の一覧
■マラカイト(孔雀石)・タイガーアイ(虎眼石)・ヘマタイト・ブラックトルマリン
■サードオニキス・カルセドニー・瑪瑙(めのう)など
合成宝石
合成宝石とは「再結晶宝石」のことです。
合成宝石とは科学者が天然の宝石を分析して、人工的に造り上げた「再結晶宝石」です。
鉱物の粉末、主としてアルミナ(アルミニュウムに高熱を加えて残ったもの)に超高熱を加えて溶融します。
それらを冷え固めますと無色の結晶鉱物となり、それに各種の元素などを加えると、ルビー、サファイア等々になります。
天然と合成宝石の見分け方
天然宝石と合成宝石とは一見では見分けがつき難いとはいえ、合成宝石が代用品であることは事実です。
外国のセレブやタレントは高級宝石と同じタイプを作成して盗難防止として普段それを使用している場合もあります。
合成宝石とプライド
有名人やセレブのプライドとして、天然宝石でなければ、最高のものを着けなければならないというプライドも宝石の魅力です。
天然宝石の持つ、希少性、デリケートな持ち味、気品はまったく素晴らしく、本物ゆえの煌めきがあります。
極めて両者の価格差は大きく違い、アクセサー感覚であれば合成宝石でも楽しむこともできます。
しかし、資産価値や相続財産としての価値は、合成宝石にはほとんどありませんので購入時には注意が要ります。
模造宝石
模造宝石とは、ガラス製品です!
模造宝石は低い鉛ガラスに着色し裏側に錫(すず)をあてて鏡状にしたガラス製品です。
オーストラリア観光で、お土産店等でブラックオパールなどで、ダブレットやトリプレットの模造宝石があります。
香港や、中国ではプラスチック製品で緑色に着色した「ヒスイもどき」が安価で販売されています。
宝石は、価値と価格は比例していて、高価なものは高く、安価なものは安く買えますが価値はありません。
時計、宝石・貴金属店、宝飾店ではこのような安物は実際には取り扱いはしていません。