カメオには、誕生石の日があるのはご存知でしょうか?
ジュエリー好きな人は、カメオのブローチなどをお持ちだと思います。
カメオの種類には、ストーンカメオと、シェルカメオがあります。
最近、金が高くなったので、カメオを断捨離して買取に出す人も多いですね。
カメオを買取に出す前に、良し悪しや偽物の見分け方をお知らせします。
目次
カメオの誕生石は何月の宝石
カメオの誕生石の意味
カメオとは、宝石などの凸型に浮き彫りの彫刻を施したもので、古代ギリシャの装飾技法の一つです。
宝石や天然石の多くは、1月生まれの「ガーネット」から始まり、12月の「ラピスラズリ」までの誕生石があります。
それとは別に、365日の生まれた日による「365日の誕生石」もあり、「365日の誕生花」もご紹介されています。
カメオは、「4月22日」の誕生石になりますが、ちなみに4月の誕生石は「ダイアモンド」になります。
4月22日生まれのカメオの宝石言葉には、「愛の誓い」・「愛情のしるし」・「恋の告白」という意味合いが込められています。
カメオには、宝石を素材にしたものと、貝を素材に作成されたモノがあります。
縞瑪瑙(しまめのう)や、貝殻の素材の色の違う層に人物、風景、動物などを凸型に浮き彫りに施すのが一般的のカメオになります。
カメオの歴史は古く、紀元前4世紀頃からアクセサリーなどとして利用されていて、とても気品に溢れています。
カメオのモチーフには、女性の横顔が最も多いのですが、写真のない時代ですから、婚約や結婚の証に、恋人のレリーフを彫りプレゼントしたそうです。
カメオにもパワーストーン効果があり、「健康」・「長寿」・「富」・「幸せ」などを運んでくる縁起の良い品と言われています。
ただ、断捨離して買取に出す場合にはきちんと浄化してから買取に出しましょう。
カメオの浄化の仕方は、月夜に照らす・お香による浄化・水晶のクラスター等があります。
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カメオの買取の相場とは
カメオの買取の相場と現状
カメオを買取に出す場合には注意が要ります。
カメオには、本物の場合は良いのですが、偽物も多く出回っていて、当然ですが偽物は買取してもらえません。
買取してもらう時には、知識の豊富な鑑定士のいるお店で評価してもらう必要があります。
一般的なカメオは、アンティーク物から、シェルカメオ、ストーンカメオなどのラグジュアリーな宝石種類があります。
カメオが人気の作家ものか、そうでない無名のモノかにより評価や買取価格が違ってきます。
無名のカメオなどの場合には、使用されている枠(K18やK18WG)などの重さが当日の地金の買取相場で計算されます。
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カメオの買取評価
「シェルカメオ」は、貝に彫刻をしたモノで、一般的にとても買取では多いです。
宝石(瑪瑙の種類:サードオニキス・カルセドニー)などの石に彫刻を施されているのが「ストーンカメオ」と呼ばれます。
カメオの評価では、貝や宝石の価値と言うよりは、作家の作品かどうかで正直なところ、価値や買取価格が決められます。
人気の作家では、「レイモンドカリファーノ」、「マストロ・アニェロ・ぺルニーチェ」、「アントニオ・クリスピーノ」などが人気の品です。
個人的に、ストーンカメオの作家では「ゲルハルド・シュミット」の風景画の作品が好きです。
注意しなければいけない事は、有名な作家さんの作品でも、ご自分やプレゼントした人の記念日やイニシャルの入れたものは評価されません。
カメオのブローチには、シェルや瑪瑙(めのう)、トルコ石、珊瑚(さんご)などが多くあります。
無名のカメオでも、素材としての評価で買取も可能ですから、下記で「宅配買取」してもらい、見積もりをしてもらうと楽です。
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カメオ(ストーン・シェル)の良し悪しの見分け方
ストーンカメオの見分け方
ストーンカメオは、「ストーン=石(宝石・天然石)」を利用して彫られたものの総称になります。
瑪瑙の種類(カルセドニー・カーネリアン・オニキス)や、アメシスト・水晶・トルコ石などが一般的の種類です。
カメオの素材で、黒いメノウは光を通さない「オニキス」、光を透かして見ると茶色や赤っぽく見えるのは「カーネリアン」です。
作家もの、そうでないカメオでも、人物、動物、風景などをルーペで念密に浮き彫りの部分をチェックします。
カメオで彫られている女性の顔や、髪の毛、花、冠の飾り、後ろの風景などを調べて見ます。
そうすると、多くあるのは、顔の破損、ひび割れ、鼻の先端の欠けている場合がありますが、これらはブローチに多く、着けていて外す時の落下によるものです。
ストーンカメオの小さな欠けは削り直して修復できるので、買取店では評価は下がっても有名な作家の場合は買取はしてくれます。
ただ、ストーンカメオで全体的に大きなひび割れが入っているモノは、買取は出来ません。(地金の枠代での買取)
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シェルカメオの見分け方
ストーンカメオの場合は宝石の素材が多く、瑪瑙(めのう)の場合は、石の硬度は「7.0」あり硬いのでほとんど摩耗しません。
ただ、ブローチの場合には落下による割れや欠けが生じ、指輪の場合も同じです。
シェルカメオの場合には、貝自体の素材は年月を要したモノを使いますから、摩耗をしている事も少ないと言われています。
カメオでは、摩耗の度合いも価値を決める時に重要な判断とされるので、肉眼で全体を眺めて見ます。
ストーンカメオの時と同じで、人物像、動物、風景画などに欠けや割れがないか、摩耗していないかを調べます。
中には、「アンティークカメオ」がある場合もあり、アンティークカメオの場合は美術品の扱いで数十万から数千万円の値が付くのも珍しくありません。
このように、シェルカメオの買取の場合も、材料の価値はありませんので、アンティークもの、作家ものか、そうでないかで評価され買取されます。
カメオを断捨離して、買取してもらう時には慎重に買取店を選びましょう。
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カメオの偽物の見分け方
カメオの偽物や模造品
カメオは、「歩く美術品」と言われるほどの芸術品で、特に作家ものなどは有名な芸術品をブローチとして楽しめます。
カメオの素材には2層以上の層を持つ宝石や貝が使用されていますので、その特徴を利用して偽物や模造品が多く出回っています。
ストーンカメオで多い偽物は、オニキスの素材に、オパールなどの人物画を張り合わせた「ダブレット」です。
シェルカメオの模造品で多いのは、アクリル樹脂を成型したカメオ風に仕上げたもので、色々なカラフルなカラーが特徴です。
中には、アクリル樹脂を上手く本物のシェルカメオ風にアレンジした「アクリルカメオ」で、18金や18金WG(ホワイトゴールド)の枠で加工されたブローチもあります。
天然素材に浮き彫りを施すカメオとは違い、本物から型を取るので同一の図柄を大量生産するのも可能となります。
金属を成型してカメオ風に仕上げた「メタルカメオ」や、カメオに彫った人物などのデザインに、ダイアモンドやルビーなどの宝石をはめ込む「カメオアビレ」などがあります。
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