最近断捨離して、宝石や貴金属を整理整頓する人が増えています。
人から譲り受けた宝石は、本物か偽物かは区別がしにくいものです。
金色のネックレスの場合は、すべて本物に見えてしまいます。
そんな時に、簡単に宝石の本物か偽物かの見分けが付く方法があれば便利です。
目次
断捨離で見つけた宝石は本物なの偽物なの?
先日、このような相談がありました。
家の中を断捨離していたら、亡くなった母の遺品の中から色々な指輪やネックレスがありました。
これからも使用することがないので、本物なら買取してもらいお金に換えて旅行に行く資金の足しにしたいと思います。
またある人は、引っ越しの荷造りをしていた時に、昔、祖母から譲り受けたアクセサリーを見つけました。
譲り受けた時は、かなり昔なので記憶も曖昧で、とりあえず保管していたそうです。
これらの品を「本物」か、「偽物」なのかを簡単に見分ける方法があるのでしょうか?
最近は、金の買取価格が高騰していますので、思わず出てきた宝石を買取して欲しいと思う人が増えています。
宝石の本物か偽物かを見分ける簡単な方法
刻印があるか無いかで「本物」か「偽物」が見分けがつきます!
宝石の本物か、偽物かを見分ける前に使用している加工枠の素材を確かめます。
チェーン(ネックレス)の留め金具(プレート)の地金の裏側に刻印があるかどうかを見ます。
本物の金(貴金属)であれば、K24・K18・K14・K10・K9と刻印があります。
白い地金(貴金属)の場合は、Pt900・Pt850・K18WG・K14WGと刻印があります。
これらの刻印があれば、ほぼ本物の貴金属で、さらには0.5とか、0.3などの石目の刻印があれば9割の確率で本物の宝石です。
だだ、偽物の金色のアクセサリーのネックレスの本体に、まれにK18などの本物のプレートが付いている時もあり注意が要ります。
本職なら見ただけで経験上、持った時の感覚である程度は見分けてしまいますから安心です。
留め金具(プレート)に、K18GPとか、K18GFとあれば金メッキ品で偽物です。
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宝石が色石の場合で、本物か偽物の見分け方
石付きのネックレス、正確にはペンダント・ネックレスとなり、ペンダントの方の枠に本物なら刻印があります。
多くのネックレスは工場で大量生産されたもので、本体のチェーンの部分に「留め金具(プレート)」と「引き輪」を取り付けて製品になります。
なので、留め金具を見ればネックレスの本物・偽物は上記で説明した刻印で判断が可能となります。
問題は、ペンダント部分に付いている宝石、もしくは宝石らしいものを見分ける簡単な方法です。
宝石種類を本物か偽物かを調べるには「宝石鑑別書」が付いていると一番安心できます。
「宝石鑑別書」がなく、刻印が、Silverとか、SV925の場合は比較的に安い宝石種類をセットしていて本物の可能性が高いです。
多くのメンズ用のカウスセットでは、このように宝石の枠にはSV925を多く使用していますが、買取では安い価格となります。
殆どは、石(宝石)の価格は評価されずにSilver(銀)の当日の銀の買取価格で計算されます。
ただ、銀の買取価格は、純金の買取価格が1グラム当たり5,500円でも、純銀は64円位で、とても安いです。
見た感じ、エメラルド(緑色)、ルビー(赤色)のような高級宝石は基本的には銀の枠に乗せないので偽物の可能性が大きいです。
本物の宝石をペンダントに加工する場合には、台座(枠)に、Pt900 E0.50、D0.30のような刻印を入れます。
Pt900は、使用貴金属の純度(900/1000)、E0.50はエメラルドの頭文字と0.50は、石の重さとなり、D0.30は、使用ダイヤモンドのカラット数です。
枠がSilverで、本物らしく見える宝石が付いている場合は中級宝石の場合もあり、脇に付いている石はダイヤモンドではなく、ジルコニアの場合が多いです。
枠に刻印のない場合は、おそらく偽物の場合が多いです。