今回、宝石箱の中の宝石類を断捨離しました。
宝石と呼ばれる種類は、鉱物全体で数百種類と多くあります。
しかし、多くの宝石の中でも相続財産として考えられるものは限定されます。
今回、どのような宝石種類が資産価値や、相続財産としての価値があるのか考えてみました。
将来性や代表的で、身近にある価値のある宝石種類を色別に分類してみました。
宝石の色別にみる価値と分類
宝石の大きな魅力とは
宝石は、相続財産としても小さくても高価で、しかも、どこでも持ち運びができる便利な財産です。
相続財産としての不動産や土地は価値があっても持ち運びができず不便な面もあり、急なお金がいる時にすぐに換金できません。
お金に変える時には、それなりの手続きが必要となり時間もかかり面倒な面もあります。
その点、宝石は相続財産として、すぐに換金可能で現金に換えることができて、一点で小さいものでも数百万から数億円でも持ち運びが可能で保管も便利です。
宝石の分類と区分
宝石は、天然宝石・合成宝石・模造宝石と大きく三種類に分類できます。
■ 天然宝石:天然の鉱物として産出される原石を、宝石に研磨したもので、高級、中級、並級と区分されます。
■ 合成宝石:科学者が天然の宝石を分類して人工的に造り上げたもの(再結晶宝石)で、一見では見分けが付きにくいです。
■ 模造宝石:硬度の低い鉛ガラスに着色し裏側に錫(すず)をあてて鏡状にしたガラス製品です。
また、天然宝石は、「高級宝石」「中級宝石」「並級宝石」と分類されています。
その中で、多くの宝石種類で相続財産となることの出来る「高級宝石」や「中級宝石」を色別でご紹介いたします。
宝石の色別にみる最大の魅力とは
同じ色の宝石でも、色や表情が微妙に違います
宝石は白い透明なダイアモンドだけではありません。
真っ赤な色のルビー、深い緑色のエメラルド、鮮やかなネオンブルーのパライバトルマリンなどカラフルな魅力があります。
例えば、同じ青色でも「サファイア」と「アクアマリン」は違う青色でそれぞれが独自の色合いです。
また、緑色でも「エメラルド」と「ペリトッド」は色の濃い薄いがあってもまったく違う個性をもっています。
宝石の魅力は身に着けて楽しめるもので、ファッションや好みに合わせて自由に選ぶことが出来るのです。
さらに宝石の魅力は、どれだけ着けて楽しんだ後でも、生前整理をした時には相続財産で贈与したり、買い取りで資金作りにも役立ちます。
青色系の宝石
■宝石 サファイア(9月誕生石)
深いブルーが魅力なサファイアは、身に着けると真実を語る人になると信じられてきました。
古代から、聖職者にも崇拝されたり愛好され、「神に近い宝石」と慕われてきました。
■宝石 パライバトルマリン(10月誕生石)
言葉では表すことの出来ないような魅力的なあざやかなブルーが特徴の宝石ではパライバトルマリンがあります。
パライバトルマリンの「青色」は、人間の想像を超えた自然界で造り出された芸術品かもしれません。
■アクアマリン(3月誕生石)
地中海の海にも思える美しい澄んだ色のアクアマリンはとても魅力的な宝石です。
ラテン語でアクア(水)と、マリン(海)の海水から名付けられました。
限りなく透明な淡い水色の輝きは見る人を魅了します。
■宝石 アメシスト(2月誕生石)
アメシストは、日本名で「紫水晶」として古くから親しまれている人気石です。
気高い色と、高貴な色をした宝石として、宗教的な儀式にも欠かせずに愛されてきた宝石です。
■宝石 タンザナイト(12月誕生石)
タンザナイトは、タンザニアにそびえる名峰キリマンジャロの夕暮れの色に例えられたロマンティックな宝石。
ニューヨーク宝石店・ティファニーとも関係が深く、その幻想的な濃い青紫色は、見る角度で色が変わる多色性が魅力です。
■宝石 ターコイズ・トルコ石(12月誕生石)
ターコイズは、和名でトルコ石といわれ、独特なブルーは、華やかでエキゾチックな色合いが特徴の宝石です。
光沢のある不透明な色のトルコ石は、古代より愛され続けられた来ました。
白色系の宝石
■宝石 ダイアモンド(4月誕生石)
目がくらむような煌めきを放つダイアモンドは、その美しい輝きで見る人の心をとらえてしまいます。
無色透明だけではなく、様々な色合いを帯びたファンシーカラーも魅力の宝石の王様です。
■宝石 パール・真珠(6月誕生石)
日本人に古くから馴染みのある「パール(真珠)」は本当は鉱物ではなく、海の神からの贈り物です。
見る人を優しく包み込むような温かい思いやりと気品にあふれた魅力的な宝石です。
赤色系の宝石
■宝石 ルビー(7月誕生石)
ルビーの赤は情熱的で元気が出る官能的な宝石です。
古代ギリシャ人は「燃える石炭」と表現し、ルビーはたくさんの宝石の中でも強烈な個性で人々を魅了しています。
■ガーネット(1月誕生石)
ガーネットの語源はラテン語の「種子」から由来しています。
産出される状態が「柘榴(ざくろ)」の実に似ているので、日本名は「柘榴石(ざくろいし)」といいます。
■宝石 スピネル
赤いスピネルは、ルビーとそっくりな赤色の美しい宝石です。
歴史の中でもルビーと間違えられ誤解されたほどの美しスピネルは、最近ようやく独自の評価を受けています。
■宝石 トパーズ(11月誕生石)
トパーズの中でも「インペリアル(皇帝)」の称号をもつ気品のあるまばゆい輝きは魅力的です。
素晴らしいインペリアルトパーズは、ダイアモンドにも負けないともいわれています。
緑色系の宝石
■宝石 エメラルド(5月誕生石)
世界三大美女と謳われた、絶世の美女の「クレオパトラ」がこよなく愛した宝石がエメラルドでした。
エメラルド好きなクレオパトラは自分のエメラルド鉱山を主有していたと文献に残っています。
深くて濃い正真正銘の「緑色」は、その鮮やかな輝きで紀元前から人々を魅了し続けて現在に至ります。
■宝石 ジェイド・翡翠(5月誕生石)
宝石のひすい(翡翠)の訓読みは「かわせみ」で、水辺にすむ小さな鳥の美しい青緑の羽の色を映した宝石ともいわれます。
とろりとした表面の艶やかな美しいテリは、日本をはじめ東洋の女性を虜にした幻想的な宝石です。
■宝石 トルマリン(10月誕生石)
トルマリンはカラーバリエーションが豊富な宝石です。
また特徴としては、加熱したり摩擦すると結晶の両端に「+」と「-」の電気を帯びます。
このことからも、和名は「電気石(でんきせき)」とよばれています。
■宝石 アレキサンドライト(6月誕生石)
宝石のアレキサンドライトは、日中と夜の灯りで色が変色する二色性をもつ不思議な魅力があります。
日の光の下ではエメラルドグリーンに輝き、夜の白熱灯の下ではルビーレッドに美しく輝きます。
このように2色に変化する、カラーマジックを披露する宝石は珍しく、希少性もとんでもなく高いのです。
■宝石 ペリトッド(8月誕生石)
ペリトッドの緑色は独特のオリーブオイルを思い起こすようなオリーブグリーンが魅力な宝石です。
古代のエジプト王も愛した程の「太陽の宝石」でした。
黄色系の宝石
■宝石 キャッツアイ
宝石のキャッツアイは、石の中央に一条の光を放つ「猫の目」のような印象が特徴です。
小悪魔的なミステリアスな石の表情が愛らしくて、猫好きや、宝石好きの愛好家の心を射抜きます。
■宝石 イエローサファイア(9月誕生石)
カラーバリエーションが豊富なサファイアの中でも、唯一「金運」「財運」アップ効果があるといわれる宝石です。
太陽のように明るい黄色や黄金色が独特のこのイエローサファイアは人気が急上昇しています。
■宝石 シトリン(11月誕生石)
シトリンは、フランス語で「Citron(レモン)」を語源にしています。
みずみずしい柑橘(かんきつ)」を思い浮かべる、透明感と爽やかにあふれた明るいイエロー色が魅力な宝石です。
あなたの心を和ませてくれるような親しみさがあり、日本人に古くから愛されています。
混色系の宝石
■宝石 ブラックオパール
黒いキャンバスに鮮やかな絵を描いたような表情が美しいオパールの中でも別格な宝石がブラックオパールで遊色が魅力。
赤色、青色、緑色の絵の具を散りばめたような鮮やかな色彩を映し出すモザイク画のような表情が人気の秘密です。
人気と希少価値が圧倒的な存在なのがブラックオパールです。