アンモライトと、アンモナイトは良く似ていますが違うものです。

そこで、何が違うのか調べて見ました。

アンモライトやアンモナイトの違いや意味も理解できました。

宝石のアンモライトには、信じられないパワーストーン効果もあります。

 

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【宝石種類】アンモライトとアンモナイトの違いとは

アンモライトとアンモナイトの違いとは

アンモライトと、アンモナイトは、「ラ」と「ナ」の違いですが、意味はどうなのでしょうか。

簡単に違いを説明しますと、「生物」「化石」の違いで、、宝石として現代に蘇った美しいものになったものです。

アンモナイトは、約2億7500万年から6500万年前に生息していた古代生物の事で、教科書などでも紹介されています。

そして、アンモライトとは、その古代生物のアンモナイトの化石が数千年以上経ってから、表面に鉱物のアラゴナイトが付着して遊色効果を発している宝石になったものです。

よくアンモライトは、アンモナイトのオパール化という表現を使われているページもありますが、そちらの表現は間違っています。

正確には、10月誕生石のオパールのような「遊色効果化」になります。

遊色効果とは、見る角度や光の当たり具合で、赤や緑、青などの断片がチラチラとモザイク模様に浮かび上がり、このように様々な色の光が散りばめられていう現象の事です。

アンモライトの宝石としての魅力は、どれもが世界でたったひとつだけの色と模様になります。

アンモナイトの意味

アンモナイトは、古生代シルル期末期(またはデボン紀中期)から中生代白亜紀末までのおよそ3億5000年前後の間に生息した生物です。

世界各地の海洋に広く分布し繁栄していたと言われています。

頭足類の分類群の一つと言われて、すべての種類が平らな巻き貝の形をした殻からイカ?タコ?のような姿を見せているのは特徴です。

アンモライトの意味

アンモライト(ammolite)は、アンモナイト(上記説明)の化石の内、遊色効果を持った結晶質に置き換わった生物起源の美しい宝石として価値のあるものです。

主に、アメリカ合衆国とカナダのロッキー山脈の東斜面からのみ産出します。

1981年に世界宝石連盟は、アンモライトを公式に宝石として認定した事から急激に日本をはじめ世界中で人気がでました。

そして、アンモライトは2004年には、アルバーター州の正式な宝石として定められました。

また、アンモライトはアーポアク(aapoak)とも呼ばれ、カイナー族の言葉で「小さな這いずる石」や、宝石アンモナイト、カルセンティン、コーライトとしても知られています。

コーライトは、最初で最大のアンモライト生産している宝石会社で、アルバーターを拠点とする採鉱会社コーライト社による商標です。

 

アンモライトの宝石としての価値

宝石アンモライトの品質と価値

宝石アンモライトの品質基準はどのようにして等級されているのでしょうか。

実は、品質基準は最高級品質「AA」・「A+」・「A」・「A-」の順で等級されています。

ただこの等級はダイアモンドや真珠の品質のような標準化されていないため、売り手によっては独自の等級が使用されています。

宝石としてのアンモライトの価値は下記のような基準で決められています。

宝石アンモライトの品質の良いものとは?

アンモライトには多くの色が見られるのが特徴で、自然界の全てのスペクトル色で虹のような美しい色合いに渡っています。

赤色と緑色、青色と紫色、深紅色や菫色、金色のような色彩も原色の配合によりある程度見られますが、色はどれも個性的で独自性です。

最高級の色は、ブラックオパールを連想すれば分かりますが、3つ以上の原色がほぼ含まれるものです。

または、1つか2つは明るい夕焼けを連想させる色を持つもので、最低の等級は比較的色のバランスが悪いぼやけた感じが全体を占めているものとなります。

アンモライトの模造品

アンモライトはアンモナイトの化石が宝石になったものですから、模造するのは容易ではなく、めったに行われません。

しかし、宝石にあまり詳しくない人には見分けが付かない程度は似ている天然石も存在しています。

それは、ラブラドライトで、遊色効果のあるカナダ産の長石、Broad-Flashの黒オパールが似通っています。

ラブラドライトは、カナダのラブラド半島で発見された斜長石の一種で、曹灰長石と呼ばれる天然石です。

一定の方向に色の付いた美しい閃光を放つ性格の石もあり、フインランド産のラブラドライトは、別名スペクトロライトとも呼ばれています。

しかし、どちらも宝石の熟練者が見れば完全にアンモライトの模造品としてはすぐに分かり、納得させるだけの代用品とは思えません。

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ジュエリーとしてのアンモライト

宝石の種類は多いですが他の宝石と比べると、アンモライトのジュエリーとしての使用は歴史が浅いです。

1969年に市場参入して以降、1970年代になるまで西洋では注目を集めていませんでした。

1990年代の後半に風水がアンモライトをパワーのある石として取り上げ始めた事で、急激にジュエリーとして人気がでました。

アンモライトをジュエリーとして利用する場合には、通常自由形のカボッションカットとして、金を台座として、メレーダイアモンドを使用して高級感を出します。

デリケートな宝石のため、ペンダント、イヤリング、およびブローチとして用いる事が多いです。

指輪としてデザインする場合には、小さなサイズの美しい石を、外部からの衝撃を保護するための対策が必要となります。

また、アンモライトを洗う時には、穏やかな石鹸水とぬるま湯以外は使用をして、超音波洗浄機は避けなければなりません。

日本では、アンモライトは最大の市場で、一度この宝石を見た人は美しい輝きの虜になります。

当店でも「アンモライト特別展示会」を開催した時には、多くの人が珍らしさとブラックオパールとまた違う魅力があると好感を持っていただきました。

 

アンモライトのパワストーン効果

アンモライトのパワーストーン効果は凄いんです!

アンモライトは風水で言うエネルギーである「気」の流れを高め、マイナスエネルギーをプラスに変えるパワーストーン効果があります。

幸福と解毒作用を強めるとされた「Seven Color Prosperity Stone」翻訳しますと「七色の繁栄の石」と命名されています。

占い師や風水実践者は、それぞれの色が見に着けた人に「人生に希望をもたらす幸運の石」として良い効果をもたらすと信じていました。

最も人気でパワーストーン効果のある色は、ルビー(赤色)・エメラルド(緑色)・琥珀(黄色)のコンビネーションです。

これらの混ざり合った色は、「成長」・「知性」・「財産」を高めるパワーストーン効果があると言われています。

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